路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

福岡県宗像市・筑前大島ツーリング4 筑前大島灯台で愛を叫ぶ。

2020-03-31 07:33:28 | ツーリングレポート
2020年3月24日火曜日 快晴。

 津和瀬の海水で身を清めた後、県道541号をそのまま進む。
ほどなく筑前大島灯台へ。


◆筑前大島灯台前にて。


◆コンクリート塀が良い味を出しています。


◆青い海と空と白い灯台の組み合わせはやはり美しいです。


◆ここから沖ノ島見えるかしら?


◆この足跡に足を合わせた先に沖ノ島が見えるのだとか。


◆肉眼だとなんとなく見えるのですが、私のコンデジじゃ写らない!


◆遊歩道案内図。

ここ灯台エリアには三浦洞窟、馬蹄岩がある。

◆神崎鼻。手前に遊歩道が下へ下っているのが見える。


◆馬蹄岩への遊歩道入口。


◆あの先が馬蹄岩。

ここから徒歩で片道20分ほどの場所にあり、
田心姫神が馬に乗って沖ノ島へ飛び渡ったときにできた馬の足跡らしい。
どれだけデカい馬なんだろう、黒王号より遥かに大きそうだ。

◆三浦洞窟入口。

◆この200mほど下の海岸に三浦洞窟がある。
 徒歩で20分と書いてます。

この三浦の洞窟ですが、寛永年間にキリスト教弾圧で逃げてきたポルトガル人ヨハン神父が隠れ住んでいたとされています。
寛永年間でキリシタンが起こした騒動といえば島原の乱でしょうか。
この乱後、鎖国ポルトガルとの国交は断絶します。
鉄砲伝来、カステラや金平糖、キリシタンもポルトガル語由来。
南蛮貿易が盛んだった信長の時代と違ってそれ以降は先細り。
ついにポルトガルを追い出して鎖国完成となりますが、ポルトガルに代わってオランダが出島で商売をします。
大航海時代の雄、スペインとポルトガルは植民地化する手段の一つとしてカトリックの布教活動があったと言います。
まぁ、支配したら自分所の教えに従わせるよねぇ。
オランダは当時プロテスタント優勢でカトリックのような布教はしないよってこともあったらしいが。
その後の世界地図見ると、大航海時代に一番乗りして植民地化を進めたスペイン・ポルトガルだったが、オランダの独立を許して以降立場逆転という図式がそのままって感じです。
出島にあった東インド会社だって植民地政策のためのものだけど、こんな辺境の島国で侵略戦争してもねぇとの余裕があったのかもしれない。
時代が下って、そんなオランダもイギリス・フランスに負けっちゃって衰退し、両国の植民地覇権争いが激化。
さらに、アメリカ合衆国独立で植民地政策の矛先は東アジアへ。
ああ幕末が近し!と繋がると思うと歴史は面白い。
おっと、隠れキリシタンからこんなことに!
こんな長文誰も読まねーっていうの!

◆バイクの向きが悪いけど、春を感じるワンカット!

馬蹄岩と三浦洞窟両方見学すると二時間近く時間が掛かるので割愛することに。
それでも、こんな端っこなので是非とも愛を叫ぶことにした。

◆大事なことだったので三回愛を叫びました。

なんだかスーーーと色んなものが海の彼方へ流れて行った感じです。

つづく。




福岡県宗像市・筑前大島ツーリング3 津和瀬ポルトガル人漂流の地でウンを洗い流す。

2020-03-30 09:05:01 | ツーリングレポート
2020年3月24日火曜日 快晴。

 中津宮前の湾は漁港や渡船ターミナルだけでなく大島港緑地公園として整備されている。

◆綺麗に整備されている大島港緑地公園。


◆キャンプ禁止の看板が何枚かあった。
 これだけ広くてきれいだとゲリキャンする人がいるのだろう。
 地元の方の迷惑だから止めようね。

◆島をグルっと一周している県道541号を時計回りで走ってみます。
 ホトロセ峠とか北海道風のお名前で。
 
ここで写真撮ろうとKLEから降りる時に?
なんだか左足の踵がズルっという感じで少し滑った。
恐る恐るブーツ(ガエルネGミッドランド)の底を見るとウンを踏んでしまっている様子。
しかも、このブーツの底、溝が深いんですよ・・・。
簡単に取れそうな気がしない。
心当たりはあの時かな・・・臭いしてたし。
しかし、運が付いた!と思えばまさにラッキーである。
そう思おう!
KLEの左ステップにも少---しついている気がするが、近くの葉っぱで拭いてみた。
まぁ、完全にブーツから取り除かないとまたつくだろうし、これ以上余計な場所に付着しないよう細心の注意を払って再出発した。

ホトロセ峠から坂を下りきると島の反対側に出て、視界には海が広がる。
津和瀬という名の海岸で、ポルトガル人漂流の地の看板がある。
また、木製の鳥居があり近くで浮〇者っぽい中高年男性二人がテントを張っていた。
風が強く、バタバタと彼らのテントは音を立てている。
うむ、写真撮ろうと思っていたが何言われるか分からんから止めておこう。
少し離れた場所で停車。

◆津和瀬の堤防前にて。

◆ここから沖ノ島が見えるのかな?

◆うーん、見えません!

湾内を見ると、船用のスロープがあった。
よし、そこで靴底を洗い流そう!と行ってみるが濡れている箇所は思いの外滑った。
こんな所で滑って怪我をしても馬鹿らしい。
海岸は砂浜ではなく大きな玉砂利で、そこへ移動して靴底を洗った。
一応防水だけど、海水は皮革に悪いよね。
しかし、他にウンを洗い流す術を今は思いつかなかった。
青い海と青い空、そして心癒される波の音を聞きながら洗浄作業すること5~10分。
ようやく我慢できるレベルまでに達した。
波打ち際にはハングル語のラベルが付いたペットボトルやその他漂流物が一杯である。
あぁ、大陸が近いんだなぁとゴミをみて改めて感じる。
ブーツのお清めが済むと、なんだか心も清らかになった気がする。
さあ、次へ行こう!

つづく。


福岡県宗像市・筑前大島ツーリング2 宗像大社中津宮で御朱印を戴きウンを踏む。

2020-03-29 07:32:38 | ツーリングレポート
2020年3月24日火曜日 快晴。

 フェリーおおしまから下船し、中津宮へ向かう。
徒歩で5分というからバイクだとあっという間。
港入口付近は道路工事中で、もしかしたらその出搬入で全便フェリーなのだろうか。

◆中津宮正面の鳥居。

◆境内の桜は三分咲き。

◆この階段の上に拝殿があります。

◆なにはともあれ先に参拝しましょう。

◆中津宮のご祭神は宗像三女神の湍津姫神(たぎつひめのかみ)。

 因みに、沖津宮は田心姫神(たごりひめのかみ)、辺津宮は市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀り、この三姉妹をもって宗像三女神。
美人三姉妹と言えば、スケバン刑事Ⅲ風間三姉妹も有名ですね!

◆立派な銀杏の木。その奥に見えるのが社務所。

 こちらの社務所で御朱印をお願いします。
中津宮と沖津宮両方を戴くことができ、一カ所の初穂料300円ですので600円となります。
辺津宮では500円でしたが、特製栞付きでした。
神職さんが御朱印帳を開きながら「続きがよろしいですか?」と聞く。
辺津宮の御朱印を認めたのだろう、その続きで中津宮と沖津宮の御朱印をという旨のようだ。
「はい、お願いします。」
「600円です」と静かに言って奥へ下がった。
暫く待って御朱印帳を返してもらい初穂料を収める。

境内をもう少し散策。

◆うむ、どこかで見覚えのある物が・・・。

こ、これは!宗像大社初詣の時の富くじでほぼハズレ枠の鯛ではないか!
いやいや、そんな罰当たりの事を言ってはいけないよ。
鯛付きおみくじとなっていました。

◆初穂料300円。なるほど、この釣竿であの鯛を釣るみたい。

◆三笠宮殿下御手植

関係ないけど戦艦三笠を思い出した。
ここ筑前大島よりそう遠くない海域での日本海海戦。
今日のような天気晴朗なれど波高しだったのだろう。

◆参道は海まで一本道。

◆七夕伝説発祥の地とあります。

宗像大社公式ホームページの七夕祭の項でもこのように謳っていますし、
戴いた御朱印にもそう押印されていました。
中国じゃないの?とか、大阪の方じゃないの?と思いますが、
オフィシャルがそう言っているのだから良いのでしょう。
で、手前のちょろちょろしたのが天の川。

◆その奥にあるのが織姫神社。

◆向かいの丘の上に牽牛神社。



◆牽牛神社へ向かうと、最初の鳥居には蛭子神社とあった。
 漁業の島なので、読みはヒルコではなくエビスなんだろう、調べてないけど。

◆次の鳥居には須賀宮とある。
 須佐之男命を祀ってあるとみるのが正解だろうか。

◆さらに右手の階段を登って行く牽牛神社のようで

◆こちらの祠だけ、織姫の方を向いている。
 ロマンティックが止まらない?

折角なので各祠に参拝し階段を下りていると何となく臭う。
なんだろうこの感じ、お花の香ではないことははっきりしていたがこの時はまだ理由が分からなかった。

つづく。

福岡県宗像市・筑前大島ツーリング1 神湊渡船ターミナルより「フェリーおおしま」に乗って。

2020-03-27 13:17:23 | ツーリングレポート
2020年3月24日火曜日 快晴。

 先日、宗像大社で御朱印を戴いたので、どうせなら続きで中津宮と沖津宮も戴いてコンプリートしたいと思うのは人情。
毎年初詣に行っているのは辺津宮で、筑前大島にある中津宮、沖ノ島にある沖津宮の三社をもって宗像大社は構成されている。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として2017年にユネスコ世界遺産に登録されたのは記憶に新しい。
中津宮は、玄界灘に浮かぶ筑前大島という周囲13.5km程の小さな離島にあり、こちらで沖津宮の御朱印も戴ける。
沖ノ島は女人禁制であり、世界遺産に登録されてからは一般人の上陸もできないことになっているので事実上、中津宮と同島北部にある宗像大社沖津宮遥拝所にての参拝となる。
今は知らないけど、昔は地元の瀬渡し船が釣り客を男女問わずバンバン上陸させていて、恥ずかしながら私も若い頃両手くらいは上陸したことがあった。
港内で停泊した瀬渡し船の中で、石鯛をぶつ切りにした味噌汁を船長さんからいただき、大変美味かったのを今でも良く覚えている。
もう、行くこともないので大変貴重な体験をしていたのだとつくづく思う。

 さて、話は戻る。
筑前大島へ渡るには神湊漁港から市営渡船大島航路の「フェリーおおしま」か「旅客船しおかぜ」に乗ります。
大人570円小児290円。
面白いことに、神湊で往復分2枚の切符を買うと1,140円(単純に二倍)だが、大島で買うと1,000円(島民の方には往復割引がある様子)と自動券売機にはあった。
バイクは特殊手荷物扱いで「フェリーおおしま」でないと載せて渡ることができない。
事前予約はできず、運賃は750cc未満のKLE400で960円(片道)。
因みに125cc未満は640円、750cc以上は1,280円です。
バイク以外は興味ないので知りません。

◆いつの間に建て直したのか近代的建物になっていた神湊渡船ターミナル。

遠い記憶では、昭和な雰囲気漂う感じだったが今はこんな感じになっていた。

◆中も綺麗です。

◆人だけなら、自動券売機で購入しますが、バイクは隣の窓口で受け付けです。

午前9時25分発の大島行に乗ろうと午前8時50分頃到着して受付へ。
受付のお姉さんが「今日は車が一杯だからバイク載せられるか船長に確認します、5分くらい待って下さい。」という。
当日受付は良いが、こういうことがあるから心配なんですよね。
午前中の「フェリーおおしま」運行は、この時間かもう一本早い午前7時40分の便しかないので要注意です。
ただし、この日はたまたま全便フェリー運航でした。

◆神湊漁港へ着岸中の「フェリーおおしま」。
 湾内で180度回頭して船尾から着岸です。

暫く待っていると、どんどんお客さんが増え始め受付は混雑を始める。
5分どころか10分経っても忙しそうでバイクが積めるのかどうなのか返答を貰えない。
午前9時10分過ぎ、ようやく受付が空き始めると中のお姉さんがチラ見してきた。
もういいよ、ということだろうか?恐る恐る受付に近寄ると大丈夫とのこと。
もう積み込み始まっているから早く行ってくださいだった。
慌てて料金を支払い指定の場所へ向かう。

◆何とか乗れました。

◆神湊漁港を出ると結構波があり船体が左右に揺れます。

◆地島(じのしま)が見えます。

フェリーは約25分で筑前大島へ到着します。
山歩きの格好をした女性主体のグループの他に、年配者だけの山歩きグループ。
釣客に工事関係者が多く、午前中のこの便あたりはお客さん多い感じです。

◆大島へ着岸中、右手に中津宮の鳥居が見えました。

さて、いよいよ上陸です。

つづく。

バイク館SOX小倉店オープン!へ行ってみた。

2020-03-26 08:38:56 | ツーリングレポート
2020年3月21日土曜日 快晴。

 鐘崎・織幡神社を後にして海沿いをずっと走っていると何となく思い出した。
そういや、ネットサーフィンしているとしつこく表示される広告で「3月20日バイク館SOX小倉店オープン!」なるものだ。
バイク関係のHPなんかを閲覧していて踏んでしもーたのかもしれんが鬱陶しい。
場所は小倉店と言っているが、地理的に小倉南店というのが正解だろうと思いつつ寄ってみることにした。

◆警備員さん二名もいて、オープン!って感じです。

◆店舗1階に二輪車専用の駐輪場があり、そこへ誘導されました。

お客さんはそこそこ入っていて、入れ代わり立ち代わりバイクがやってきます。
3連休の晴れた日ですから、私みたいに様子見でもと思うライダーが多いのかな。
しかし、このご時世に良く出店するなぁと驚き。
こんな斜陽産業、潰れたり撤退しているのが多いのに。
モバイル会員になると用品店である2りん館で10%オフとかだったが、ガラケーの私には無関係で購入意欲減退。
ヘルメット新調したいなあ。
店頭価格から10%引きなら今日買っても良かったなぁ・・・買わないけど。
そういや、ちょっと気になっていた車両を見学します。

◆中国ホンダのCB190X。なんとこの装備で379,000円。

 15馬力はご愛敬、なんといってもこのコスパ。
見てくれは良い感じだけど、エンジンガードのピカピカがセンスないし直ぐ錆びそう(個人的感想)。
また、中国ヤマハのXTZ125は、レッドバロンより相当安い。
何が違うのかな?
中国製だからとかはまぁいい。
ヒットしているスズキのVストーム250は中国製だしね。

さて、濃厚接触される前にお暇しよう。

帰りは用もないのに北九州空港へ行き、しばらく飛行機を見ていました。

・本日の走行距離 161.7km
・本日の旅費   2,330円

福岡県宗像市鐘崎・織幡神社

2020-03-24 18:30:11 | ツーリングレポート
2020年3月21日土曜日 快晴。

 道の駅むなかたでかわし飯弁当を食べた後、さつき松原と海岸線道路でも走ろうとハンドルを切った。
山は良くいくが、海へはあまり来ない。
潮風がおじいちゃんのKLEに良くないだろうというのがその理由の一つだが、
景色は良くても、単調な道が多いのもその一つだ。
しかし、実際走るともう最高!
青い海と空を見ながらのツーリングは本当に気分が良い。
気持ちよく走っていると鐘崎漁港へ迷い込んだ。
あら、早く元の県道に戻ろらなくてはと思っていると、ちょっと先の岬の山頂付近に立派な社殿が見えた。
先を急ぐ訳でもないし、何となく引き寄せられるようにそちらへ向かって走ると趣きのある立派な神社にたどり着いた。

◆海が目の前に広がる織幡神社へ。

◆結構な段数の階段の先に本殿はあるようです。

◆とても綺麗ですね。地元の方々が大変敬っているのが伝わります。

◆祭神は武内宿禰で、宗像大社の摂社らしい。

万葉集に「ちはやふる 金の岬を過ぎぬとも 我は忘れじ志賀乃すめ神」と歌われていて歴史も古いようだ。

社名は神功皇后由来とかで、神社にあったカラーコピーの印刷物によるとこうだ。

引用開始:社名「織幡」の由来は「三六九年に神功皇后が宗像大社に征新羅の神勅を給う(「三代実録」貞観十二年の条)」とあり、鐘崎で赤白二流の旗を織って、宗像大菩薩の御手長(竹竿)に着けたので「織幡(オリハタ)」と名付けられたとされています。:引用終わり。

土地柄とこの岬の地理的特徴から、恐らく神代前から地元の漁師たちの信仰の場となっていたに違いない、と、素人目でも想像は容易い。

 さて、はじめの鳥居を潜ると初めに目につくのは左手に鎮座する巨石である。

◆なんじゃこりゃ。えらくパワーを感じますけど!

◆何やら書いてます。

 沈鐘伝説というのが日本各地にあるようで、地名である鐘崎、金の崎は、その昔、朝鮮からの献上品だった立派な釣り鐘が難破して沈んでいるからというものだ。
この碑文を全部引用するのは面倒なので搔い摘むと、地を収める歴代の偉い人がその沈鐘を何度も引揚げようと試みるが失敗、ついに大正八年に山本菊次郎が大金を投じて伝説の沈鐘を引揚げたらこの巨石で皆がっかりしたが、ロマンを捨てきれずここに飾ってあるとのこと。
大正時代に、こんな巨石を海中から引揚げるのには相当なお金と労力が必要だったろう。
菊次郎乙!

◆右手には海女さんが。海女発祥の地とあります。

◆長い階段の途中に今宮社がある。後から参れとあるのでそうします。

◆ようやく到着。立派な社殿です。

◆振り返ると鐘崎漁港が眼下に広がります。
 近くだと宮地嶽神社もこのような作りですね。

◆なんと、御朱印はこの箱の中にスタンプがありセルフで!

 さすがに、セルフの御朱印は戴きませんでした。
これやっちゃうともうただのスタンプラリーになっちゃうようで・・・。

いやぁ、思いもかけず素晴らしいお社に辿り着いて参拝できたのは良かった。
あの巨石が私を呼んだのかもしれない。

 そんな、福岡県宗像市鐘崎・織幡神社へのクルーズは、登場が早すぎたトランス・ネイチャー・アドベンチャーツアラーKawasaki KLE400。
躍動感あふれるパラレルツインとトレールボディ、400ccという大きすぎずひ弱でないパワーユニットで人・道・旅も選ばない。
大自然と通い合う意思。
それがKawasaki KLE400。
by Nagichin.

つづく。

・ここまでの旅費 100円(お賽銭)


宗像大社御朱印と道の駅むなかたのかしわめし弁当でランチ。

2020-03-22 21:01:57 | ツーリングレポート
2020年3月21日土曜日 快晴。

 なかなか妻と一緒にする御朱印集めの旅が進まない。
今のところ宇佐神宮、祐徳稲荷神社、厳島神社、多賀神社、出雲大社の五社。
妻と一緒という縛りをなくせば、私のツーリングテーマも増えるというもの。
ただ、私一人だとスタンプラリー化する恐れがあり躊躇もしていたが、思い切って私一人で行っても良いかと尋ねると了とのことで助かった。

 早速、私の吉方位方向で何故か毎年参拝しているにもかかわらず御朱印を戴いていない宗像大社へ向かった。

◆交通安全祈願で駐車する場所のすぐ近くに駐車。

◆各種受付はこの社務所にて。

◆先ずはお参りです。午前10時前ですが、参拝者はまばらです。
 コロナのせいでしょうか。

◆池の鯉の餌売り場です。

◆もの凄く飢えた鯉が集ってきます。

◆手水舎には柄杓はありませんでした。コロナ対策でしょうか?
 もともとここにはなかった?記憶がありませんが手と口を清めて先へ進みます。

◆この先に進んで参拝します。

参拝が終わってから社務所へ行き御朱印をお願いします。
初穂料は五百円。
申し込むと数字を書いた札を渡されしばし待ちます。

◆5です。本日の5番目ということでしょうか。

◆しばらくして御朱印を戴きました。プラ製の特製栞も付いてきます。

◆交通安全ステッカー(200円)も買いました。
 KLEのどこに貼っても美観を損なうので、車検証ケースに入れました。

◆車両のお払いです。その後ろに私のKLEが駐車しています。
 KLEも購入後このお払いを受けた事があります。

◆道の駅むなかたへ。

◆コロナなんて関係ないとばかりの大盛況です。
 濃厚接触は勘弁なのでエチケットとしてマスクをして入店しました。

◆お目当てのかしわ飯弁当と宗像牛コロッケ。

本当は、いつものお弁当を買うつもりだったが、いつの間にか210円から300円に値上げになていた。
まぁ、一つ白飯からかしわ飯に代わっていたが安い方が良い。
300円でもお手頃価格かもしれないが、こちらはなんと180円(税込み)です。
グラシアス!篠原さん!

◆コロッケ一口パクリ!ブォノ!!

 そんな、宗像大社と道の駅むなかたへのクルーズは、登場が早すぎたトランス・ネイチャーアドベンチャーツアラーKawasaki KLE400。
躍動感あふれるパラレルツインとトレールボディ、400ccという大きすぎずひ弱でないパワーユニットで人も道も旅も選ばない。
大自然と通い合う意思。
それがKawasaki KLE400。
by Nagichin.

つづく。

・ここまでの旅費 1,880円

由布院塚本温泉火口乃泉と宇佐市鷹栖観音堂を往くラーツー。

2020-03-19 19:33:00 | ツーリングレポート
2020年3月18日水曜日 快晴。

 二日前に季節外れの寒波で英彦山は雪化粧と地元ニュースで流していた。
その後、気温は高めに推移しているので恐る恐る油木ダムから野峠越えで山国へ向かった。

◆路肩に雪が残るが走行には問題なし。

平地は温かい春の空気だけど、英彦山の上の方はやっぱりまだ寒い。
路肩の雪を見て、少しアクセル開度が緩まった。
道の駅やまぐにで小休憩し、玖珠方面へ南下、更に日出生台演習場方面へ進む。
演習場はいつ見ても不気味な風景だ。
今日は一面野焼きの跡で黒焦げている。
立木もそのまま黒焦げである。
この周辺は道が良いので気持ち良く走れるが、まぁ非日常の風景も相まって旅感は高い。
そのまま別府方面へ走り、高速道路を並走する県道を走って今日の目的地へ到着したのは午前11時だった。

◆ゆふいん塚本温泉火口乃泉へ到着。

ここの温泉の特徴はなんと言っても超酸性湯だということらしいです。
口コミなどだと傷があると酸でピリピリするくらいだとか。

◆駐車場は砂地です。

◆私にKLEではサイドスタンド埋まってw
 石拾って何とかなりました。


◆活火山の火口が近くに!煙が見えて気分も上がります。

入湯料が内風呂、露天、その両方、家族風呂とありますが今回は露天のみ(600円)入ってみます。

◆露天風呂はこの奥です。

◆因みに、火口見学もできます。大人200円です。
 今回はパスです。

◆露天風呂です。男女別ですよ。

で、お風呂がそんなに広くなく大人5人も入ると即上がりたくなります。
なので、空いている時間帯を狙うのが吉でしょう。
私が戸を開けると60代男性と20代二人組男性の三人が入浴中でした。
が、私が脱衣し終わったら若い男性二人組は上がったのでラッキーです。
これで濃厚接触する恐れもなくなりゆっくり入浴を楽しめます。
湯は噂程熱くはなく温いくらいで、噂の酸性度も?な感じ。
ぜんぜんピリピリしませんでした。
清潔度についての口コミも多いのですが、まぁこんなもんでしょう。
この手の温泉で潔癖症だしても仕方のないこと。
そういう方にはこの辺の古めの温泉は不向きかもしれない。
泉質のせいで石鹸・シャンプーの使用は禁止です。
肌に付着して取れなくなるそうです。
汗だくだくになっても洗髪できないのはつらいです。
もちろんヘアドライヤーなんて備え付けはありません。
コインロッカーもないので、貴重品は見える脱衣所に気を配るか車上荒らしが居ないと信じて車に置くかするしかないです。
30分以上湯を愉しんでいたら40代前半くらいの遊んでいそうなお兄さんが入ってきた。
そろそろ上がる潮時かと思い体を拭いて上がることに。

◆湯上がりに自動販売機を見たら観光地価格だった。

◆駐車場から日出生台方面を望む。

 しかし、老若男女カップルが多いね。
由布院、別府という九州屈指の観光エリアだからだろうが羨ましい限りです。
てか、平日のこんな時間に中年カップルとかどう考えても不倫だろ!


 温泉堪能後、一路家路へ。
とは言っても、まだ時間も早いですし、お弁当もこしらえてきたので適当に北上しながらラーツーポイントを探します。

来た道を戻っても面白くないので反時計回りで。
国道500号から国道387号を宇佐市方面へ走っていると、今まで気に留めたことのない所に目が行った。
鷹栖つり橋公園?公園ならベンチとかあってラーツーするには持ってこいかもと寄ってみることに。

◆鷹栖つり橋公園駐車場にて。

だけどベンチには先客がいてお弁当を食べていた。
良いお天気だからお外でランチは美味しいよね。
折角なので少し散策。


◆鷹栖観音堂とかを中心で整備されている様子。

◆この通り歩行者専用で132.5mもあります。
 つり橋と言ってもコンクリ製で揺れたりはしません。
◆橋の中央部から。むむ、対岸にお寺?河川敷でラーツーできそう?

観察してみると、車道があるのでバイクでも行けるだろうと道を探して走ってみるとなんとか到着できました。

◆断崖の穴にお堂が!鷹栖観音堂で、1300年前に僧法連により開基とのこと。

◆なかなかの雰囲気。

◆お堂からの景色です。大楠で良く見えませんが・・・

◆対岸の向こう側にある観音寺というお寺の奥之院として作られたそうです。

さて、ようやくラーツータイムです。
境内で火気はNGですので河川敷に降りてお湯を沸かします。
今日はお弁当も詰めてきました。


◆トランギアメスティンを弁当箱に。


◆きゃーーかわいい!

◆パッケージの写真だと、このかやくがてんこ盛りだったけどこれくらいしか入っていないw

お腹も一杯になったし、さぁ帰ろうか。

・本日の走行距離 236.5km
・本日の旅費   2,175円

大分県国東半島、富来神社参拝と開運ロードとみくじを往く。

2020-03-15 12:51:31 | ツーリングレポート
2020年3月吉日 くもり。

 実は最近、吉方位旅行を密かに実行している。
オカルトは基本的に信じていないといいつつも、日常的なゲン担ぎや神仏への祈祷祈願などの行為、虫の知らせや感まで言い出したら広義に信じているといっているようなものである。
占いやまじないの類を馬鹿げていると一蹴するのは簡単だが、まぁツーリングテーマが枯渇している私にとって乗っかるのも面白い。
で、何か変わったことがあるのかと尋ねられると答えは「さぁ?」だろう。
まぁしかし、こうやって35年以上バイクから降りることもなく乗り続けられている事が良である。
講釈はこの辺で。

 先生方によってご意見が異なるが、今の私にできないものは気にしない。
吉方位方向のパワースポットへツーリングし、温泉入ったりその土地のものを戴いたりっていう何でもないことをするだけです。
出来る限り長く滞在したり、エリア内を走行して大地から良いパワーを体内に取り込むイメージで旅を満喫します。

 そんな訳で今回は、大分県国東半島の東、八坂社(富来神社)と、開運ロードとみくじへ。

 富が来る!そんな縁起の良さそうな名の国東市富来地区にある八坂社は『富来神社』として知られ、金運アップ・厄除け・開運のご利益があるとのこと。

 また、『開運ロードとみくじ』を通るだけで開運、金運アップという道があるらしい。
富来港から文殊仙寺までの10kmほどの長閑な道で、間に富来神社がある。
町おこしで名づけ、整備したようだけどさてどんなものか。

◆先ずは開運ロードとみくじの起点へ。


◆宝船の様ですが、痛みが進んでいます。

◆なんだろう、この感覚・・・。


◆朽ちてます。開運大丈夫だろうか?

 町おこしでこういうの整備しても、継続した保守をしなければならないから大変でしょうね。


◆富来港から西へ延びる県道652号。文殊仙寺までが『開運ロードとみくじ』。

◆参拝者駐車場へ。人気と聞いていたので誰も居ないことに拍子抜け。

◆駐車場にこの看板。案内に従って参拝します。


◆富来神社正面へ。

◆うむ、水が動いていないのでちょっと怖いですが夏場じゃないから大丈夫か。

◆さぁ、参りましょう。

◆ブーツを脱いで上がります。

 お賽銭入れ礼拝し、千円の木札を戴きました。
さだまさし氏の名が書かれた熨斗紙が何枚か壁に貼られているのに気が付いた。
ご本人なのだろうか?
著名人の名があるとご利益も一層増す気がするのは私が俗物だからだろう。

◆次は運玉唐獅子へ参拝します。

◆参拝後はお土産店へ。

◆この通り、平日は開店していません。

 無人の神社なので御朱印もこのお土産店で戴くようです。
御朱印集めをしている方は要注意ですよ。

◆富来神社を後にして県道652号を更に西へ。途中分岐があり、文殊仙寺へ向かいます。

 開運ロードとみくじ』の終点である文殊仙寺まで良好な道が続きますが、文殊仙寺の駐車場から更に先へと細い道へ入ると細く緑色に苔むしった狭路になる。
雨の日には生きた心地がしないだろう酷路なので大型ロードバイクは気を付けて。

 時間も押してきたので帰路に就くが、おむずび握ってきたので行入ダムのベンチでランチに。


◆こんな場所から鯉が居ても見えないだろう・・・って、その鯉じゃない?

◆爆弾むすびとカレーヌードル。ツーリングの〆はラーツーで。

◆イヤッッホォォォオオォオウ!国東最高ー!!

はい、おしまい。

・本日の走行距離 301.5km
・本日の旅費        2,000円

大分県耶馬溪ツーリング~とろろ乃湯温泉と青の洞門~

2020-03-11 18:10:59 | ツーリングレポート
2020年3月3日火曜日 晴れ。

 新品のバッテリーに交換して初のツーリング。
新型コロナウィルスで巷は大騒ぎだが、こんな時こそ濃厚接触者ゼロのソロツー最強である。
目的地もできる限り人気のない場所を選んで出発したのは午前8時30分過ぎ。
10分ほど暖機して走り出しても、しばらくは調子が出ないKLE。
燃料を補給して10kmほど走行すると調子も良くなり、いつものコースで油木ダムから野峠越えで山国へと至る。
三月初旬、このルートで何度か積雪で引き返したこともあったが、今期は暖冬だったのでその心配は無用だった。
国道212号を中津方面へ向かい、耶馬渓ダムのある県道28号へ折れる。
途中の橋を渡って対岸へ出てクネクネ山道を走ると今日の目的地『とろろ乃湯』へ到着。
ほぼ計画通り、開店午前11時の5分前に到着するとは気持ち良い。

◆開店少し前に到着。

◆駐車場はこの通り。前日の雨で少し地面が柔らかくスタンドの効く場所を選んだ。
 板持ち歩けばなんてことないんだけどね。

◆ちょっと早かかったのでまだ準備中。

◆午前11時を回って暖簾が掛かった。さぁ行こう。

 レジで400円を払いお風呂へ向かいます。
男女の湯船は月ごとに入れ替わり、今月は右側です。
計画通り、誰も居ません。
一番風呂ゲットです。
しかも、昨日は店休日でしたから尚更気持ち良いです、はい。
100円玉を使うコインロッカーがあり、貴重品はその中へ。
しかも使用後返金されるので本当にありがたいです。
体を洗い湯へ入ると生き返ります。
あまり大きくない温泉なのでお客さん多いとがっかりしますが、誰も居ないと得した気分。
小さいながら露天風呂もあり、そちらは少し湯が温いです。
温いがその分長く入れます。
一時間近く内風呂、露天風呂と交互に入りながら温泉を愉しみました。
他のお客さんが来たので上がることにしましたが、本当、ゆっくりできました。
今度はお食事ですよ。

お食事処には中年カップル一組の先客が鶏の炭火焼を愉しんでいた。
お風呂には来なかったので、先に食べているのか、食事だけなのか。
他にはお客さんはおらず、離れた場所の席に座る。


◆とりあえず湯上りのノンアルビールでも!

◆唐揚げ単品頼んじゃいました。

◆お一人様でも注文できるというので鶏の炭火焼き定食を注文、このボリュームです。

◆我が家では特別な日にしかでない『かしわめし!』

◆炭火でジャンジャン焼いてモリモリ食べました。

 うーん満足です!
とろろ乃湯を後にして国道212号へ復帰。
中津から国道10号へ出て、京築アグリラインで帰る予定ですが少し寄り道。

◆綺麗な駐車場が整備されている馬渓橋。

耶馬渓には、他に羅漢寺橋と耶馬渓橋という立派な石橋がある。
そういや、大分県はこういう石橋が結構多い。

ついでに近くを通るので超久しぶりに青の洞門へも寄ってみた。

◆とても綺麗なトイレのある駐車場へ。

◆これぞ耶馬渓、青の洞門という風景です。

◆禅海和尚。この方が手彫りでこのトンネルを掘ったとか。

◆ちょっと覗いてみましょう。

◆この下です。

◆昭和ですね?

◆このボコボコした岩肌が、手彫りの痕跡?。

◆出口ですが、ここも入口とあります。

小学生の時の社会科見学で来た以来の訪問です。
その当時、和尚が一人で掘り貫いたと教えられた気がしたがそうではない様子。
子供の頃の記憶とはいい加減なものである。
ノミと槌だけで掘ったのは本当みたいだけど、托鉢勧進(要は寄付)を募って集めた金で雇った石工達がせっせと掘った。
しかも、開通後は通行人四文、馬牛八文の通行料を徴収したと伝わり、これをもって日本初の有料道路と言われているそうだ。

◆詳しくはここに書いてある。

うむ、なんか子供の頃の記憶、印象と違う。

因みに私の子供の頃の記憶では『目と耳が不自由な和尚さんが、貧しい人々が困っているのを見かねてノミ一本でこのトンネル掘りに生涯を捧げた』である。
〇〇先生!なんか違いますけど!

と、こうして大人の社会科見学も終了、予定通りのコースで家路についた。

帰り着くと、帰省中の娘がいるので、妻が張り切ってお雛様祭りだとちらし寿司に唐揚げにかしわめしを用意していた。
私が昼食に何を食してきたかは絶対に言えない雰囲気である。

・本日の走行距離     167km 
・本日の旅費   4,037円