いよいよ完成が近づいてきました。
細かな部分を仕上げていきます。
〇首輪
モデルの猫さんは首輪をしていたので、それを作ります。
お借りしている資料写真ではピンク色のノミ取り首輪のように見えます。
恐らくゴムのような素材だと思うのですが、ゴムで製作するには、型を起こしたりしなければならず、材質の再現は断念しました。
そこでフェレットやリスなどの小動物用の首輪を流用しようと思いましたが、ネットで探してもサイズ的に合いそうな物がありません。
仕方がないので革で一から作ろうと思い、近所の手芸店に行きますが、ピンク色の革はありませんでした。
せめて色だけは近い物にしたいのですが、良い材料が無く途方に暮れていた時に、100均でこんなのを見つけました。
帽子が風で飛んでいってしまわないようにする物のようです。
良い感じの色だったので、これを流用します。
必要な幅は5mmなのですが10mmもあるので、一度解体します。
接着されている所を全部剥がし、 必要な幅にカットしてから再接着します。 長さの余った部分でバックル部分も作り、鈴も付けて完成です。
首輪を装着する部分は、植毛した毛を抜きました。 装着するとこんな感じです。 〇ヒゲ 今回も実際の猫のヒゲのように、先端が細くなっていくテーパー加工のされている物を使用しました。 保管してあった今は亡き愛猫のヒゲを採寸すると、最も太い所で0.3mmでした。 今回製作している猫人形は1/2サイズですので、太さ0.15mm、長さ50mm以上の物を探すのですが、なかなか見つからず、ヒゲの材料の入手に2ヶ月も掛かってしまいました。 材質はPBTという合成繊維で、先端がテーパー加工されていて筆や刷毛、有名なところでは歯ブラシ(極細毛)なんかに使われています。 0.15mmだと大体刷毛になると思うのですが、最近は本物の動物繊維のようにウネウネと波加工されているものが主流のようで、ストレートな物を探すのに苦労しました。 しかし、先端が消えるように細くなっていると、とても雰囲気が良いです。 そんな細かな所を気にする方は多くはないかもしれませんが、こだわっていきたいです。 爪でしごくとカーブしますので、重力で垂れ下がっている感じに曲げて接着します。 〇耳 猫の耳の縁には皮が二重になって袋状になった部分があります。 通称“耳袋”、正式には縁皮嚢(えんぴのう)と言うそうです。 今回はそれも再現してみました。 耳毛には羊毛のロムニー(トップ)を使いました。 直毛に近く、コシがあって耳毛には良い感じだと思います。 〇ツンツンした毛 前回、猫の毛には上毛と下毛があるという事を書きましたが、逆光の時に上毛が飛び出してツンツンしているのがよくわかることがあります。 そういうのを再現してみたかったのですが、画像ではわかりにくいですね。スミマセン。
先日はブログにコメントありがとうございました^ ^
私がすっとぼけて「名無しさん」と勘違いして、コメントが今になってしまいました;^_^A
実は、コメントいただく前に、羊毛フェルトで猫を作っている知人にprogress-unlimitiedさんのブログを教えてもらって、訪問していました('∀'●) とても独学で初めたばかりとは思えないくらいだと驚いたし、やっぱり男性は客観的に観察できるんだと勉強になりました。
特にヒゲ!!何も考えずテグスを使っていた私にとっては雷が落ちたような。。。おかげさまで、テーパー加工された「ヒゲ」を探せました。よりリアルになったと思います。
猫目アイ、私もスワロの半球使った事あります。光彩などがパソコンで印刷出来る分、グラデーションも綺麗に出来、リアルだと思います。私は教室に通っていた事があり、テディベアのグラスアイに慣れてしまっていたため、「半球」が上手に使えませんでした・・・ロンぱったり、ドヤ顔になったり(笑)
今はご覧いただいた通り簡易ガスバーナーで作ってます(笑)グラデーションなどは小さすぎて出来ないですけど、市販の猫目よりかはマシかなって感じです^ ^
私もprogress-unlimitedさんの作品楽しみにしています!頑張ってくださいね(´ー`*)
先日はお邪魔しました。
丁寧な返信コメントも頂き、ありがとうございました。
テーパーヒゲ、良いですよね。
植えてから切って長さを微調整できないのが難点ですが、
得られるリアルさに比べればガマンできる範囲です。
みぃすけぽんさんのグラスアイ、すごく上達してますよね。
一昨日くらいにブログ拝見してみたら、ハート目があってビックリしました。
リアル猫には必要ないかも知れませんが、あれを作る技術力に素直に驚きました。
この人なら、いつかグラデーションや虹彩も作れるようになるんじゃないかとマジで思いました。
そうなったら、スワロ半球廃盤による猫目調達問題が解決して、ものすごく嬉しいんですけどね。
とっても期待しております。
猫ちゃん本体の方もいろいろ参考にさせて下さい。