piedora grandeの朝。
vallecitosとrinconの圧倒的な東壁。ここに登ろうとしているのか・・・・
high campに向けて登山開始。
高山植物はなくなっていき、岩と雪と氷の世界へ。
4000mを越えていくと、山の雰囲気は完全に異次元のものになっていく。
4500m付近のハイキャンプ。
この付近で高山病の症状が出てくる。
食べるもの飲むもの、すべて吐いてしまう。
いやあ、しんどかったなあ。
ガイドからその体で山頂へのアタックは無理だと
告げられる。ここからさらに1000mの高度、
しかもここからこそが難所、見上げる岩壁。
無理だと言われなくても、行ける気はしなかった。
翌日。朝日に照らされたvallecitosとrincon。
下山。サンベルナルド小屋に戻ると、うそのように
食欲が戻り、鶏のアサードを山ほど平らげた。
「風邪を引かなければ」とか「高山病対策の薬を飲んでおけば」
と言い訳も浮かぶが、万全の体調であったとしても、
山頂に立てなかったかな。
見上げる山容は、そのくらい今までの山とは別次元で、
圧倒的で、そして神々しく、美しかった。