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マイホームの地盤を知ろう!

2020年05月24日 21時18分57秒 | 一戸建て購入時に

どんな家でも、建てる前に行うのが、地盤調査です。調査の目的は地盤に合った基礎を作るためです。建物の重量に対し、地盤が耐えられなければ、必要な補強をしなければなりません。従い、地盤調査報告書の内容には、試験の方法と結果、そして、結果から分析した考察が記載されます。
考察とは、地盤調査結果及び周辺環境を総合的に判断して、採用すべき基礎の設計指針を決めるものです。地盤調査会社は、地盤のプロですから、基本的には、考察で書かれた基礎の設計の考え方が実行されます。日本には約100社の地盤調査会社があります。調査の方法は各社ほとんど同じですが、地盤調査会社の質は、この考察の書き方で決まるとも言えます。
一般の買主が地盤報告書を見ても、内容を判断することは困難かもしれません。でも、地盤報告書の考察は必ず目を通して下さい。
考察に基づいて、実際の基礎が定められているかがポイントです。具体的には、①考察の指針は何か、また、実際の基礎はその通りになっているか ②丁寧に分かりやすく書いてあるか ③そこの地盤だけでなく、周辺も検討しているか ④異常値が出ていた場合、その原因究明をしているか、このような項目です。
地盤調査報告書を見れば、液状化の可能性も分かります。液状化の可能性が高ければ地盤改良や杭が必要となります。従い、地盤調査報告書は極めて大事なものですので、出来れば、売買契約の前に確認しておきたいものです。地盤調査報告書は、家を建てる場合の元となりますので、必ず、売主からコピーを入手しておくことも重要です。上の写真は地盤報告書の例ですが、量的にこのぐらい書かれていればOKです。(106)


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