日本人なら気になるこの季節。お花見です、お花見。多分平均的日本人より花見が好きなPOINTDPOですので、仕事より花見!スケジュールは花見優先!という強引さ。会社を休んで、友人たちと昼間からお寺の鐘突き堂で宴会なのだ。
花見の桜は普通ソメイヨシノでありますが、これは園芸品種のひとつ、桜はほかにもいろいろ種類があります。でもなぜソメイヨシノばっかり全国に広まったのか?ソメイヨシノを広める運動でもあったのか?そう、葉っぱより先に花が咲き、花がいっぱいに咲き誇り潔く散るこの品種は、日本人の感性にぴったり合って好んで全国に植樹されたのでした。しかしご存知の方もいると思いますが、ソメイヨシノの寿命は山桜などの原種に比べて短いと言われ、60年前後ではないかと想像されています。戦後間もなくがんがん植樹された桜たちはそろそろ寿命で、10年もしたら今現在見事な大木はみな寿命を迎える可能性が。実際私のお気に入りスポットの一つだった公園墓地の見事な並木は切り倒されました。
桜の下には死体が埋まっていると言われます。それほど美しいとのたとえで、本当に埋まっていたら恐いわっ!って感じですが、埋まっているかも、と思わせるような妖気は間違いなく存在します。私の一番好きな桜の見方は、真夜中1~3時に誰もいない(ここ重要)満開の桜を見に行くこと。一人でいくのが一番いいですが、複数でも趣向を理解していただける方のみ。趣向とは、純粋に桜の「妖気」を感じに行くこと。真夜中の静りかえった公園やお寺の音も無く咲き誇る桜は、見る者を圧倒する迫力、言葉を発することさえ躊躇わせる妖気があります。あたりの空気さえが桜の生命力に振動するような瞬間。真夜中の桜の大木の根元に座って頭上一面を覆う花を見上げると、自分の普段の悩みなんかなんて取るに足らない問題なんだろう、と思います。
私にとって一年に数日しか無いその貴重な時間は、自分が生きているという実感を持てるイベントでもあります。なぜなら、かつて花見の席でお話ししたことのある方が「自分は病気で、これが最後のお花見かもしれない」とおっしゃったことがありました。その後その方は亡くなりました。それ以来、深夜の桜と無言で向き合う時、その方の言葉と自分が限られた時間を生きていることを必ず思い出します。私はあと何回、ここにこうして花を見上げることが出来るのだろう、と。
花見の桜は普通ソメイヨシノでありますが、これは園芸品種のひとつ、桜はほかにもいろいろ種類があります。でもなぜソメイヨシノばっかり全国に広まったのか?ソメイヨシノを広める運動でもあったのか?そう、葉っぱより先に花が咲き、花がいっぱいに咲き誇り潔く散るこの品種は、日本人の感性にぴったり合って好んで全国に植樹されたのでした。しかしご存知の方もいると思いますが、ソメイヨシノの寿命は山桜などの原種に比べて短いと言われ、60年前後ではないかと想像されています。戦後間もなくがんがん植樹された桜たちはそろそろ寿命で、10年もしたら今現在見事な大木はみな寿命を迎える可能性が。実際私のお気に入りスポットの一つだった公園墓地の見事な並木は切り倒されました。
桜の下には死体が埋まっていると言われます。それほど美しいとのたとえで、本当に埋まっていたら恐いわっ!って感じですが、埋まっているかも、と思わせるような妖気は間違いなく存在します。私の一番好きな桜の見方は、真夜中1~3時に誰もいない(ここ重要)満開の桜を見に行くこと。一人でいくのが一番いいですが、複数でも趣向を理解していただける方のみ。趣向とは、純粋に桜の「妖気」を感じに行くこと。真夜中の静りかえった公園やお寺の音も無く咲き誇る桜は、見る者を圧倒する迫力、言葉を発することさえ躊躇わせる妖気があります。あたりの空気さえが桜の生命力に振動するような瞬間。真夜中の桜の大木の根元に座って頭上一面を覆う花を見上げると、自分の普段の悩みなんかなんて取るに足らない問題なんだろう、と思います。
私にとって一年に数日しか無いその貴重な時間は、自分が生きているという実感を持てるイベントでもあります。なぜなら、かつて花見の席でお話ししたことのある方が「自分は病気で、これが最後のお花見かもしれない」とおっしゃったことがありました。その後その方は亡くなりました。それ以来、深夜の桜と無言で向き合う時、その方の言葉と自分が限られた時間を生きていることを必ず思い出します。私はあと何回、ここにこうして花を見上げることが出来るのだろう、と。
>花とか見て「美しい!」って感動できる人間ってのは超イケてる動物です!!
>そこに生の本質が見えますね。 「感じる」って所に!!
映画や音楽に感動するのもいっしょですよね。感動をなくしたら人生楽しくないです。
ところで「いい話カマシす」って面白い表現ですよ~~!
もっともっとカマシたいです。
>最後の5行なんて涙なしには読めんよ!!
実はね~この記事書いたときちょっと泣けました。もともと涙脆いんですがね・・・
この方、でも精一杯いろいろ、したいことをされたようです、悔いがない様に。
私も病気になったら、絶対告知して欲しいですね。
宴会で騒いでも好いんですがね、お花見に便乗してただストレス発散みたいな騒ぎかたしている人たちがいますよね、あれはちょっと。まったり花を愛でたい人もいるんですから。
岡崎の桜って有名ですよね。でも、あそこも人が凄すぎてまったり出来ませんね・・・
豆酢さんも今年ゆっくり花見できるといいですね。一年に一回だから、心の洗濯みたいなものです。私、桜の季節の後の、春の田舎の田んぼでひばりが鳴いてるのを聞くのも大好きですわ~ぼ~ってしちゃうぱかぽかした春の休日って感じです。
ほんと妬けますよ!!
その繊細な感性が欲しいですよ、僕も!!
最後の5行なんて涙なしには読めんよ!!
何だこれ!!
pointdpo様ってすげーいい出会いとかしてますね!!ホント素晴らしいです!!
人生ってホント大切ですね!!
命って時間が限られてるからこそ尊いですよね!!なんか儚くも力強く美しいものだと思うなぁ。
花とか見て「美しい!」って感動できる人間ってのは超イケてる動物です!!
そこに生の本質が見えますね。
「感じる」って所に!!
そんな感じ!!
すげー、いい記事でした!!ありがとうございました!!
ホント、私達もあと何度この桜を見られるかわからないんですものね。
>えっと「エイリアン通り」はお察しのとおり成田美名子さんの漫画です。
やっぱり。白くじらさんて漫画も詳しいですね!?「エイリアン通り」は読んだかどうか分らないですが・・・このひとのSFを読んだことあるような記憶が。違ったかなあ・・・
今年は友人がバス一台チャーターして信州まで花見です。年々凄くなってくる・・
>「お花見」の雰囲気って苦手なんですよ…
私も花を見るより宴会重視のお花見は参加したいと思いません。特に公園に場所取りをするような花見ですね。あの雑然とした宴会場のような雰囲気はなじめません。
>新聞で「花見と言うのは日本人独特のコミュニティである」と言う記事がありました。
オープンな様でいて、誰でも輪に入っていいよという雰囲気はないですね。そういわれてみれば、海外の方が花見に加わったときは近くのグループに積極的にお邪魔していましたっけ。あまり日本人はしませんね。そういうことが苦手な人種なのかも?
>その木の成長を見て、遺族は月日が経ったことを実感するのかもしれません。
なんだかお墓より情緒がある墓標のありかたですね。
そうですね。
最近忙しくって物思いにふける時間が少ないので、こういう時間が取れることは素晴らしいことですね。
考えることことは大事です。
えっと「エイリアン通り」はお察しのとおり成田美名子さんの漫画です。
ほとんどがアメリカの話ですが、4話目の「略奪された1人の花嫁」は日本を舞台にしていました。
もうすぐ花見のもちょうど良い季節ですね。今週末あたりには桜でも眺めに行こうと思います。
>私の一番好きな桜の見方は、真夜中1~3時に誰もいない(ここ重要)満開の桜を見に行くこと。
それ良いですね。考えた事も無かったです。
「お花見」の雰囲気って苦手なんですよ…特に都会のは人がいすぎて桜が見えない感じって言うか、みんな桜を見ていないからと言うか。地元密着のお花見とかは微笑ましく見られるんですけどね。
この前、新聞で「花見と言うのは日本人独特のコミュニティである」と言う記事がありました。オープンなように見えて、その輪にはなかなかは入ることが出来ないものだからだそうです。
桜の下には…と良く言いますね。
たぶんウェブで見たんだと思いますが、昔は本当に死体の上に桜を植えていたそうです。目印として。戦いなどで武士を山とかに葬らなければならない状況だったのでしょうね。
その桜が咲いて潔く散る様は、それが武士の精神と重ねていたそうです。
その木の成長を見て、遺族は月日が経ったことを実感するのかもしれません。
季節って素晴らしいですね。
いくつになっても、色々なことを教えて貰ってます。
>あと何回ここに…というのは切ないながらも、必ず訪れる現実ですね。
必要以上に悲観的になる必要はないと思うのですが、年齢に関係なく、立ち止まってそういうことを考える時間っていうのも重要だと思うのです。記事中の亡くなった方も決して老人ではかったのですよ。何も語らず、ずっと桜を見上げていたことを思い出します。
エイリアン通りって成田なんとかって方の漫画ですか?なんか記憶が・・・LALA?
あと何回ここに…というのは切ないながらも、必ず訪れる現実ですね。
この最後の5行は、私にとっても生涯忘れられない、普段忘れても桜の木を見るたびに思い出しそうです。
でも次に桜を見るために、今からの一年を精一杯頑張るために…。
この桜の木の下の…というのは私も昔何処かで聞いたことがあります。
だからこそ美しいというのもなんともいえない気分ですが…。
エイリアン通り(ストリート)という漫画でも取り上げられていたことがありました。