大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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うらべはんがパーン!!

2010年08月31日 | 児童デイサービス
この写真は、風船をお尻で割るのが大ブーム!のGくんの満面の笑顔。



この日、天井から吊り下げた風船を、押しピン付きのバットで割るという遊びをみんなでやりました。

Gくんは、お家でもこの遊びをよくしていたようです。

この日、みんなと風船を割って遊んだことが、とってもとっても楽しかったようですmeromero2
(みんなというのは大好きなスタッフを含め、大好きなおともだちです。
最近ではスタッフ、おともだちの名前が次から次に出てきます)

この遊びの後、私は別室で他の子と過ごしていたのですが、Gくんがサーッと入ってきてニヤニヤしながら思い出し笑い?
「うらべはんが、パーン!!」
とつぶやいていたのです。
「うらべさんが、パーン!!って風船割っておもしろかったねー」
と私が言うと
そうそう!!と言わんばかりにまたニヤニヤ。
その笑顔を見ているだけで、心から楽しかったんだなーという事が伝わってきました。


Gくんからこんな風に言葉が出たことはなかったので、早速、スタッフみんなに報告して、みんなで大喜び。

言葉をひき出すために!!と思ってやってきたわけではありませんが、
Gくんにとって、どうしても誰かに伝えたいような楽しい楽しい経験をしたこと、
心から信頼できる大好きな人とめいっぱい遊んだこと、
話しかけてくれる人や聞いてくれる人がたくさんいたこと・・・などなど。
その事と、Gくんの成長・発達がぴったり重なり合ったのかなーと思います。



このときの出来事も含めて、30日(日)のみんなで考える教育のつどい
の中で
「子どもの本当のねがいは?にたちかえって」というテーマでTさんがレメ[ト報告をしました。

学校の先生方の参加が多く
「うらべさんがパーンって、助詞が出てきてるけど、以前から助詞は出てたの?」
「風船を割る前に誰かが[うらべさんパーンって風船割るからね]って言ったの?」という質問もありました。

答えはもちろん「いいえ」です。

「言葉って出てくるときは出てくるものなのねえー」と先生方。

学校とは過ごし方も、もちろんねらいも違うので、全く一緒というわけにはいかないとは思いますが、
この出来事を頭の片隅にでも置いてくれていたら嬉しいなと思い、帰ってきました。

子どもたちにとって楽しい遊び、大好きな人がいっぱいの場所で、
言葉の土台をしっかり育てて、Gくんの
「うらべはんがパーン!!」のように「生きた言葉」を話す子どもたちがたくさんexclamation2のぽぽろになったらいいなあと改めて思います。