蓮池薫さんの『半島へ ふたたび』を
アマゾン、文庫本で買ったら中古でした💦
まだ読み始めたばかりなので
感想はありませんが
拉致被害者に興味がありました
とりわけ蓮池薫さんに
拉致された当時優秀な学生だった蓮池さん
北朝鮮でその人生の最も良い時期を
無駄に過ごすしかなかった
悔しかっただろうなと
そんな思いを抱えつつ
読み始めています
おぞましい思い出の韓半島の大地
北と南の差はあっても・・・
飛行機の窓から眺めた韓国
「眼科に広がる山野。
黒みがかった森と赤みがかった茶色の田野。
そうだ。かの地の色だ。
僕たちが二十四年間、すべての自由を束縛されていた、
かの土地の色だった。
(中略)
三十年前、拉致されて、
初めてこれと同じ色の山野を
見たときのことが脳裏に浮かぶ。
恐怖と絶望の色だった。」
同じ大地の色の韓半島
一瞬おぞましい記憶を呼び起こされても
韓国への旅は興味深かったようです
イムジン河
高宗漢 作曲
朴世永 作詞
蓮池薫 訳
イムジン河の清らかな水
とうとうと流れゆく
鳥の群れは自由に飛び交い
渡っていくけれど
わが故郷 南の地は
行きたくても行けないところ
イムジン河よ
その恨(ハン)を乗せ
流れてゆくのか
鳥になって自由に南に飛んでいきたい
この歌は、僕に鳥の帰巣本能にも似た郷愁の思いを呼び起こさせたのだ。
* * * * *
蓮池さんが北朝鮮で
好きで聞いていた歌手の
キム・ヨンジャさんの「イムジン河」
(1)
臨津江(リムジンガン)の清き水は流れ流れて下り
水鳥たちは自由に
行き来して飛び交うが
わが故郷は南の地
行きたくても行けないので
臨津江の流れよ
恨みをのせて流れるか
(2)
川の向こうの葦原では
オオヨシキリ《鳥の名》だけが悲しく鳴き
やせた野原では
草の根を掘っているが
共同農場の穂が
波の上に踊るので
臨津江の流れを
分けることはできまい
韓国では(2)番の歌詞を
(2)臨津江の空高く
虹のかかる日
昔の友が野原で
私の名前を呼ぶとき
私の心、故郷の姿が
思い出の中に消えても
臨津江の流れを
分けることはできまい
蓮池さんは北朝鮮で
この歌を聞き
自らもギターを奏で
よく歌っていたようです
日本に帰る日を夢みながら…
帰国が実現するなんて分からなかったのに
それだけに望郷の念は強かったんでしょうね
『半島へ、ふたたび』まだ序の口ですが
蓮池さん韓国の旅 楽しんでいます
※ 『半島へ、ふたたび』は帰国して5年後くらいに書かれたもののようです