フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

マラテ朝5時

2007-05-12 | フィリピン
最近の首都圏、緊急自動車のサイレンがけたたましく鳴り響くことが多くなってきた。
急病、火事が結構多くなってきたようです。
ご存知のとおり、道路という道路は結構渋滞。挙句の果てに運転手のマナーは皆無。当然、緊急自動車へ道を譲るなどという配慮などは全くなく「わが道を行く族」が非常に多い。
5月11日早朝、マラテに消防車のサイレンが鳴り響いた。
何時もであれば2,3台くらい。しかし今日は違う。その数が益々増えてきた。
大変なことだ!我々が住んでいる窓越しに黒煙が迫ってきている。
すぐさま外へ出た。凄まじい煙そして異臭。
集まっている方々に場所を聞いた。
「ダコタレジデンス」
野次馬根性で現場え。
何事ないダコタレジデンス。しかし、その道路上には溢れんばかりの消防車。
不思議なのがフィリピンの火事現場。警察官の姿など全く見られず、交通整理すらしていない。
2名のPNP確かに遠巻きに現場を見ている。一人の警察官はニヤニヤしながらテキストに夢中・・・・・・
火災現場「来来軒マラテ店」
決してガス爆発でないことは確か。
4時くらいに閉店。火事が起きたのは5時。
シャッターを壊し、ガラス窓を破って消火作業。本当にフィリピンの火事は怖い。
放水する水の威力が本当に弱く、見る見る間に火勢が強くなっていく。
隣のハップちゃん、そしてワインショップはその火勢を見守るだけ。そして火事場泥棒に会わない対策中。
40分間くらいで消化したがその焼け跡、無残。
その火事場で聞いたこと。
この店の契約は昨日で2年の契約を終えた。ひょっとしたら?
駆けつけたこの店の従業員が口走ったこと。
「最近は客数が少なく、売上もない。開店当初はちょっといいかと思ったのだが2ヶ月目ぐらいから客数はどんどん減り、毎月社員の給料は遅配。現在も給料遅配が続いている。何で契約更新のときに火事になるのか?ひょっとしたら放火だな。」
凄まじいことを言う。恐ろしくなってきた。
この現場にいた従業員初め多くの者がこのようなことを口走る。
「この火事でオーナーは従業員への退職金はじめ全て支払う責が無くなったようなもの。燃えてしまったのでは何もないのだから弁償能力も無いのだから。」
嘘みたいな話。しかし、多くの方が言うことは、経営の思わしくない場合、経営者は火事を発生させることが多いんだとか。
この現場でもこのような話を平気でするから末恐ろしい。
日本であれば、現場検証をして消防署員がしっかりとした原因を究明するのだが、当然警察も原因究明をするのだが。
現場でこのような話が出ていればなおさら。
なんともおかしな国でもある。
交通事故などもそうなのですが「ヤラレ損」がフィリピン流。交通事故などの場合には頭かいて「ワランペラ」で何とかなってしまう国。
フィリピン人はガスに対する危険観念が非常に薄いようにも。
火がついていれば時折その確認をするのですが、フィリピン人は結構忘れてしまうことが多い。
たとえばガスが不完全燃焼していても全くその異臭に疎い場合も追いようです。
建築物の密度が非常に悪いのが幸い。メイドを雇用されているかたはくれぐれも相手に任せずに面倒でも自分の眼でしっかり確認が鉄則のようにも。
地震雷火事親父。災害は何時起きるかわからないのは世界同一条件。
くれぐれも滞在する先では避難経路を再確認することが大事です。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホテル火災、1人死亡 | トップ | LIQUR BANNED »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何か違っていますよね (川合ワールド)
2007-05-12 14:56:47
先日、ビグタンで兄貴の家が全焼しました、近所の10世帯位燃えましたが、火事を出した家の責任は全然ないみたいです、車もおっしゃるとおりだと思います、何時もやられ損の国フィリピンですね
返信する
怖い国です (PP)
2007-05-12 16:30:08
川合ワールド様 大変な思いをなされたのですね。お見舞い申し上げます。明日は我が身。この国はそれを更に身近に感じられる国ですね。コメント有難うございました。
返信する

コメントを投稿

フィリピン」カテゴリの最新記事