マンションの管理組合として入る保険があります。私のマンションでは、最近、保険会社の変更、地震保険への加入、これを実施しました。これらを実施するに当たって、勉強になったことをお知らせ致します。まず、保険についてのご質問です。以下の事項が生じた場合、マンションで加入する一般的な保険で補償される可能性のあるものは何番(複数あります)でしょうか?解答は後の方に書きました。
①洗濯機の排水ホースが外れ、下の階を汚損させた復旧費用
②床下の給水管が腐食し、下の階のお部屋を汚損させた復旧費用
③バルコニーから植木鉢を落とし、人に怪我をさせた場合の治療費
④部屋のガラスを不注意で割ってしまった場合の復旧費
⑤子供が遊んでいて、誤って友達の家の骨董品を割ってしまった時の弁償代
⑥買い物をしていて、お店の陳列品をや商品を壊してしまった場合の弁償代
⑦スキーの滑走中に誤って人にケガをさせてしまった場合の治療費
⑧自転車で通行中、誤って歩行者にケガをさせてしまった治療費
マンションの管理組合が加入する保険によって補償されるのは、基本的には、(1)マンションの共用部が受けた被害 (2)マンションの共用部が原因で与えた被害、この2種類です。この観点からすると、①~③は分かりやすいです。難しいのは、特に、⑤以降です。
さて、解答ですが、①~⑧全てが保険で補償される可能性があります。特に⑤以降は、「あれ、そうなの!」という感じではないでしょうか。マンションの住民が、誤って事故を起こしてしまった場合でも、結構広い範囲で補償されます。ですので、何か起きた場合には、管理組合、もしくは管理会社に聞いて、保険で求償できるのか確かめた方がお得ということになります。(11.11)
私はマンションの長期修繕委員を10年間ほど担当しています。そんな関係から、住民の方から、質問や要望を頂くことがあります。最近の質問の中で、「結露が多いし、エコポイントも付くので、窓の断熱性を高めたい。どういう方法が良いか?」こういうのが数件ありました。住民も高齢化してますし、建物も30年以上経過しているので、換気設備も窓を開ける以外ありません。寒いから窓を閉めてしまう、そうなると結露する、どうしてもこうなってしまいます。
それではと、専有部分ではありますが、管理組合の理事会として、マンションの窓の断熱性向上として、どのような対策が最善なのかの検討を始めました。手始めに、業者を4社呼んで、技術的な内容の把握、金額のレベルを知ることにしました。知りたかった点は、二重窓かペアガラスか、そして、費用は?このような点です。工事費用は30戸以上は行うという前提にしました。要するに、数をまとめて安く工事を行う、マンションの強みを生かすことを考えました。
検討を重ねた結果、ペアガラスではなく、二重窓を採用すること、その前提で、4社から1社(Sアルミ社)を選び出し、最終工事金額を交渉、最初の金額より相当に減額となりました。そして、住民に対する説明会を開催し、約50戸が二重窓を設置することになりました。専有部分でも、マンションとして、技術的な検討や価格の交渉をすれば、良いものがより安く設置できる、このような数の優位を生かすことが大事と思いました。写真は、既存の外窓に、内窓を付けて二重窓にした様子です。内窓のガラス厚は5mm、枠は樹脂製です。二重窓にした感想は、断熱効果も相当に向上しますが、遮音効果も上がりますのでお勧めです。(10.12)
あけまして
おめでとう
ございます
青空いっぱいの下で、2013年の幕が開かれました。私の人生の頂きは上り終えて、道は下り坂です。向こうから春風が吹いてきます。今年はどんな1年になるやら、期待と希望を持って歩んで行きたいと思っています。昨年も多くの方にブログに訪問して頂きまして、誠にありがとうございました。これからも、住宅を購入された方のお力添えになれるように、記事を書いていこうと思っています。今年1年も何卒よろしくお願い申し上げます。プロチェック代表 番場 敏郎