周到に準備されたものか?それとも無邪気な意図か?
虚空に光の尾が長く光り 消えた
意識の変容に怯えながらも疼く心筋
朧な視野がもどかしい
終日天井しか見えない終末期を凌ぎながらも夢を見る
日々燃えつくす焔の残滓
確かなものを探し続けてきたものの 今は病み疲れている
老いた月もやがて間違いなく死ぬ
跋扈する邪悪な恣意
苛立つ痩せ馬
語り部の隠した血縁
不機嫌な果実達はみな不寛容を隠さない
子でもない 孫でもない若者の勝利に涙腺が緩む不思議
地味で、脆くて、粗野でない一礼の美
見ぬ法楽 聴かぬ法楽に潜む哀歓
確かなものって何だろう
そして、目に入る試合終了の一礼。
喜びは、いつも手元にあるのだと感じました。