大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

すいか割り!

2011年08月15日 | 児童デイサービス
 ある日のミーティングで、Hiちゃんはどうして棚の外にボールを投げるのだろう?というバイトのSiさんから疑問が投げかけられました。見えないところへ投げるのがおもしろいから?それとも、ボールでいっぱいになった通路を見たいから。みんなを驚かせたいから?ボールプールを空にしたい?などなど。棚の反対側で、投げられるボールを返していたバイトMaくん。他のスタッフから、片づけているなら、投げ返しても投げ返してくるから意味ないのでは。と言われていました。Maくんは、一人で相手なくHiちゃんが投げていることに、気づき相手になってした行動だったようです。ボールを出しても、片づけもせず帰ろうとすることもしばしば。
 スタッフが、大変だからという理由からではなく、片づけする力のあるのHiちゃんにどう働きかけていったらよいのかということです。
 この話が出て、早速Hiちゃんに、「どうして通路に投げるの?」と問いかけてみました。かえってきた言葉は、「おもしろいから」「なんで、おもしろいの?」答えに困ってしまったようで、「プレイルームに壁をつくろうか?そこでボールなげ合戦をしてみる?」
 それから始まった、新聞紙の壁です。始まる前に「女の子チームと男の子チームに分かれたい」とのことで、「ボールを用意しててね。」というとしっかり二チーム分のボールを用意してくれていました。ボールをたくさん入れられた方が負けというルールでしたが、結果は、どうも気にしていないようでした。
 (Hiちゃんに限らず、片づけをする。ということは今、ぽぽろ全体の課題です。)



 土曜日、久しぶりにジャンボスゴロクゲームをやりました。その日のメンバーによって参加して楽しそうな内容を、子供たちやスタッフで考えます。この日はTaちゃん、Geちゃん、KちゃんRiちゃんYuくんRiくんメンバーだったので、「Taちゃんと華吹雪」「塔を組み立てる」「台風に飲み込まれる」「すきな言葉を叫ぶ」「ふうせんパーン」「Kちゃんトランャ潟刀vなどなど。誘われるから、仕方なく。でも、そこから、楽しいことに繋がっていけば・・また違う子供たちの一面を発見できるこもしれません。



 この日は、スイカを朝から、プールに入れて冷やしていました。

プールの合間にスイカ割り。バイトのKaさんがまず、子供たちの前で、うまく割らないように、「エイッ!」とオーバーアクションでやってみせます。さすがです。
 そのあとに子供たちが続きます。なかなか去年に比べるとうまいもので、Yuくんの一発で、スイカに亀裂ができ、それをみせると、とても満足気で、みんなからも歓声の声があがりました。


              そこに、すでに着替えをしていたRIくんが、急いで降りてきました。プレイルームから、HIさんに、「スイカわり始まるよ。」といわれ勢いよく、降りてきたようです。
 とっても濡れることがいやなRiくん、でもスイカわりはどうしてもしたかったようです。水がかからないよう彼なりの工夫をした写真です。

 Geちゃんも、目隠しをちゃんとして、スイカ割りに挑戦です。


Taちゃんの葛藤

2011年08月13日 | 児童デイサービス
一向に更新されないブログにやきもきしていたら、今日気づきました。3本のブログが立ちあがっているのを私(ぽぽろ番)は知りませんでした。8日の日付になっていましたが、最新のブログ情報です。読まれなかった方のために投稿の日にちを変えてブログのトップに持ってきました。
 ぽぽろは本日(13日)から16日(火)までの4日間お盆休みです。といっても日・月は通常の休業日なので実質は2日の休業。私は本日、放出の病院の通院日でもあり、生協組合員さんがぽぽろ横の集会室を使われることもあって事務所番です。ついでに、たまっていた仕事を二つやりました。骨折の方はやっと腫れが引き出し、来週にはギブスでしょうか?毎日通院で、とんだお盆休みになりそうです。あと3日間は静かに足を胸より高く上げ、ふんぞりかえって読書生活をすることにします。
 『ぽぽろだより』は届きましたでしょうか?ぽぽろを育てる会の会員さんで届いていらっしゃらない方がおられましたらご連絡ください。
 また、『ぽぽスクだより』も発行されています。堺(松原)に「学ぶ作業所」をつくる会の会員さんにお届けしています。こちらは年会費千円です。情報の欲しい方、ご利用をお考えの方はご連絡ください。
 お待たせしました。以下は、今や「ブログ担当」になったスタッフTさんからの投稿です。



 プールに入りたいけど、プールはお昼からと、わかっているTaちゃん。この日も、その気持ちを自分で抑えようと、葛藤が見られました。いつもは薄い紙を破るTaちゃんでしたが、この日は、牛乳パックでした。少し硬いので、事務所へ、はさみをとりに行くと、右利き用のはさみを左手に持ち、どうやら、切りやすくする為に、切り込みを入れていたようです。

 かごに破ろうと思う牛乳パックを詰め込んでいたTaちゃん。


 「みてーTさん」の声の方を見ると、Kちゃんが、バイトのMaくんとボールの山をつくっていました。それだけではなく、ボールの中をよーくみると、Hiちゃんが、顔だけのぞかせているではありませんか。気がつかなければ、踏んでしまうとこでした。


 この日は、プールで水の鰍ッ合いをして楽しんでいるsくん、Maちゃんの二人の姿がみられました。



プリンづくり

2011年08月12日 | 児童デイサービス
 前日の、ゲームには参加していなかったMoちゃんですが、ここで一緒にやろうと声をかけてきました。ゲームには参加しないMoちゃん、小学生の子たちとは違う、少しお姉さんの自分を主張してのことなのでしょうか。それとも、Oくんや、Maくんたちが一声かければ、仕方ないなぁと、いいながらも参加してきてくれるのでしょうか。


 この日、Yuちゃん提案の「プリンづくり」でしたが、「あれ、冗談よ。」といわれてしまいました。それでも、決行し、器に各自、液を流し込み、あとは、固まるのをプールに入って待つだけ。何でも意欲的なKくんも、バイトのKaさんと器に液をうつしいれました。









 この日のプールは、バイトのMaくんが、となりのプールから、「ザブーン」とたらいに水をいれかけてくれたことで、かなりの盛り上がりを見せました。






火曜日のぽぽろ

2011年08月11日 | 児童デイサービス
 先週のぽぽろのようす。前後してしまいますが、すいません。
夏休みに入り、中学、高校の先生がたが、新任研修でぽぽろを選び、来て下さっています。この日火曜日は、茨田高校の先生4人が来て下さり、とても賑やかなぽぽろになりました。
 
 この日をねらって、「牛乳パック唐オ」「牛乳パックの積み木」をやってみました。
牛乳パックを立てるまで、子供たちは、我慢強く「待つ」ことを求められます。一斉にスタートすることで、楽しさも増します。Kちゃんは、ボールを渡されると、牛乳パックに向かってャC。Moさんもボールを渡すと力一杯投げつけていました。牛乳パックが全部唐黷驍ニ先生がたも盛大な拍手で、子供たちの「やったね」という気持ちが高揚し、2回戦となりました。

(今、ぽぽろでは、牛乳パックの家をつくろうと、牛乳パックを集めています。ブログをおみた方、ご協力ください)



 次は2チームに分かれ、牛乳パックを交差して積み上げていきます。集中力も要し、崩れればまた組み立てなおす、かなり、根気も求められるゲームです。それに関心を持った、Riちゃん。真剣な面持ちで積み上げていきます。この日、初ぽぽろのNくんもうまく牛乳パックを交差させ、積み上げていきます。3分の時間制限の中、崩れても、積みなおす、姿がありました。勝ち負け関係なく、高く積み上げられた塔に歓声をあげていました。





この日のプール。少しずつ、無理なくと思っていた、Kaちゃん、この日、顔をつけて端からスイーッと泳ぐ姿がみられました。
 「Tさん、みて。およいだよ。」と大きな声で教えてくれました。最近、まわりのスタッフにしっかりと聞こえる声で、自分のしたいこと、いやなことを伝えてくれるKちゃんです。




夏期連続講座

2011年08月09日 | ノンジャンル
 5日(金)から「教育・福祉職員のための実践講座~夏期連続講座~」が始まりました。
 ご参加の皆さん、暑い中をご苦労様です。ありがとうございました。
 また、講師の皆さんも本当にご苦労様です。
 5つの講座が定員を超え、残念ながら申し込みをお断りせざるを得ない方もいらっしゃいました。申し訳ありませんでした。

 感想文を読みますと、どの講座もとても好評でした。これは5日の性の講座で、講師はぽぽろ相談員の千住真理子さん。


 本日の講座です。実技講座で盛りだくさんのものに挑戦していただきました。


 ズラリと並んだ糸ノコギリ機やサンダー。
 実はぽぽろ相談員で講師の東摩耶子さんは、準備のために自宅の糸ノコを使いすぎてモーターが焼けて1台駄目にしてしまいました。急きょ昨日、堺市内をかけずり回って4台も調達してこられたそうです。すごい責任感というか、エネルギーです。貸していただいた皆さん、奔走していただいた東さんもありがとうございました。2台は「ぽぽろスクエア」に寄付してくださるそうです。木工の授業の展望も出てきました。ありがとうございます。


 これが出来上がった作品の一部です。結局、これらの作品をつくる木工コーナーが一番大変で私もお手伝いをさせていただきました。
 手前の作品は私の元同僚・M先生作。手作り絵本の表紙とミニチュア椅子です。その他、いっぱい…、あれもこれも欲張りな(まるで、私そっくりの)Hさんらしい講座でした。


 みなさん、班ごとに協力し合ってワイワイガヤガヤと楽しそうでした。また、盛りだくさんで忙しかったですね。お疲れさまでした。
 結局、見るに見かねてお手伝いに入った私は立ち作業の連続で、今足を休めながら明日の定例スタッフ会議のレジュメをつくっているところです。


(最後に小言です。今日の講座も、申し込みをされていて受講料の振り込みもキャンセルもされないまま、当日無断で欠席される方もいらっしゃいました。今日は2名もです。キャンセルの連絡をいただいていたらキャンセル待ちの方にも回せました。中にはすでに振り込まれていて、学校の仕事でキャンセルされている方もいらっしゃいます。その方には今日のレジュメと加工した材料を送らせていただくことで了解していただいています。
 ほんの一部の先生とはいえ、とても残念なことです。この講座の収益が夏休み児童デイサービスの足りない人件費や「学ぶ作業所」=教育の課題としての「専攻科」づくりに回るのです。今日の講師もスタッフもすべて交通費のみのボランティアです。学校や教育委員会主催の教員研修会などは先生方はすべて無料、それが当り前ですし、日常になっています。しかし、当然ではありますが公的な研修は多額の税金(府民の)でまかなわれているのです。無断欠席された方は常識や道義の問題もありますが、そのことをもっと自覚すべきです!!)