2016年7月26日火曜日 快晴。
こつこつ貯めてきた資金を財布にねじ込み向ったのは最寄のバイクショップ。
前々から気になっていたキャブレターのオーバーホールを頼んできた。
3万~3万5千円は掛かるとのことで、内金3万円を支払った。
まだ資金には余力があり、タイヤも前後とも交換しようかと思ったがもう少し様子を見ることにした。
これで、しばらくはKLEと共にある人生となるだろう。
ここのところ、ずっと乗れないKLEの様子を眺めがなら思うことがある。
私のバイク乗り人生の、「終のバイク」のことである。
経済的、肉体的に、もし、KLEの次に乗ることが出来る車両があれば、
恐らく、それが私のバイク人生で最期の1台になるであろうと以前から思い巡らせている事柄である。
事あるごとに、通りすがりのショップの店頭に並ぶ車両を眺めるようになった。
が、ビビッとくるバイクはまだ一台もない。
憧れのバイクもあるが、まぁ、それが今の私に釣り合うかも考えてしまう。
14歳の時、ヤマハのミニトレールに初めて跨ったのが、私のバイク人生の始まりだ。
もっと言えば、父の運転する車名すら覚えていないバイクの後部座席に乗せてもらった小学3年生辺りが、
私のバイク人生の原風景かもしれない。
排気ガスの臭いとエンジンの鼓動、風を切り裂く疾走感は、今でも亡き父の背中を感じるものの一つでもある。
先日、あるバイクショップで8年落ちのR1200GSを見、それを妻に話すと買っても良いよ的な流れになった。
が、数日考えて、何となくこの話はお流れにした。
カワサキが好きだし、KLEが好きだし、だからといって、今のカワサキに魅力ある1台がまったくない
でもまぁ、それを言っても仕方がない。
このまま新しい車両とは出会わずにバイク人生を終えるかもしれないが、それも私のバイク人生だったと受け入れるしかないのだろう。