大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

夏休み前半あれこれ③さよならセミさん

2010年08月13日 | 児童デイサービス
 セミ取りもしました。
 ペットボトルに穴などを開けて虫かごを作り久しぶりに公園に出かけました。Huくんと二人で行った日もあります。8人くらいで公園にくりだした日もあります。
 Huくんの中では私は「蝉取りの名人」になっています。Huくんと行った日には素手で5匹つかまえました。昼前は木にとまっているセミさんも暑すぎてか?静かだし動きませんので、すばやくパッと手をかぶせるだけでゲット。

 でも、セミの命は短いので逃がしてやろうねと言って帰ります。
 一定程度あそんだら窓から垂木を外にのぞかせて、木の上においてあげるとノソノソ歩いて外に出て行きます。木をコンと叩いてあげるとブ~ンと飛び立っていきます。





 次の日に帰る間際にとってきたHuくんのセミを逃がしてやるのを忘れていました。翌日来るなり「逃がしてやろうね」と垂木を用意するとHuくんがすなおに「セミは命短いからやろ」と言ってそっと木の上に置きました。


夏休み前半あれこれ②「ぽぽろの名所に」

2010年08月13日 | 児童デイサービス
 「ぽぽろの名所」を知っていますか?


 2年前は「コラァ~!アカン、危ないから降りなさい!」と言っていたかもしれません。
 特にMaちゃんは頚椎が弱いので高いところに上らせないようにと言われていました。それで、棚に足をかけられないようにベニヤ板をはったりしていました。するとかしこい子どもたちは下駄箱から上ったり、すべり台を移動させて上ったりします。なにをやっても無駄、無理…。
 子どもたちにとってはもうワクワクドキドキの世界です。プレールームの他の世界はほとんど征服してしてしまい、残るはぽぽろで一番高い峰へのアタック。

 これがぽぽろの新名所「飛び込みジャンプ台」「ぽぽろ展望台」「ぽぽろの長城」…。今や果敢にアタックして次々と征服するものが出てきて記録も次々と塗り変えられております。記録?最年少記録は4歳です。最年長記録は中2ですが、さすがに中学生にもなると少しは自分を客観視できるのかめったに?のぼりません。
 私は講演などで学童保育やぽぽろのことを紹介するときに必ず語るのが新名所の話です。


 去年は「まっ、いっかぁー…。」でも一応「危ないからもう降りよう!」と声はかけてみる。
 おそらくきっかけは金曜学童でYuくんやYuちゃんらとやったそのロッカーから滑り降りるすべり台(長い板と机をつないですべり台にした)遊びではなかったか?「危ない」ところに上らせ、そこに板をかけて滑っているのだから、もう公認したようなものです。
 「まっ、いっかー。」次に「落ちるなよぉー。」とベニヤ板もはずしてやった。
 さすがのMaちゃんが上るときには下に行くようにはしているが、彼が飛び降りたことは一度もない。

 次々に上る子らに夏休みボランティアで来られた先生たちが機敏に反応されて叱っていただいたが、子どもたちは「残念でした。ここは学校ではありません。オレらの世界やで~」てな感じで天井裏のネズミのごとくロッカー上で運動会をする始末。


 そして今年は「次は誰が上るのかなぁ?○○ちゃん大丈夫だよ、棚に足かけて…ヨイショ!」なんてやっています。学校の先生も介入する余地もありません。スタッフたちが「○○ちゃ~ん、ガンバレ~!」「イチ、ニ、サン!」などと声をからして声援をおくっているんですから。
 ぽぽろ公認のあそびで、今や「上ろうとしないやつはぽぽろっこにあらず」並みの子どもたちの様子です。流れる深い川、そそり立つ岩山、次々と川に飛び込む子どもたち…目をつぶるとそんな光景が浮かんできます。一度、ズラ~ッと横一列に並んで飛び込んでみたいものです…。
(無謀に見えるかもしれませんが、子どもたちはちゃんと自分尾力量や勇気度を考えながらすべり台に上って逡巡したり、棚の2段目に足をかけるだけで降りたり、上にはがれてもちょっと浮ュて足をかけながら降りたり…色々です。見る参加、周辺参加も含めて楽しんでいますよ)



 一度、この天井の火災報知機に頭をコツンとやってしまい、警報機がなって警備員さんが駆けつけてきたことがありました…。



 これは、プールの一コマ。今流行っている風船爆弾あそび。下はスーパーボール拾い。



夏休み前半あれこれ①

2010年08月13日 | 児童デイサービス
 Yuくんはさすがに強い!動体視力が優れているのかハズレがなく、確実に「板」に当たります。

 MiくんやバイトのHuくんが参戦しても負けませんでした。
 さて、Yuくんは中学卒業後の進路はどうするのかな?こんど、ゆっくり聞いてみよう。

 イスとりゲームです。最近はプレールーム狭しと飛び跳ねているTaちゃんがイスが目当てで輪の中に入り、忍者のようにイスの上を渡っていました。


 このイスは「誰!こんなすぐ壊れるようなちゃちなイスを作ったのは!」と3年前に言われたのに、修理を重ねながらまだ使われています。
 軽くて子どもたちが持ち運びできるイス。飛びわたったり、いろんな台を置く足にもなる(上のエアーホッケーの足にもなっています)。
 とても便利で重宝しています。
 支援学校時代には木工室があってチョイチョイと作ったものですが、今は道具も時間もお金もありません。退職後にぽぽろの修理修繕・教材係で雇ってくれへんかなぁ…?私の「なごみの時」「至福の時間」となるのにな。