路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

延岡チキン南蛮と佐伯ラーメン。

2017-05-17 02:14:12 | ツーリングレポート

2017年5月2日火曜日 快晴。

 近場の日帰りツーリングばかりで、なんとなくブログの更新も怠っていました。
気が付けばもう5月も中旬になろうとしています。
奄美大島も梅雨入りしたし、あと三週間もしないで北部九州も梅雨入りするのでしょうね。
それを思うとき、先のちょっとロングな日帰りツーリングのレポートでも上げようかと思います。

 ゴールデンウィークの中日の平日である5月2日火曜日に、やっと休みが訪れました。
私にとってはたった一日ですけど、貴重なゴールデンウィークのお休みです。
快晴なので少しは遠くへ走りたい。
どうせならチキン南蛮か薩摩黒豚とんかつか、長崎チャンポンかと悩んだ挙句、チキン南蛮でも食べようかと一路延岡へ。

 朝7時前出発、先ずは嘉麻峠を経て日田の7/11で100円ホットコーヒーを飲む。
早朝の山間部はまだまだ寒かったから、休憩を兼ねて一服だ。
ほんの10分ほどの休憩だったが、ひっきりなしにツーリングライダーが入れ替わり立ち代り駐車場を賑していた。
ああ、世の中、本当に大型連休中なのだなと感じる。
 このまま国道212号を南下し杖立を抜け小国のキヨラカーサで再び休憩。
綺麗なトイレをお借りし、出発前に自分で握ったおにぎりを頬張る。


◆開店前だったが綺麗なトイレは使用できた。ありがとうございます。


◆ほんだしで味付けしオカカを入れた簡単なおにぎりで朝食を済ませる。

 南下して、ミルクロードに入り産山方面へ向け走る。
この頃になると、ようやく太陽が射すようになり寒さはなくなって来た。
それよりも空が蒼く高く澄んだ高原の空気の中を疾走できる喜びで胸が一杯になる。
この陽気、この道、この景色に浮かれているのは私だけではないな、と感じたのは、
擦れ違うライダー達のピースサイン確率の高さである。
ピースサインを出さない、しても返ってこないなんて日常的になりすっかり廃れたものだが、
今日は大方のライダーが我先にとピースしてくる。
「みんな浮かれやがってw」と少しニンマリしながらも、遅れをとらぬよう私もピースをするのであった。
そうこうしていると道の駅波野へ到着。


◆道の駅波野にて。

 目薬を差し目を休ませてから、少し散歩して休憩する。
しかし、大型連休中とはいえ狭間の平日なので道は空いているし人出は少ないし、
それでいてお店の人はこの時ばかりと張り切って仕込んでいてヤル気を感じる。

 更に広域農道を南下。


◆名所の一つなので記念にパチリ。

 国道325号へ出て高千穂へ向かい、国道218号で延岡を目指す。
無料区間である九州中央自動車道蔵田から乗り延岡I.Cで下り目指す延岡市街地内へ。
頭の中はチキン南蛮チキン南蛮で一杯だ。
有名店の一店舗は火曜日定休日の筈なので、別の有名店の方へハンドルを切る。
開店時間11時ジャストでお目当てのおぐら大瀬店へ到着。


◆延岡おぐら大瀬店前にて。

 駐車場には車が既に満車状態で流石!と思ったがなんだか様子がおかしい。
駐車していた車が次々と出て行くが、まぁ後続もやってくる。
店舗内が何となく人気がなく、嫌な予感がしてきた。


◆なんと!連休に合わせて変則店休日!

 はぁ、水曜定休日じゃなかったのかよ・・・っていうか、G.W中休むかよこの規模のお店が・・・。
でもまぁ、従業員思いっちゃ思いだよね。誰だって休みたいさ。
しかし、困った。
スマホ持っていない私には他の店舗を検索して予定変更っていうのは容易ではない。
ちょっと考えて、旭ヶ丘店を書いてないってことは開いてるよね?旭ヶ丘店へ向う。


◆おぐら旭ヶ丘店は営業していた。

 なんとか目的を果たすことが出来ました。
ここへは何度も来ているので写真も撮らず黙々とチキン南蛮を注文し黙って美味しくいただきました。
ツーリングライダーも結構な組数見かけられた。
私の近くの席に座った同年代のマスツーライダー達が、大きな声とワイルドな口調でウエイトレスさんに質問したり注文したりしている。
人は集団になると途端に大きな気分になるものだ。
私はソロが丁度良い。

 先ずは第一目的であったチキン南蛮を食し店を後にしたのは午後12時を少し回った頃である。
腹いっぱいにならないよう注意しながら注文した品が正解だった。
少し時間が経てばまだ喰えるぞ!と第二目的を達成すべく再び延岡I.Cまで戻り(失念して延岡南I.Cから乗れなかった)
無料区間の佐伯まで走る。
目的は最近静かに話題の佐伯ラーメンなるものを食べるためだ。
佐伯周辺は通るが、いつもカップヌードル等なので食べたことが無かったw
万が一用にコッヘルとバーナーとマルタイ棒ラーメンを携帯しているが、今日は出番無し。

 東九州自動車道の無料区間を佐伯まで走る。
片側一車線で対向車線との仕切りが赤いポールのみという区間が結構長くあり、しかも谷風が強く走り難い。
高規格道路なので結構な速度で対向車と擦れ違い、その風圧で車体が振られ気を使う。
正直、北川はまゆから北側の下道国道10号線は殆ど車も走っていないから気楽で疲れないかもしれないと思った。

 佐伯市まで来ると、うろ覚えのお店を探す。
人気店らしい店舗の名前は数店覚えてきたが、場所をプリントアウトしてくるのを怠った。
まぁ何とかなるだろうと佐伯市街地を右往左往してようやく藤原来々軒本店に到着したのは午後2時前だった。


◆佐伯ラーメンの人気店の一つである藤原来々軒前にて。

 店舗の扉は開け放たれ、カウンター席しかない店舗内が外から窺えた。
午後2時前だというのにまだ満席で、店舗前の椅子に2人腰掛けて順番待ちをしている。
私も隣に座らせて待たせてもらうことにした。
10分ほどで一人が会計を済ませ出て行くと、先客のお2人が「私達は2人組だからお先にどうぞ」と言われるのでご好意に甘える。
空いた一脚の回転椅子に腰掛けメニューを見る。
チャーシュー麺美味しそうだけど、ここは600円のラーメンにするか。
お冷は背面に設置してある給水器でセルフだ。
おにぎりも棚に作り置きしているのでセルフで取るようだ。
天井付近の四隅の壁にTVが設置してあり、ニュースが流れていた。
午前中、大分市で自動車が病院に突っ込んだという内容のニュースで、
同じ大分での事故だからか店内の客はTV画面をチラチラと見ている。
そうこうしていると次々とお客が入れ替わり、席を譲ってくれた中年の男女2人組みも席について注文している。
さて、作業のタイミング的なものなのだろうが、注文して提供されるまでに結構待たされた。
後から着席し注文した複数のお客さんの分まで一緒に提供されたので恐らくそうなのだろう。
目の前に待ちに待った佐伯ラーメンが現れる。
若い大将に「写真撮って良いですか?」と聞くと気持ちよく「どうぞ」とお答えいただいたのでパチリ。


◆これが佐伯ラーメンの雄、藤原来々軒の一杯。

 うん、満足である。

 味に関しては好みは十人十色であり、素人が偉そうに書くのはかっこ悪いので私は止しておく。
次はぜひともチャーシュー麺か、カレーラーメンを食べよう!

 帰りはどういう訳か気が向いて三重から竹田、黒川からファームロードを経て再び日田経由で帰宅した。
お陰で、思った以上に走行距離が伸びてしまったが、食も走りもお腹一杯堪能した今年のG.Wでありました。


・本日の旅費    3,544円
・本日の走行距離 535.1km