少子高齢化 ＡＧＩＮＧ ＪＡＰＡＮ

年々進む少子高齢化。

このマニラでも象徴するように日本人とオネーチャンのコンビの様相が変わってきた。
今から１５年位前には、オヤジ殿と子供。現在は、少子高齢化と平行してジジィ殿と孫のようなカップルが非常に多くなってきた。
ジジィ殿と孫カップル、多くは夕食を終え８時から９時くらいホテルへ戻ってくる。１対１カップル、１対２カップル、１対１家族等もいる。（現地ではバランガイカップルとの異名もある。）

最近のジジィ殿ファッションも変わってきた。アンちゃんが愛用する帽子をかぶり、白いＴシャツに半ズボンもしくは腰上にベルトをしたツンツルテンのジーンズに運動靴。
ホテルへ戻りロビーでエレベーター待ち中に飲みすぎた酒と疲労でソファーへ腰をかけなかなか立てないジジィ殿。腰痛なのか背を丸めながらショボショボ足で歩くジジィ殿。目のあたりにして思うこと。「本当に疲労困憊」のような顔をしているジジィ殿が多い。中にはジャパユキのオネーチャンとセックス談義、しかも大声で「パパ　マタイカウ　バイアグラノミナサイ。ガンバラナイ　ダメナ」
エ！と思うようなことを平気で。ある意味で保険金でも狙っているのか？

とあるホテルでフィリピンの友人とコーヒーを飲んでいた時、年のころ７０歳近くのジジィ殿と一見豚のような下っ腹の出たオネーチャンがお互い真っ赤な顔して帰ってきた。ジジィ殿、結構な量が入っているようで結構酔っ払っている。近くのソファーへ腰を下ろした。オネーチャンはエレベーターを待つ。エレベーターが来てドアが開いた。
オネーチャンさっさとエレベーターへ乗り込みジジィ殿へ手を振って呼んでいる。ジジィ殿ソファー上でギブアップ状態。
同乗する他の客が痺れを切らしオネーチャンに促した。何尾勘違いしたかオネーチャンジジィ殿を一人ロビーに残しエレベーターで昇っていってしまった。
２０分過ぎてもオネーチャン降りてこない。息遣いが落ち着いたジジィ殿、あたりを見渡しオネーチャンを探している。突然立ち上がったジジィ殿ホテルの外へ出て行った。
暫くしてオネーチャンが降りてきた。ロビー内を見渡し、再度エレベーターで部屋へ戻った。我々が帰ろうとしたとき、オネーチャンが二タニタ笑いながら再度降りてきて我々に声を掛けてきた。
オネーチャン「ここにいた老人を見かけなかったですか？」なんだよやぶから棒に！
友人「先ほど外へ出て行きましたよ。」
オネーチャン「何で教えてくれないの？」
友人「変な言いがかりをつけますね？あなたの連れでしょう。何でほっとくのですか？」
オネーチャン「酔っ払っているから休ませて置いただけ。私が降りてきたときに声掛けてくれればよかったのに」完全に世の中勘違いしている豚オンナだ。

オネーチャン入り口のガードへ問いただしている。ジジィ殿結構泥酔している様子。当然、言葉も殆ど出来ないことだ。豚オネーチャンも無責任だ。豚オネーチャンに能書き言われたフィリピンの友人なんとなく収まりが付かないのか制止してもきかずに豚オネーチャンの元へ。
友人「おかしなことを言わないほうが良い。あなたの連れは貴方が面倒見るのが当然でしょう。まして酔っ払っている年寄りを例えロビーであっても置いていって、挙句の果てに声掛けてくれ？何か勘違いしていないですか？」かなりむっとした表情だ。結構太っている上に体格も良い友人がオネーチャンにすごむ様に言った。
オネーチャン「だってあのロロ（ジジィ）酔っ払ってばかり、寝ていれば体は触りまくり、起きれば酒ばかり、面倒みているほうが迷惑よ。」本音を吐いたな「金」目当ての豚女！！
友人「あんたは日本へ行ったジャパユキ？」
オネーチャン「ジャパユキでない。エンターティナーですよ。」口を尖らしながら・・・・
友人「じゃ、あの老人を誰がマニラへ呼んだの？」
オネーチャン「アコ」
友人「じゃあんたが責任もって面倒見るのが普通ですよ。」
オネーチャン「ダイジョウブ直ぐに戻ってくるから。」
ゴチャゴチャはなしながらロビーに３０分以上いた。しかし、老人が戻ってこない。
一人のブガウが入ってきた。オネーチャンに老人がカラオケで酒飲んで代金を支払わないでいるので店が閉店できないとか？
（オネガイシマス！こんな問題でばかり出動させられるのは極力ご勘弁を・・・・・・・・・ＰＰが心の中で思ったこと。）

友人「俺が一緒にいってあげる。この近辺であれば適当なことを言われるのは間違いない。ＰＰ一寸待っていて。」
ＰＰ「オーケー」神様に願いが通じたようだ。
豚オンナ、オネーチャン、ブガウの３人が出て行った。２０分もしないうちにジジィ殿を連れて３人が帰ってきた。
ジジィ殿はオネーチャンがいなくなったので帰ったと思い、外へ出たらこのブガウに連れられてカラオケへ言ったようだ。酔って寝てしまい清算を御願いしても言葉が全く分からずに、ジジィ殿に宿泊先を尋ねたところこのホテルの名前とオネーチャンの名前を言ったのでジジィ殿の引取りと支払いを御願いに来たとか？

オネーチャン「幾ら飲んだのですか？」
ブガウ「９２００ペソ　ポ」
オネーチャン「１時間もいないのでしょう？随分ですね？」
友人「その店の１時間料金は幾らだ？」
ブガウ「６００ペソです。」
友人「分かった。一寸待ってくれ。直ぐにモビール呼ぶから。」
ブガウ突然慌てふためいて友人へ
ブガウ「ダイジョウブです１２００ペソください。」オドオドしている。
友人「随分なことをするね。どうする、反対に訴えてやるか？」
ブガウ「１２００ペソです。間違いなく１２００ペソです。」
友人はそのオネーチャンへ金額を言い支払わせブガウを返した。
オネーチャン「あの店は本当に酷い店ね。」鼻高々に生意気こいた。
友人「あんたがこんな年寄りほって置くからこういうことになるんだよ。もし事故にでもあったらどうするんだ。最近ハイヤットホテル前のデルピラー通りで酒に酔った韓国人が乗用車に引かれて即死したの知らないのか？」
オネーチャン「ヒンデェ」
友人「あんたが呼んだのだから責任もって面倒ミなさい。それが出来ないのならば呼ばないことだ。」もっともだもっともだ。
オネーチャン「だから言ったディバ。イカウ　酒飲んだらだめな！！酔っ払うだから！！」ジジィ殿へ結構な剣幕で
ジジィ殿「イカウ何時も俺が酔っ払うといなくなるでしょう。又俺を置いて帰ったのかと思って飲みに行ったんだよ！」
話を聞いていると、この豚オネーチャン。ジジィ殿が酔っ払ったことをいいことにジジィ殿を一人置いて帰宅していたようだ。
ジジィ殿「さっき両替した金はもうないの？」
オネーチャン「ゼンブサケノンダダカラ　オカネナイディバ」
ジジィ殿「毎日５万円も掛かるとはこのフィリピンは大変物価の高い国だね。タクシー代３０００ペソ持ったの？今日も帰るんでしょう？」
オネーチャン「アノダウ」なんだってという意味。タクシー代３０００ペソ持ったとジジィ殿が言うことは毎日か？
ＰＰ「オネーサンの自宅はどちらですか？遠いようですね？」
オネーチャン「遠くないですよ。ＪＰリサールの近くです。」ＪＰリサールだったら１００ペソくらいだナ？
毎日５万円も両替しているのだな？挙句の果てにタクシー代３０００ペソ。なかなかの悪玉豚オンナだ！
友人「ＰＰこのオネーチャンなかなかの人だね。」
オネーチャン「関係ないディバ！アコのマハルコ　だから！」おや！豚がキングコングに豹変した。ＰＰ「後で日本人の老人が貴方に騙された。と言われない様にネ！」
オネーチャン「オーケーラン。アコ　ワルイコトシテイナイダカラ。ニチヨウビキョウカイイッタダカラ。カミサマモ　アコ　ワルクナイダッテ。」
信仰は自由です。この人の神様豚オネーチャンと何を話したのだろう？