日本は、その独特の文化、安全性、効率的な公共交通機関、優れた医療制度、生活の質の高さから、長期滞在を希望する多くの人々に人気のある国である。しかし、個人や状況によっては、日本があまり適していない場合もある。
フィリピン人は、日本就労に非常に興味を持つ反面、下記のような問題点を指摘することが多い。
生活費: 日本は、特に東京や大阪のような大都市では、生活費が比較的高いことで知られている。家賃、食料品、その他の出費は他国に比べて高額になることがある。
首都圏マニラと比較、生活費はむしろ東京、大阪をはじめ日本国内の物価と比較すると異常に高い。特にフィリピンのホテル料金の高さは、品質からして東南アジア一高い。
フィリピン国内のCPI
Consumer Price Index(CPI消費者物価指数)
消費者が購入する各種の消費やサービスの小売価格の変動を調査・算出した経済指標は、 すなわち、ある時点の世帯の消費構造を基準に、これと同等のものを購入した場合に必要な費用がどのように変動したかを指数値は、
フィリピン統計庁が発表した4月の消費者物価指数は、前年同月比3.8%上昇した。食品と運賃の値上がりを背景に3カ月連続で加速している。
総務省が5月に公表した消費者物価指数は、5月の消費者物価(全国、生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)は前年比2.5%(4月:同2.2%)となり、上昇率は前月から0.3ポイント拡大した。事前の市場予想(QUICK集計:2.6%)を下回る結果であった。
食料品(日本との比較金額を記載しました)
フィリピンの食料品は、日本に比べて2分の1~3分の1程度。
例:
500mlのペットボトルの水
日本:105円 フィリピン:12ペソ(約32円)。
ポテトチップス
日本:1袋150円 フィリピン:25ペソ(約68円)。
キャベツ1玉
日本:250円 フィリピンでは80ペソ(約217円)。
牛肉100g
日本:400円 フィリピン:16ペソ(約43円)。
ただし、輸入食品や日本食材をフィリピンで購入する場合は、日本で購入するよりも約1.5倍から3倍程度の値段です。
参考:日本レストランの食事(首都圏、近接州で利用した価格です)
ラーメン: 350ペソ〜600ペソ(950円〜1,600円)
カツ丼:420ペソ〜750ペソ(1,150円〜2,000円)
にぎり寿司:700ペソ〜3500ペソ(1,800円〜9,500円)
日本より高く不味い。
家賃
フィリピンの平均給与は、多少の格差はあるが日本人のおよそ10分の1。
給与は日本円にすると
一般職:1ヶ月約30,000円程度。
工員:1ヶ月約45,000円程度。
リーダー、係長クラス:1ヶ月約60,000円程度。
スーパーバイザークラス:約70,000円から120,000円程度。
日本人がフィリピンに在住する場合、短期から中期のコンドミニアムの賃貸料金は、首都のマニラで1ヶ月家賃相場は、20,000~75,000ペソ(54,000~203,000)程度。地方都市ではもっと安く借りる。
日本:
日本で同じ程度ならコンドミニアム賃貸料金、およそ20万円かかります。
1ヶ月の家賃の全国平均は5万5,695円。 それに対して、東京都8万1,001円。
フィリピン:30,000〜80,000円
単身者向けのワンルームタイプで54,000円前後から、家族向けは約108,000円~677,500円と多様
交通費や光熱費
フィリピンは日本に比べて交通費は安価です。(金額だけ比較)
日本:地下鉄の初乗り運賃は160円程度。
フィリピン:フィリピン国鉄25円~30円程度。
LRT、LRT2:約32円(₱15〜30)
MRT:約28〜59円(₱13〜28)
イエロータクシー:初乗り運賃は126円(₱60)程度。
レギュラータクシー:初乗り運賃は84円(₱40)程度。
バス:約33円(₱12)
ジプニー:35円(₱13)
タクシー:初乗り運賃110円(₱40)程度
水道光熱費
フィリピンは光熱費は安いと言われるが、
日本人がフィリピンで1人暮らしの場合、
ガス料金:1ヶ月500円前後
水道料金:1ヶ月1,000円から1,500円程度。
但し、飲料水は水道水を飲めないのでと濾過水あるいはペットボトルなどのミネラルを購入する
フィリピンでは部屋までボトルを運んでくれる、便利な水のデリバリーサービス
新規購入はP320、リフィルはP70
しかし、電気料金はとても高い。
1ヶ月およそ5,000円から10,000円程度。
光熱費全体をまとめて見ると、日本と比べ安い。
留意点
フィリピンの物価は、都市部と地方で差がある。
フィリピンでは、物価の上昇に伴い、生活費の節約が重要に。地元の市場を利用する、自炊をする、公共交通機関を利用する、などといった工夫が必要。
近接都市より首都圏が安いことが多いが、一般と同じ管渠の場合、危険なリスクもある。
フィリピンは日本と比べると、ほとんどの物価がとても安価で大変住みやすい国と言われている。
ただし、物価の上昇が激しく、生活の工夫をしないと安く生活することができない。
特に円安で出費が嵩む。
言葉の壁: 多くの日本人が英語を話すとはいえ、日本語を母国語としない人々にとっては、言葉の壁が大きな課題となる。そのため、日常の仕事や交流が難しくなることもある。
労働文化: 日本の労働文化は、長時間労働が多く、仕事への献身が重視される厳しいものです。特にワークライフバランスを重視する文化圏の出身者にとっては、ストレスとなる場合もある。
日本は働き方改革により、フィリピンより残業が少ない。
ビザの制限: 日本での長期ビザの取得は、国籍や状況によっては難しい場合がある。入国管理局の規則により、滞在期間が制限されることもある。
国々へ滞在するためには、その規則に準じた在留資格が必要。不法滞在歴の多い国に関しては、厳格な審査が行われる。
文化の違い: 日本には独自の習慣、伝統、社会規範を持つ文化があります。こうした文化の違いに順応することは、特に自国の文化と大きく異なる場合、人によっては困難な場合があります。
フィリピンで生活する外国人も同一条件である。
社会的統合: 特に日本語が流暢に話せなかったり、社会規範に馴染みがなかったりする場合、外国人にとって、社会的ネットワークを築き、日本社会に溶け込むことは難しいかもしれません。
全世界共通である。
このような課題があるため、長期滞在を希望する人によっては日本が不向きと感じるかもしれないが、多くの人は日本が生活や仕事にとって素晴らしい場所だと感じている。
個人の嗜好や状況、新しい文化や生活様式、在留許可基準に適応する意欲による。と思われる。
フィリピンが安いと言われるのは、外国人が外国通貨をフィリピンへ持ち込んだ場合の比較であり、フィリピン人がフィリピンで獲れる収入の場合のC P Iは異常に高い。
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