目を閉じて 聴いて居ます
軽くあしらわれてしまった訃報
砕け散る遺恨の世紀
時の散財を惜しんではみたものの
乳香に包まれた陋屋の火は いまさら灯せはしない
解けない呪詛 縛られた過去
祈祷書に誓った非力な公人が哭いている
奇数と偶数のカーナンバーが欲しい。
此処で生きるのは嫌。 だから扉を開かないで
罪深い信仰心 至純なる魂よ
朽ちた土壁が辛うじて神殿の在処を告げている
海岸浸食が白砂を拡げ
防風林を透かして朱い太陽が上がってきた
全てを失った地の果ての痕跡
なんという美しさ。
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