ポリ袋ブログ

主にポリ袋について書いています。

シャリシャリポリ袋規格品の包装

2021年09月17日 14時54分00秒 | ポリ袋

シャカシャカタイプの規格袋には梱包形態には箱入れと袋入れがあります。


病院、老人福祉施設、給食センターなど多くの施設で使用されています。


こちらは1枚ずつ簡単に取出せるティッシュタイプのポリ袋で、コンパクトな箱入りです。




画像は株式会社ジャパックス製 

メガティッシュ BHシリーズ



病棟を巡回する看護師さんのカートに乗せたり、病室の入り口に専用器具を使用して設置することが可能です。


病院の栄養部門でも袋入れタイプより高価ですが、取り出しが安易なため採用された事案がありました。







そしてこちらが袋入れタイプです。




株式会社福助工業社製

フクレックスです。


200枚づつ袋に入っていて、楕円形のミシン目が付いていますので、そこを開口し、引出します。


さらにフクレックスには紐付きタイプの設定があり、吊り下げて設置し、下に引きちぎります。


まれにポリエチレン片が混入することが予想されますので厨房施設にはおすすめできません。



左 紐付き 紐部分を使用し吊り下げ、外袋の下部をミシン目から外し(黒線部分)1枚づつ引っ張る。


右 紐なし 上部楕円部分から取り出す。



ほとんどのポリ袋メーカーが同等品を製造していますので、厚みを注意して購入してください。

厚みに関して 

0.01ミリ

0.008ミリ

0.007ミリ

の流通が多いと思います。


価格と強度のバランスから0.008ミリ厚がおすすめですが、強度を重視するなら0.01ミリ厚、低価格を望むのでしたら0.007ミリを選択してください。


さらに低価格をご希望でしたらロールタイプポリ袋があります。


これは食品スーパーのサッカー台に設置されていますので、お馴染みかと思います。


1枚づつミシン目で切って使用しますからティッシュタイプに比べ、作業効率は格段に落ち、厚みも0.007ミリ以下ですので、袋自体の強度も弱くなっています。

なお、ロールタイプポリ袋はサイズが限られていますので注意が必要です。


画像 株式会社福助工業社製

ニューフクロール200E





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医療廃棄物用ダンボール容器の外袋

2021年09月17日 05時22分00秒 | ポリ袋
医療廃棄物用ダンボール容器の外袋

コロナ禍において感染性ゴミが増えています。

感染ごみは専用の容器に入れて処分します。

先日、医療廃棄物用ダンボール用の外袋を提案してほしいと要望がありました。

内袋は何度か対応したことがありますが、外袋は初めてです。






箱のサイズはおおよそ縦330横280高さ500ミリでした。

90リットルサイズ 幅900ミリ 長さ1000ミリ 入りますが上部で縛るとなると長さが足りません。

100リットルサイズ 幅1000ミリ 長さ1000ミリ 若干長さが不足でした。

120リットルサイズ 幅1000ミリ 長さ1200ミリ 適当と思います。






材質はLLDPEがお勧めです。

HDPE製を試してみましたが、角部分があたり破れてしまいました。





直鎖状短鎖分岐ポリエチレン(LLDPE)
基本的にはLDPEと同じ特性を持ち合わせており、一般的に低密度ポリエチレンと言われるものはこのタイプです。
LLDPE・LDPEは共に透明で柔軟性に富み引裂き強度、引張り強度が平均的に優れています。
LLDPEはLDPEに変わり新しい主原料として使用されている経緯があるように、LDPEよりシール性能や物理的強度に優れたポリエチレンです。

中低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)
同じポリエチレンでも、LDPEと比較すると特性が異なります。
主に引張り強度、フィルムの腰の強さから薄手でも強度が得られる点です。
代表的な用途としては、スーパーのレジ袋です。
引張り強度はLDPEに比べ非常に優れていますが、引裂き強度は劣り一度切れ目が入るとすっと破れてしまうのが欠点です。

今回は既成品で提案を希望されていたので120リットルサイズを選択しましたが、幅はかなり余ります。

特注サイズを作成する場合は、幅を少し縮め、長さをもう少し足した方が使いやすいと思います。

ガゼット袋(マチ付き袋)の方が、きれいに収まりますが、平袋と比べシール部分の強度が落ちますので、ご注意ください。


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