大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

文字と言葉

2024-06-13 08:47:03 | 日記
 表音文字のみでは新しい言葉を作理出す機能
(造語機能)がありませんから、勢い外来語を
そのまま使用することになります。表音文字は
どう発音するかを表示していますから、言って
みれば、発音記号なので新たな概念を持つ言葉
を作り出すことは困難です。

 江戸時代末期から明治時代にかけ、西洋から
多くの文物とか概念が日本に入ってきました。
それらを日本語(主に漢字)にて、新たな言葉
を作り出したのでした。「哲学、科学、新聞、
雑誌」などの、様々な言葉がこの時期に数多く
作られました。漢字は表意文字ですから、言葉
の概念にあった漢字を組み合わせて新たな言葉
を作り出せたのです。
 こうして作られた言葉(単語)を、明治期に
中国や朝鮮から来た留学生が学び、自国に持ち
帰ったのでした。それゆえに、それぞれの国の
現代語の 7,8割が日本語由来の言葉なのだそう
です。
 中国語は漢字で表しますので、意味ある言葉
となりますが、ハングルは音のみですから同音
異義語が多くて不便そうに感じます。
 濁点も区別できないようで、特異な例では、
”防火”と”放火”が、どちらも発音をカタカナで
書くと”ボウカ”と、同じ発音/表記なのだそう
です。こうなると、前後の文章で判断するしか
ないのでしょう。^^;
 やはり、日本の”漢字かな混じり文”と同様な
”漢字ハングル混じり文”に移行したほうが良い
と思いますね。まあ、これは当事国にて決める
ことなのですがね。

 明治期の先人のおかげで、ほとんどの学問は
日本語(の文献)にて学習できます。最高学府
まで自国の言葉で勉強できる国は、そう多くは
ないと思います。ハングルで複雑な内容の論議
をするのは、大変でしょうね。

 アルファベットも表音文字ですが、長い歴史
で、言葉が重ならないような工夫がされてきた
ものと思います。しかも”Anti-xxxxx"のような
熟語的な方法にて、概念を伴った新たな言葉が
作られているように思います。これが漢字だと
短くて済みますね。(^_^)

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