
Narco (2004) The Secret Adventures of Gustave Klopp
状況に関係なくいきなり眠ってしまう、気のやさしいダメ男のコメディ。超個性的な登場人物とコミカルなストーリー、マニアックな設定に奇妙な非現実感の、フランス映画です。全体にアメリカ風カルチャーに憧れるフランスを感じさせつつ、決してアメリカンにはならない軽い乗りが楽しい。いきなり最初からテンプテーションズ「パワー」で始まるこの映画、ほかにもデッド・オア・アライブやキンクスなど、なつかしの曲が一杯。

ギュス(ギョーム・カネ)。
アメリカB級アクション映画とフランク・シナトラファンの父(ジャンピエール・カッセル)に育てられたギュス(ギョーム・カネ)は、緊張するといきなり寝てしまうナルコプシーという病気。病気のためにいつも失業してばかり、愛妻パム(ザブー・ブライトマン)にも愛想をつかされそう。しかし彼は、夢の中ではいつもヒーローでした。ある日、絵の得意だった彼は彼の夢をコミックにすることを思いつきます。そのコミックを見たギュスの精神科医ププキン(ギョーム・ガリエンヌ)は、その素晴らしさにギュスを殺してコミックを自分の物にしようと企むのでした。

メタボ気味で運動神経ゼロ、ダメダメ男です。
主人公のギュスはどこか憎めない、お人よし。サンダル&シャツの前全開ファッションで髭面長髪、運動神経ゼロ。が、彼が見る夢の中ではいつも颯爽とし、大活躍なんですねぇ。その差が可笑しい。このダメダメ男のギョーム・カネが、可愛いです。ギュスの親友レニー(ブノワ・ポールヴールド)は、自称カラテ・スター。この人自分のカラテ道場にはジャン=クロード・ヴァンタムの巨大パネルが張ってあるし、悩んでいるとヴァンタム(本人)が出てきて泣けるアドバイスをしてくれたり、かなり変!「フランスのカラテで世界を制覇するのだ!」とか言ってたり。他にもシナトラ好き親父(ジャンピエール・カッセル)や、いつもフィギュアスケートの格好をしている殺し屋双子(あんな格好じゃ目立つでしょーが!)とか、お金も名誉も家柄もあるのになりたかったのは「漫画家」のエリート精神科医とか、変な人が一杯出てきます。
「デリカテッセン」とかの、変な登場人物いっぱいの映画好きにはたまりません。

ギュスの親友レニー(ブノワ・ポールヴールド)、爆笑カラテ・ヒーロー。
ププキン先生に自分の生き甲斐だったコミックを奪われたギュス。しかし本当に大切な物はコミック=夢の世界ではなく、現実なんだって気づくのです。ヒーロー物語は夢の中だけで、何も取り柄の無い自分には、親友や妻しかないと。私はそれでいいのかギュスー!って思いますがねぇ?
状況に関係なくいきなり眠ってしまう、気のやさしいダメ男のコメディ。超個性的な登場人物とコミカルなストーリー、マニアックな設定に奇妙な非現実感の、フランス映画です。全体にアメリカ風カルチャーに憧れるフランスを感じさせつつ、決してアメリカンにはならない軽い乗りが楽しい。いきなり最初からテンプテーションズ「パワー」で始まるこの映画、ほかにもデッド・オア・アライブやキンクスなど、なつかしの曲が一杯。

ギュス(ギョーム・カネ)。
アメリカB級アクション映画とフランク・シナトラファンの父(ジャンピエール・カッセル)に育てられたギュス(ギョーム・カネ)は、緊張するといきなり寝てしまうナルコプシーという病気。病気のためにいつも失業してばかり、愛妻パム(ザブー・ブライトマン)にも愛想をつかされそう。しかし彼は、夢の中ではいつもヒーローでした。ある日、絵の得意だった彼は彼の夢をコミックにすることを思いつきます。そのコミックを見たギュスの精神科医ププキン(ギョーム・ガリエンヌ)は、その素晴らしさにギュスを殺してコミックを自分の物にしようと企むのでした。

メタボ気味で運動神経ゼロ、ダメダメ男です。
主人公のギュスはどこか憎めない、お人よし。サンダル&シャツの前全開ファッションで髭面長髪、運動神経ゼロ。が、彼が見る夢の中ではいつも颯爽とし、大活躍なんですねぇ。その差が可笑しい。このダメダメ男のギョーム・カネが、可愛いです。ギュスの親友レニー(ブノワ・ポールヴールド)は、自称カラテ・スター。この人自分のカラテ道場にはジャン=クロード・ヴァンタムの巨大パネルが張ってあるし、悩んでいるとヴァンタム(本人)が出てきて泣けるアドバイスをしてくれたり、かなり変!「フランスのカラテで世界を制覇するのだ!」とか言ってたり。他にもシナトラ好き親父(ジャンピエール・カッセル)や、いつもフィギュアスケートの格好をしている殺し屋双子(あんな格好じゃ目立つでしょーが!)とか、お金も名誉も家柄もあるのになりたかったのは「漫画家」のエリート精神科医とか、変な人が一杯出てきます。
「デリカテッセン」とかの、変な登場人物いっぱいの映画好きにはたまりません。

ギュスの親友レニー(ブノワ・ポールヴールド)、爆笑カラテ・ヒーロー。
ププキン先生に自分の生き甲斐だったコミックを奪われたギュス。しかし本当に大切な物はコミック=夢の世界ではなく、現実なんだって気づくのです。ヒーロー物語は夢の中だけで、何も取り柄の無い自分には、親友や妻しかないと。私はそれでいいのかギュスー!って思いますがねぇ?
こんなの大好きっ!!
まるでフランス版のチャウ・シンチーではありませんかっ!!
ヴァンダムも久しぶりに見たいしぃ・・
チャック・ノリスじゃないところがフランス映画だなぁ(^^)
ギヨームといえば「世界で一番不運で幸せな私」なんかも結構いい加減な役でしたけど、とってもキュートで可愛かったですよー。
道ばたで突然ズボンをさげたりして(笑)。
↑のギヨームは本当にメタボ気味ですね・・・。
でもこの方、監督としても才能を発揮しているんですよね。
奥様はかのダイアン・クルーガーだし、なんか恵まれてますよね♪
見たいと思っていてやっと見れました、この映画。
>ヴァンダムも久しぶりに見たいしぃ・・
>チャック・ノリスじゃないところがフランス映画だなぁ(^^)
実はカラテのおじさんがカラテショーで「ヴァンダムの後継者!」とか紹介されるところを「チャック・ノリスの後継者!」と紹介されて怒るシーンが。なんてマニアックなんでしょ・・・みんな判ったのかなあ。
ヴァンダムって変らないですね・・・相変わらず作ったように整ったお顔でした。
ちょっと変でおかしな映画が見たい人にはお勧め!
ベオウルフ祭りでもしようかと思ってたptdです・・・
(どんな祭りだ!)
>ギヨームといえば「世界で一番不運で幸せな私」
へええ、見たい!お勧めですか。
この映画、ボケ具合が可愛かったです。
「ザ・ビーチ」出てたらしいけど全然記憶にない・・・
>↑のギヨームは本当にメタボ気味ですね・・・。
この映画でもどう見てもメタボです。役にぴったりで。
>監督としても才能を発揮しているんですよね。
才能あるんですね・・・あまりハンサムな俳優ではないのですが、味がありますね。
実はわたくしめ、この作品は現地直送フランス語版DVDでの鑑賞でした(冷や汗)。恐怖のフランス語音声オンリー一本勝負でございますよ(笑)。あちらのDVDって、英語字幕とかさらさらありませんからねえ。いいかげんにフランス語を覚えろという相方のプレッシャーがきついっす。
おかげさんで細かい会話のニュアンスを読み取るのは厳しかったですが、これはおっしゃるように「デリカテッセン」などがお好きな向きにはたまらんです。私も大いに楽しみました。
ギョームの監督作も見てみたいなあ。
>随分前の記事ですのに、TB送ってくださってありがとうございますぅ
いやいや、あの記事を見たときは「もう見たとはなぜ~?」ってうらやましく思いましたよ。
>恐怖のフランス語音声オンリー一本勝負でございますよ(笑)。
そうだったのか。フランス語オンリー!そりゃ凄いです。
でもレニーの喋りとか、比較的口語的で難しそうでしたね。
>「デリカテッセン」などがお好きな向きにはたまらんです。私も大いに楽しみました。
はい、ギュスがやたら眠っっちゃうのが面白かったですねぇ。
おわりはなんだかビターな風味のハッピーエンド・・・
>ギョームの監督作も見てみたいなあ。
同じく~!
結構好きな映画なんですけど、ちょっと不思議な映画なんですよね。
ptdしゃまの感想も拝見したいので、お暇がごじゃりましたら是非ご覧になってくださいまし。
でもレンタルあるかなあ。
昨日「戦場のアリア」みましたけど、
ダイアンとギョーム両方でてましたねー
出会ったきっかけかなあ?って思いました。
ギョームはやはり地味。
この映画今大阪とかでは公開中なんでうすね~。
でも東京ではやっていない。う~ん、残念。
それと・・・ダイアン・クルーガーとはとっくに離婚していたんですね。知りやせんでした。
ギヨームはこの映画のために10キロも体重を増やしたそうですけど・・・役者ってやっぱり大変なのねえ。
あ、ワタシも本日「ベオウルフ」見てきましたよ~~ん。
どうでしたかベオウルフ・・・私も見てきましたよ(無言)
>ダイアン・クルーガーとはとっくに離婚していたんですね。
あらら。
>でも東京ではやっていない。う~ん、残念。
この映画、公式サイトでは渋谷なんたらで11月16日より公開、とか書いてあったような。もうおわっちったとかかしらん?