いれがわと

漢字で書くと「入れ川戸」となります。

上の写真は屋敷の中から撮影した様子で、外から撮った様子はこうなっています。



東近江市の五個荘（ごかしょう）金堂地区にある近江商人屋敷で見つけました。

このまちは名高い近江商人のふるさとであり、広大な敷地のまわりには水路がめぐらされており、水路が家の中に引き込まれた設備がこの川戸です。

野菜や食器の洗いものをする場所で食後の食器をそのまま置いておけば、水路を泳ぐ鯉などの淡水魚が米つぶひとつ残さずきれいにしてくれたそうです。

究極のエコ食洗機ですね。

近江商人屋敷は店舗を持たず妻子が暮らす本宅があり、主人は他国で商売に専念し盆や暮れだけふるさとに帰って来たようです。生活の内容は質素、倹約を旨とし本宅の造りも質素、堅実なものとなっていますが、手入れの行き届いた広大な庭園や茶室は生活の文化的な高さがうかがえました。









農地の広がる湖東平野の夕暮れ。


ご訪問いただきありがとうございます。ブログランキングに参加中です。もしよろしければお帰りの際にパコンと投票ボタンをクリックしてご投票をお願いいたします。