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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
むかむかっ。
辛抱! 辛抱!
[千手観音はん、初めまして]
[オッさん、いらっしゃいませ]
ムムッ。
さすがに、ヤルー!
オレをオッさん呼ばわりして!
すべて、お見通しだ。
さては、私たちの通信、盗み見していたのだな。
プライバシーの侵害もいいところだ。
シス・オペも簡単に引き受けてくれた。
その時、一瞬、ワープロを何台用意しなければならないのかと、
立ちくらみがしたが、
センティの指自体がキーボードとして使えるらしい。
さすがは科学者、助かった。
手の貸し出しも、あっけないほど簡単だった。
両手1セット、4年リースで、リース料率はお近づきの
特別サービス、1・03%。
基本価格は10万円、貸し出し期間中の機能アップには、
随時応じると言う。
商売慣れしている。
メーカーも、リース会社も兼ねている。
もしかして、あの足りない46本分は、
センティの奴、どこかにリース中ではないのか!
私は、2セット借りることにした。
ジョジィの分とサヤカの分だ。
サヤカの分は急に思いついたことだ。
月々1,030円 X 2 = 2,060円になるのだが、まあ、
彼らが便利になるのだから何とかしてやろう。
つづく