大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

運動会

2010年10月03日 | ノンジャンル
 雲一つない秋晴れの下での運動会、行って来ました。
 暑かったですねぇ。鼻の頭が真っ赤に日焼けしました。

 これは小学部の「よさこいソーラン」です。Geくんには横にピッタリ先生が一人ついておられましたが、好きな場面にくると準備ばんたん、跳び上がって踊っていました。
 Yuちゃんはさすが3年生、最初から最後まで通しでしっかり踊っていました。

 これは小学部の「徒競走」。Geくんはすぐ前のトップの子がこけてしまい、ゴールめざして一直線でした。Yuちゃんはスゴイ形相で隣の子とデッドヒートを繰り返しながらゴールしました。

 中学部の「徒競走」。並んでスタート位置に並ぶMoちゃんに3回目くらいに手を振ったときに私を発見してくれ、すぐに手を振り替えしてくれました。隣の先生に何やら伝えていましたので、「ぽぽろのおっさんが見に来てくれてるでー」とでも言ったのでしょうか。まじめに一生懸命走っていました。

 中学部の「ペットボトル争奪戦」。争奪場面はなかったですが、Moちゃんも1ゲームで2本のペットボトルを「争奪」して白組が勝ち、友だちと笑顔の「バンザイ!」をしていました。バンザイなんてぽぽろでは決してみることのないMoちゃんの姿でした。



 さて、支援学校を退職してから「外部」の目で見る2回目の支援学校運動会。
 今回もぽぽろとは違った子どもたちの様子を目の当たりにして、「学校では子どもたちは友だちの中で一生懸命に頑張っている」ということが改めて分かりました。
 ぽぽろの3人、少し緊張しながらもとても楽しそうでした。声をかけると恥ずかしそうに先生の陰に隠れたGeくん。昼休みのホッとした時間には笑顔の歓迎と恥ずかしさの遠慮が入り交じった出迎えでした。Yuちゃんはとても嬉しそうに「エー、ウッソー!」てな顔で出迎えてくれました。
 一番ビックリしたのは願いが通じたMoちゃんでしょう。今度の水曜日の会話が楽しみです。

 昼休み、中庭をのぞくと遊具がいっぱいです。

 これが運動場の一角をつぶして作ったプレハブ校舎。


 開会式の写真がないのでわかりにくいですが、やっぱり過密さは際だっており、これ以上運動場をつぶしたら運動会もできなくなるのではと思われました。
 これ以上、プレハブを増設したり、通学区域をコロコロ変えて受け入れ人数を調整したりするなどが起こらないように、一刻も早く特別支援学校の分離・新設をすすめてほしいと思いました。

 (ぽぽろのプレールームを見られた児童デイの業界関係の方々が口をそろえて言われるのは、「広くていいなぁ~」という言葉。これで「広い」というのなら、「過密」と府も国も認める支援学校を基準にすれば、児童デイの業界がもつ施設・設備の「超々過密」「超貧困」さは際だっていると言わざるをえないでしょう。)


 午後からは「障害乳幼児分野に応益負担を持ち込ませない会」の大集会に参加。今のまま国の改革が進めば保育・療育分野での障害のある子らの療育は解体され、専門的な療育や家族支援が後退し、学校教育は療育を受けていない子らと障害受容ができていない親を受け入れていくという新たな困難に直面することになるのではないかという危惧を抱きました。障害分野では公的責任の後退と応益負担負担、日割制の導入による「福祉サービス」の後退に直面し、その経験ゆえに保育・療育分野での「改革」を危機感を持って受け止めることができました。
 急ピッチで進められようとしている「改革」に待ったをかけ、保育・療育の充実を求める全国署名が提起されました。皆様のご協力をお願いします。
 詳細は全国障害者問題研究会のホームページ「子どもの問題」コーナー=をご覧ください。署名用紙も近々アップされる予定です。

 さて、この日のぽぽろ、11時頃からお弁当を持って公園にくり出したようです。その様子は次回のブログに…。お楽しみに。


絶好の運動会日和

2010年10月02日 | ノンジャンル
 雲一つない秋晴れ、運動会日和です。今頃は手作り弁当を入れたリュックをかついで学校に向かっている頃でしょうか?いってらっしゃ~い。

 さて、私も弁当はないけど大阪市内の特別支援学校に行って来まぁ~す。人数的にはワースト10には確実に入っていますが、多分、大阪一の過密学校。プレハブで増設したものの、もう限界、臨界点を超えています。その学校の運動会です。子どもたちの様子とともに、その実態もしっかりとこの目で見ておきたいと思います。

 長年の運動で、やっと30年ぶりに大阪市が市内3ヶ所に特別支援学校を建設するという方針を立て発表したばかりです。ところが、近々大阪市役所前で特別支援学校の分離増設に反対する集会が計画されています。インクルーシブ教育の流れに反する、支援学校があるから地域の学校へ行かない子・障害児が増える、特別支援学校を建てるお金を市内の小中学校に回せばインクルーシブ教育が前進する。

 インクルーシブ教育とは「排除しない教育」です。福祉の分野では不一致点があっても共同の運動がすすんでいます。私たちは教育の分野でもそれを切に願っています。どこで学ぼうが、きちんとした教育を保障する、通常の教育も国連・障害者の権利条約でいうところの「合理的配慮」をきちんと保障し、通常教育の改革によって差別や競争をなくして排除しない教育をすすめれば特別支援学校の過密・過大は少しでも解消できる、あれかこれかの選択ではなく必要に応じて通常の教育も特別な場(通級指導教室、訪問教育、病院内学級、特別支援学級、特別支援学校など)での教育も選択できるようにする、今求められているのはこの方向ではないでしょうか?そのためには基本的にはすべてのこどもたちの学籍を通常の学校におき、本人・保護者の要望に応じて特別な場での教育も選択できる「複数在籍」に踏み出すべきでしょう。

 国際的な流れもインクルーシブ教育の方向性も踏まえた大阪市の教育改革、特別支援教育の充実を切に願うとともに、お互いに30年前の状況とは違う新しい時代にふさわしく教育の分野においても「排除」しない共同の運動を模索すべき時にきているのではないでしょうか。

 通常の学校から中学部にすすんだMoちゃん、小学2年生のGeくん、小学3年生のYuちゃん、狭くてぎっしりの中から見つけだすのは大変だけど、おっちゃんは見に行くからねぇ~。



傘入れの活用法

2010年10月01日 | 児童デイサービス
木曜日、お天気が悪く、公園へは行けずでしたが、Fu先生からいただいた、雨の日にスーパーで使われている、傘袋?というのでしょうか??どこから調達されたのかはわかりませんが、ぽぽろっこたちの、良い遊び道具になっていました

空気を入れて、「風船パーン」これには、Geちゃんも大喜びでしたが、Yuちゃんも、Moちゃんも、空気を入れて膨らまし、「風船パーン」の楽しさに魅了された様子でしたbomb2
「外で、水風船する人ー?」に、一番に大きな声で答えてくれたのは、Moちゃんでした。
傘袋にお水をたくさんいれて、思いっきり空に向かって投げると、ブーメランのごとく宙を飛び、勢いよく割れる傘袋風船は、見ていても楽しいねぇ。
またまた、それを見ている、Geちゃんの喜びの、雄たけびに楽しさ倍増2です
そして、今日は、Moちゃんが、自ら参加する姿に、喜びを感じた一日でしたkirakira2
もっと、もっとこれからも、一緒に楽しいことしていこうねwink






秋やなぁ~

2010年10月01日 | 児童デイサービス
 夕方から近所の今津公園に行きました。
 公園は近所の子どもたちとお母さんたちでいっぱい。小学校の学童のグループも遊びに来ていました。
 過ごしやすくなり、心地よい風に誘われてあちこちから集まってきたという感じでした。

 ぽぽろの子どもたちもさすがに残りたいと言う子は誰もおらず、全員で出かけました。
 子どもたちはブランコと砂場でほどほどに遊びました。

 Yuくんはミニカーを4台持ち込み、ブランコの柵の上を走らせていました。どんな風に見えているのかな?


 YuちゃんもYuくんにならってミニカーを2台持ち込みました。砂場のトンネルを走らせるつもりでしょう。

 Moちゃんはずっとブランコに乗ってUさんや私を横のブランコに乗せて明日の「運動会に来てや!!」と今日も30回ぐらい言っていたでしょうか?「ぽぽろを休んでクビになってもいい?」と返されると「アカン!」と答えていましたが、また少しすると「なぁ~、来て~やぁ!」と頼みます。

 SuくんとNaちゃんは私に押させて大揺れのブランコを楽しみました。


 今日も5人の子どもたち?がトンネル掘りを楽しみました。


 Suくんはひとなつっこすぎて、公園にいる暇そうな子を見つけてはストレートに一方的にしゃべって、相手の手首をつかんで遊びに引っ張ります。一生懸命に話しているのですが伝わらず、逃げる子やヒソヒソ話をする大人たちもいます。ことばが伝わらない分、イライラ感が募りすぐに荒っぽくなるので彼のことを知らない子は逃げていきます。ここらへんが彼の課題だと思います。今後が楽しみです。
 そんなSuくんですが、中でも人懐っこい2年生の子が全く気にせずに長時間遊んでくれました。Koくんと言います。何やら彼曰く、以前にぽぽろに遊びに来ておやつをもらったことがあるとか…。確かにそんなことがありました。結局、彼は一緒にぽぽろまでついてきて、おやつも優しい子らから少しずつ分けてもらい、かくれんぼやオバケごっこをして帰りました。たまにはいっかぁ~。
 ありがとうな。また遊んでや!君のおかげで2倍楽しい公園あそびになったよ。

 全く気さくなNaちゃんも公園の出口のところでスピッツを連れた散歩のご婦人に近寄り、スピッツとご婦人に話しかけていました。何とSuくんの小さい頃のことを知っている方で、帰り際の理解者の存在に少しホッとして帰りました。


 明日は多くの特別支援学校が運動会です。天気が少し気になるところですが、楽しんで参加できたらいいなって思っています。
 そういう訳で、久々に利用者が少ない土曜日で、マンツーマンです。
 「雨やったらいいのに。そしたらぽぽろに行けるのに!」と言う一方で、101回も「来て~や!!」と頼み込んできたMoちゃんの学校をちょっくらのぞいてみようかな。

 早いものです。忙しい9月が終わりました。学習会やら講演会やらで6回もしゃべる機会があり、それもすべてテーマが異なり、四苦八苦しながら乗り切りました。最後の30日の南河内家族講座のレジュメができたのは深夜0時半。終わってからも質問がいっぱいありました。ありがとうございました。夏休みの疲れがドッと出てきそうです。今年は私に限らず夏の疲れが今頃出てくる頃ですが、皆さんもお体大切に!!