サツマイモは 大釜で2時間余り炊き込み
残り熱で 1時間以上 蒸らし 煮込み汁を
たっぷり含ませ 冷め頃を見 切り蒸籠に
並べて干す また 煮たてのサツマイモを
綺麗に切るのも 技術を要します
安乗の「きんこ」のように個人の生産は見られなくなったが
越賀は 昔ながらの 個人生産
しかし 衛生面と天候などを考慮し
干場は 屋根はビニール
脇は 風通しの良い ナイロンの網で
囲われている
知り合いの紹介で 志摩市の地域おこし協力隊の
作業場を訪ねた 2年間 市からの補助金があり
年期明けは 移住／干し芋作りが 出来るそうです
ほぼ出来上がった切干は
飴色となり 食慾をそそる
昔は これを藁で囲い 白い甘藷糖を
付けた硬い切り干だった
切り干や「きんこ」が原料の志摩の焼酎
志州隼人レギュラーと 志州隼人ゴールド
レギュラーは 煮た切り干芋の皮などが
ゴールドは 切り干しが原材料となる
ゴールドは 香り味共に抜群の様です
伊勢の庶民の味伊勢沢庵代表的な漬物
12月は 強い西風で 大根が良く乾燥し
自然の恵みを受けて 良い味覚の
漬物ができます
前日当たり干されたダイナミックな
稲架かけ大根
今年は 天候よく 雨が全く
降らなかったといっても過言ではない
大根は 日ごとに乾燥し
丸々太っていたものが お見事にスリム
風囲いか砦のような 稲架かけ大根
こんな風景は 全くと言ってよいほど
今は見られないが
ここでは 昔の懐かしい風景を蘇してくれた
冬の風で 乾燥しやすくするために
大根を 北西に干し 風をまともに受けさせる
さてさて これだけで 大根何本あるでしょうか
内側の稲架近くは 風がほとんどありません
みずみずしい大根が暫くして
乾燥が始まった
最終は ここまで乾燥する
これから何回か漬け直し
美味しい商品は 2年ほど手間暇かかる
たかが沢庵と言われるが
大変なご苦労と心意気が込められている
今日の天気予報が良くなかったので
夕陽の空を期待したが 一向に良くなる気配がない
ところが 日没寸前 空の色が 美しくなったので
慌てて駆けつけて シャッターを切った
好い夕景だった
夕暮れの空は 眼が離せない
冬の夕暮れは つるべ落としといわれるが
エレベータだ ほかに気を取られたり
これでお終いかと話し込んでいると
思わぬ光景が現れる
手じまいをしながら 話し込んでいると
終わりのはずの空が焼けだした
改めて 機材を取り出し 思わぬご褒美