ルソン地方ビコール地域を横断した台風レミン(21号)による豪雨は30日午後、アルバイ州のマヨン火山(海抜2,462メートル)の南東斜面で大規模な泥流を発生させ多くの死傷者、生き埋めになっているようです。今回最大の大災害地パダン(レガスピ市)では、300名以上の死傷者を出し、行方不明者も300名以上にも及ぶと発表、最終的には1000名以上になるかも。
今回最も被害が大きかった地区は、首都圏マニラから南東へ210マイル。今年の7月に大噴火したマヨン火山の近く、アルバイ州パダン地区です。
大量の火山灰が蓄積されていたこの火山。前回大被害をもたらした台風15号。その際大雨で、地盤が緩んでいたところへ、今回の台風21号の大雨で一気に泥流と化し、その泥流はパダン地区へ。
この地区は、出ているのは屋根だけ。送電塔は倒され木をなぎ倒し、家々を倒壊、人々を飲み込んだとのこと。
また、大雨で堤防が決壊、多くの部分が氾濫したアルバイ地区では、全く生活物資が不足、早急なる救援物資の支給を要請しているようです。アルバイ地方は、今回の台風で、殆どの住宅地は氾濫した水で荒廃と化し、歴史上知りえる限りでこのような大被害は初めてとのことです。
国軍はじめ、復旧作業に着手しているものの、食料はもちろんのこと、被災者の避難テント、水などが足りなく、フィリピン赤十字が用意した救援物資では全く不足していて、援助を要請しているようです。
既に、カナダ政府は876,000ドル、日本政府も173,000ドルの被災地援助を申し出ているようです。
12月2日の10時に放映された現地からの被害状況は、泥流のあとは非情に広大な地域に及び、洪水に見舞われた地区の殆どは今でも急流並みの水が氾濫していて、泥流に押し流された地区は海へまで流れ出している。
この地区の家々は全家屋とも全壊と言う表現が正しいようです。
以前、ピナツボ火山で起きた泥流の跡地を見るような被害状況。凄まじい大災害です。
台風21号の傷跡
被災地では長期の停電を余儀なくされ、この年末、生活に不安な日々が続きそうです。
先週の木曜日(30日)台風「Reming」(国際的なコードネームDurian)が発生、その勢力の強い台風が引き起こした強風でカマチネス、ダラガ、およびナガ地区のの合計146の送電タワーが倒壊しています。
その影響で、ビーコルおよび南部タガログ地方の居住者にとって電気無しの生活が1週間以上耐えなくてはいけないかもしれないとの見解をTRANSCO(National Transmission Corporation)国営送電公社が発表しています。
最大の送電塔倒壊地区はカマリネスで32塔が倒壊しています。
ラグーナ、バタンガス、およびカヴィテ地区は、停電は復旧しています。
国営送電公社の送電塔146倒壊中、65が半分に折れたほか、折れて倒壊した塔は81、その他300柱の木製電柱が倒れているようです。
現在、送電復旧をする為、多くの技術者が駆けつけ、昼夜復旧作業を行っていて、ナガ変電所へ接続した後に、Transcoは、アルバイ州のダラガ変電所への接続が12月16日までに終わるだろうと推測しているようです。
倒壊した地区では、軽量のミニタワーを建一時的置換して送電復旧に当たり、その後完全復旧を図るようです。
主要都市は1週間程度で停電は復旧しても、完全復旧までには15号の経験からして、長期間時間を要し、多くの方々が不便な生活を余儀なくされるようです。
今回の台風21号の大災害をもたらした大きな原因は、上陸したカタンドアネス地方には全く山脈が無く、台風がさらに勢力を増し大きな災害を起こしたようにも。
最大の被害者を出したパダン地区は、1,400人以上が暮らす村の5つののうち3がまるで残骸のようで、突出するいくつかの家の屋根だけで残っているだけ。
台風が引き起こした泥流はその高さが家の高さにも及び、多くの人々が流され、瓦礫と化したとも。
この台風でこの地区の22000人以上に影響を与え、ヘリコプターによる空中査察では、電話線などはズタズタに切断され、家屋を倒壊した現状は「破壊」されたといえるほどの惨状で、救援活動を妨げているようです。
台風が去った被害地アルバイ州では、マットレスや残った衣服を洗浄、乾燥させている光景が見られ、残骸の中から屋根用のトタン板を探し、仮設住宅を建設し始めているようです。
ただし、パダンからレガスピー市に通じる橋が倒壊している為に、物資の輸送が出来ず、パダンへはオートバイなどによって到達することができるようです。
不思議なこと。
これだけの大被害が起きているこのフィリピン。時折スポット的にニュース。でも見ている皆様、ニュースになるとチャンネルを変えた。見ているのは狂ったような音楽番組。
知り合いの方に今回の台風について聞いてみた。
今回の台風について?
・まもなくクリスマス。損害が大きくクリスマスが出来ないのでカワイソウ。
・サーヤン(残念)家が壊れたからとか。
・首都圏に上陸しなくてよかった。神様に願いが通じた。
家が殆ど壊れちゃったようですよ?
・バハイクボ(竹で作った簡易住宅)が沢山、でも安いからすぐに出来る。
・クリスマスと正月はどうするのかな?
・泥流だから仕方ない。
多くの人が死亡し、行方不明になっていますよ?
・カワイソウ
・レイテの地すべりと同じ。もう少し経てば誰も探さない。
・しょうがない。台風だから。
・ニュース見ていないから分からない。
被災地へどうして寄付しないの?
・なんで?
・今お金ない。
・カワワディバ アコ(私かわいそうでしょう。)
・何処で寄付するの?
寄付はメトロ銀行やGMAでも受け付けていますよ。
・寄付金を送っても、連中が着服するよ。
・寄付したお金は誰が被災者へ渡すの?政府だったら止めたほうが良い。連中の私腹を肥やすだけだ。
・テレビのテロップが早すぎて分からない。(見ている方もいた。)
・日本は寄付しないの?(そういう問題ではないぞ!)
この近辺の知り合い、この台風の情報は殆どテレビのニュースでかじり程度。ニュースより、これだけ大きな台風被害にあっていても、歌番組で鼻歌歌って、笑っていることが好きなようです。
ビーコル地方で自宅が崩壊したオネーチャン。
「電話が通じないので連絡がつかない。前、お兄さんからの連絡では、15号のときに半分壊れて、今回の台風で家は海へ流されていった。御父さんとお母さんは家がなくなったから、お兄さんの自宅へ行くといっているから問題ない。」
自宅が海に流されても心配しないの?
「何時も台風が来ると家がなくなるから慣れています。」
どんな家なの?
「海辺に板や竹で作った家。」
その地区は、そのような家が多いの?
「漁師は殆ど簡易な住宅に住んでいます。強い風が吹けば屋根が飛ぶのは何時ものことです。」
送金はしないの?
「お金送ると、酒飲んでしまう。でも、今年は家を作るお金1万5千ペソ送らないと。」
1万5千ペソで家が出来るの?
「出来ます。」
どんな家なの?
「合板、屋根のトタン買えば大丈夫直ぐ出来ます。」
家ではなく、日よけのある飯場みたいなものなのかもしれないな。電気は前回の15号以来電柱工事にも来なく、全く復旧する見通しがないとか。多くの家が違法配電行為をしていたようでメラルコは全く復旧する気配がないとのこと。
首都圏も15号の大被害以降、メラルコは送電を見直していて、ジャンパー即ち違法配電をしている地区を一掃しています。
被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
しかし、首都圏ベイウオークでは大花火大会開催中?
今回最も被害が大きかった地区は、首都圏マニラから南東へ210マイル。今年の7月に大噴火したマヨン火山の近く、アルバイ州パダン地区です。
大量の火山灰が蓄積されていたこの火山。前回大被害をもたらした台風15号。その際大雨で、地盤が緩んでいたところへ、今回の台風21号の大雨で一気に泥流と化し、その泥流はパダン地区へ。
この地区は、出ているのは屋根だけ。送電塔は倒され木をなぎ倒し、家々を倒壊、人々を飲み込んだとのこと。
また、大雨で堤防が決壊、多くの部分が氾濫したアルバイ地区では、全く生活物資が不足、早急なる救援物資の支給を要請しているようです。アルバイ地方は、今回の台風で、殆どの住宅地は氾濫した水で荒廃と化し、歴史上知りえる限りでこのような大被害は初めてとのことです。
国軍はじめ、復旧作業に着手しているものの、食料はもちろんのこと、被災者の避難テント、水などが足りなく、フィリピン赤十字が用意した救援物資では全く不足していて、援助を要請しているようです。
既に、カナダ政府は876,000ドル、日本政府も173,000ドルの被災地援助を申し出ているようです。
12月2日の10時に放映された現地からの被害状況は、泥流のあとは非情に広大な地域に及び、洪水に見舞われた地区の殆どは今でも急流並みの水が氾濫していて、泥流に押し流された地区は海へまで流れ出している。
この地区の家々は全家屋とも全壊と言う表現が正しいようです。
以前、ピナツボ火山で起きた泥流の跡地を見るような被害状況。凄まじい大災害です。
台風21号の傷跡
被災地では長期の停電を余儀なくされ、この年末、生活に不安な日々が続きそうです。
先週の木曜日(30日)台風「Reming」(国際的なコードネームDurian)が発生、その勢力の強い台風が引き起こした強風でカマチネス、ダラガ、およびナガ地区のの合計146の送電タワーが倒壊しています。
その影響で、ビーコルおよび南部タガログ地方の居住者にとって電気無しの生活が1週間以上耐えなくてはいけないかもしれないとの見解をTRANSCO(National Transmission Corporation)国営送電公社が発表しています。
最大の送電塔倒壊地区はカマリネスで32塔が倒壊しています。
ラグーナ、バタンガス、およびカヴィテ地区は、停電は復旧しています。
国営送電公社の送電塔146倒壊中、65が半分に折れたほか、折れて倒壊した塔は81、その他300柱の木製電柱が倒れているようです。
現在、送電復旧をする為、多くの技術者が駆けつけ、昼夜復旧作業を行っていて、ナガ変電所へ接続した後に、Transcoは、アルバイ州のダラガ変電所への接続が12月16日までに終わるだろうと推測しているようです。
倒壊した地区では、軽量のミニタワーを建一時的置換して送電復旧に当たり、その後完全復旧を図るようです。
主要都市は1週間程度で停電は復旧しても、完全復旧までには15号の経験からして、長期間時間を要し、多くの方々が不便な生活を余儀なくされるようです。
今回の台風21号の大災害をもたらした大きな原因は、上陸したカタンドアネス地方には全く山脈が無く、台風がさらに勢力を増し大きな災害を起こしたようにも。
最大の被害者を出したパダン地区は、1,400人以上が暮らす村の5つののうち3がまるで残骸のようで、突出するいくつかの家の屋根だけで残っているだけ。
台風が引き起こした泥流はその高さが家の高さにも及び、多くの人々が流され、瓦礫と化したとも。
この台風でこの地区の22000人以上に影響を与え、ヘリコプターによる空中査察では、電話線などはズタズタに切断され、家屋を倒壊した現状は「破壊」されたといえるほどの惨状で、救援活動を妨げているようです。
台風が去った被害地アルバイ州では、マットレスや残った衣服を洗浄、乾燥させている光景が見られ、残骸の中から屋根用のトタン板を探し、仮設住宅を建設し始めているようです。
ただし、パダンからレガスピー市に通じる橋が倒壊している為に、物資の輸送が出来ず、パダンへはオートバイなどによって到達することができるようです。
不思議なこと。
これだけの大被害が起きているこのフィリピン。時折スポット的にニュース。でも見ている皆様、ニュースになるとチャンネルを変えた。見ているのは狂ったような音楽番組。
知り合いの方に今回の台風について聞いてみた。
今回の台風について?
・まもなくクリスマス。損害が大きくクリスマスが出来ないのでカワイソウ。
・サーヤン(残念)家が壊れたからとか。
・首都圏に上陸しなくてよかった。神様に願いが通じた。
家が殆ど壊れちゃったようですよ?
・バハイクボ(竹で作った簡易住宅)が沢山、でも安いからすぐに出来る。
・クリスマスと正月はどうするのかな?
・泥流だから仕方ない。
多くの人が死亡し、行方不明になっていますよ?
・カワイソウ
・レイテの地すべりと同じ。もう少し経てば誰も探さない。
・しょうがない。台風だから。
・ニュース見ていないから分からない。
被災地へどうして寄付しないの?
・なんで?
・今お金ない。
・カワワディバ アコ(私かわいそうでしょう。)
・何処で寄付するの?
寄付はメトロ銀行やGMAでも受け付けていますよ。
・寄付金を送っても、連中が着服するよ。
・寄付したお金は誰が被災者へ渡すの?政府だったら止めたほうが良い。連中の私腹を肥やすだけだ。
・テレビのテロップが早すぎて分からない。(見ている方もいた。)
・日本は寄付しないの?(そういう問題ではないぞ!)
この近辺の知り合い、この台風の情報は殆どテレビのニュースでかじり程度。ニュースより、これだけ大きな台風被害にあっていても、歌番組で鼻歌歌って、笑っていることが好きなようです。
ビーコル地方で自宅が崩壊したオネーチャン。
「電話が通じないので連絡がつかない。前、お兄さんからの連絡では、15号のときに半分壊れて、今回の台風で家は海へ流されていった。御父さんとお母さんは家がなくなったから、お兄さんの自宅へ行くといっているから問題ない。」
自宅が海に流されても心配しないの?
「何時も台風が来ると家がなくなるから慣れています。」
どんな家なの?
「海辺に板や竹で作った家。」
その地区は、そのような家が多いの?
「漁師は殆ど簡易な住宅に住んでいます。強い風が吹けば屋根が飛ぶのは何時ものことです。」
送金はしないの?
「お金送ると、酒飲んでしまう。でも、今年は家を作るお金1万5千ペソ送らないと。」
1万5千ペソで家が出来るの?
「出来ます。」
どんな家なの?
「合板、屋根のトタン買えば大丈夫直ぐ出来ます。」
家ではなく、日よけのある飯場みたいなものなのかもしれないな。電気は前回の15号以来電柱工事にも来なく、全く復旧する見通しがないとか。多くの家が違法配電行為をしていたようでメラルコは全く復旧する気配がないとのこと。
首都圏も15号の大被害以降、メラルコは送電を見直していて、ジャンパー即ち違法配電をしている地区を一掃しています。
被災地の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
しかし、首都圏ベイウオークでは大花火大会開催中?
訂正ですがPLDTは電話会社ですよね(^_^;)
メラルコですね。
日本人はこういった点では優秀だと思いますよ。同じ過ちは繰り返さないから…
倒壊した家?あれは家という代物ではないですよ。あれが家なら日本の犬小屋はお屋敷ですよ(苦笑)
コンクリートの土台に鉄の柱?断熱材に耐火ボードなんて夢の材料?竹で編んだものを組み上げたものなんて暴風雨や地震起きれば一発でダメでしょう。人が住む環境整備を少しは考えて欲しいものです。泥流で埋まった地区できっと二次災害が起きるでしょう。マラリアやデング熱はたまた腸チフスなどの伝染病。なる前に対策打たないと大変なことなるディバ
寄付も人を通して寄付金は絶対被害者の元へ届かないとP家内も言ってました。寄付するなら直接被害者に渡した方が間違いないダッテ…災害を肥やしにして太る輩がいる事は間違いないですから…
いつの時代も被害を受ける弱者は頑張っても報われない事を国は何をしてあげられるのか?気の毒としか言いようがないですよ。
不満を羅列して失礼しました。ただP国は好きですけど政府や行政のだらし無さに憤りを感じての事なので…悲
地方へ行くとわかるのですが、本当に住宅環境が悪いのがフィリピンの特徴です。マカティ市などの高層ビルとのアンバランス。ライフラインの整備がこのフィリピンの発展と比例するようにも思えます。
寄付に関しては、仰るとおりです。様々な経費を控除、残ったものを現地へ。でも無かった。もありえますね。一番怖いのは伝染病の発生です。これからこの被災地の不満が「アロヨ」に向けられないようにしっかりとした被災地救済をして欲しいものです。アロヨが大統領だから台風が来た。等と訳の分からない風説が流れませぬように。「不満の羅列」これって語源はフィリピンかもしれません。コメント有難うございました。
良かったです!無事でした!妻も大泣きでしたね。
街場の通りなのに腰のあたりまで、まるで川のように流れる水。強風にあおられ屋根が飛ぶ(竹を編んだような家ではありません)悲惨な状況だったと伝えて来ました。
幸いして通りより高台にある実家は水害は免れましたが、逆に強風が!と心配していたところ、家屋も無事だったようです。
若いときから貧乏でまわりの好意に助けられながら所帯をもった両親が、今度はまわりの家を無くした人達を自宅に招いて助けています。小さなバハイはベランダはもちろん、猫の額のような庭先にもテーブルを置き、いつの間にか大家族のようになっているそうです。母親が教師を勤める学校も崩壊しました。行方不明の教え子を案じて行った教会から帰って来たばかりだと、泣きながら伝えていました。
妻の家族は両親と弟ひとり。どれを取っても要領が悪く、貧乏くじばかり引いてる根性よし家族。
わたしからの援助でやっと作った郊外の別宅と家畜小屋が、見るも無残に壊れてしまったと父親が申し訳なさそうにぽつりと‥
バカヤロ!んなもん、どーでもいーわい!
ありがとう!本当にありがとう!
生きててくれて‥
年甲斐もなく、大泣きした夜でした。
私は21号に直撃されたタバコ市に住んでいてこの台風
の凄さを直接体験しました。
インターネットでこの台風の発生と同時に進路や規模を確認し当日30日午前6時までの台風情報をしっていました。
前日の29日の台風の位置では30日に当地が直撃を受ける事がわかっていたので知人や隣人に教えていました。
台風の規模を示す大きさはチャンネル2で確かシグナル3程度しか話していなかったと思います。
直撃した台風はシグナル5~6に相当し全ての立ち木は
なぎ倒されました。
人生初めての経験でした。
フィリピン政府は救援活動は皆無でした。
アロヨ大統領は選挙でこの地で大敗しているので救援
は殆どしていません。
馬鹿野郎!・・・・フィリピン政府ども!
日本人の俺がちゃんと体験しているのだ!
これが実態フィリピンなのだ!
人の命を大事にしないフィリピンには救援物資は必要
ない!
直接被災地に入った救援活動と援助が必要!
もっと外国を知れ!
本当に判っているの!