7時頃、イン谷到着。見上げると結構下の方でも雪が。
ノタノホリ(という名の池)辺りから雪道に。
足跡発見。『雪男は向こうからやって来た』という本を読み終えたばかりで、
雪の上の足跡というのはなんかわくわくする。たぶんタヌキかな。
この後、シカやウサギの足跡もたくさん見た。
登っていくに従って、雪が深くなっていく。
雪の踏み心地を楽しんでいたのが、1時間後にはひざ上の深さに。
当然、一歩一歩が進むのが大変。先行者が1人いたので、その踏み跡をたどる。
頂上直下の急登に差し掛かかろうとする時、内心恐れていたことが起こる。
先行する登山者に追いついてしまったのだ。
新雪をラッセルして進むのと、その踏み跡をたどるのでは疲労が何倍も違う。
しかし、今までラッセルをしてもらっていたので、
「代わりましょう」と声をかける。
雪がなくても、ロープのある急登を、太ももまである新雪をラッセルして登る。
四つん這いになり、全身の力で這い上がるという感じだ。
堂満岳山頂着。樹氷ごしに琵琶湖がきれいだ。
今回大活躍の冬山用の靴とアイゼン。
金糞峠への稜線から、蓬莱山を望む。
武奈ヶ岳方面を望む。
金糞峠で昼食。雪山で飲むコーヒーはうまい。
青ザレを下って、イン谷口へ下山。
雪山に来ようと思ってはいたものの、思った以上に雪山登山だった。