路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

大分県北ツーリング3 豊後黒豚粗挽きウインナーで乾杯。

2016-05-23 07:25:02 | ツーリングレポート

 食堂ちどりを後にして国道10号線を北へ走る。

 先月の末、東九州自動車道全線開通というこのエリアでは大きな出来事があった。
これまで椎田と豊前の区間が未開通だった為、特に豊前の国道10号線の交通量は多かった。
もっと前だと、椎田道路から宇佐別府道路の区間の国道10号線は有料・高速道路が未開通だったために、
嫌でも走らなくてはならない区間でもあった。
椎田豊前間の工事が進まない中、国道10号線のバイバス整備は進み、道の駅も短い区間内に3駅もある。
 それが、東九州自動車道全線開通に伴い、そのエリアでは交通量減少に伴う客数減少を憂慮しているとのニュースを見て気になっていた。
実際にはどうなのだろうか?交通量は減っているのだろか?
日中でも交通量の少ない昼下がりであるが、その辺を意識しながらこの沿線を走り、道の駅も立ち寄ってみた。
印象的には、やはり交通量は少なくなっているように感じる。
特に大型車が少なく走りやすい。
道の駅「中津」によってみたが、まぁ特に買いたいものもなく、客足もまぁこの時間だしこんなものなのだろう。
道の駅「しんよしとみ」を過ぎ、宇島周辺で目をつけていた飲食店の下見に行ってみようと国道10号線から豊前市街地に入る。
NHK北九州放送局のニュース番組で取り上げられていたのは豊前市で、全線開通に際しての地元の取り組みを紹介していた。
客足を繋ぎとめる、または新たに立ち寄ってもらうにはというもので、地元の飲食店さん達が新たなメニューを開発したり、
道の駅「豊前おこしかけ」では各種テナントが入る予定だという屋台なのか小屋なのかが建てられていた。


◆道の駅「豊前おこしかけ」にて。


◆このような小屋みたいなのが新規で建てられ各種テナントが入っている。

 平日の昼下がりである。
お客さんが少ない時間帯だからか、閑散としていた。
とりあえず、何かないかと物色していると、奥の方の屋台村と書かれたエリアの中にウインナー直売所を見つけた。
去年、太平楽で購入したみやこハムの直売所である。
ちょうどニトスキを育てるのに手頃な焼き物を探していたところなので物色しているとレジのお姉さんに声を掛けられた。
賞味期限が少し近いですけど、三つ取り合わせで680円のセットがありますがご覧になりましたか?という。
私は既に豊後黒豚粗挽きウインナー380円を片手に持っていたが、
同じ価格帯の商品三つで680円とはお買い得である。
ただ、商品はランダムに入っているため、豊後黒豚粗挽きウインナーが入っていて他の組み合わせで好みのものを選ぶのに思案した。
結果、豊後黒豚粗挽きウインナー、ガーリックウインナー、明太子ウインナーのセットを購入。


◆こんな感じで三つ詰め合わせでお買い得だった。

 帰宅後、早速シーズニングを済ませていたニトスキで豊後黒豚粗挽きウインナーをソテー。


◆ニトスキで豊後黒豚粗挽きウインナーをソテーし、西の星のロックで乾杯!

 大分県産の麦焼酎と粗挽きウインナーでちょっと幸せ。
 
・今回の走行距離 214.9km
・今回の旅費    2,910円


大分県北ツーリング2 食堂ちどりのノスタルジックかつ丼。

2016-05-18 09:05:16 | ツーリングレポート

 「宇佐のマチュピチュ」を後にすると、無性に腹が減ってきた。
こんな時のために、どこでもラーツーキットを携帯しているがラーツーポイントは過ぎて宇佐市街地に入ってしまった。
国道387号から国道10号へ左折。
走りながら沿線の飲食店を物色するが、どこも有名チェーン店ばかりでその気になれない。
午後1時半前となっていて、個人店では午後2時から準備中となるお店も多くなるので少し焦る。
そんな時、目に留まったお店に寄って見ることにした。


◆国道10号線沿いになんともいえない趣で目に留まった食堂ちどり店舗前にて。

 走りながら物色していると、この店構えにして、女性従業員さんが綺麗に窓拭きをし、
店内には数名のお客さんが食事をしているのが見えた。
一度は通り過ぎてしまったが、500mほど進んだ後Uターンしてしまった。
駐車場は砂利敷きだが不安定感はない。
年季の入った木製の戸と窓枠だが曇り一つない窓ガラスから、クリンリネスをしっかりしていることが外観から見て取れた。
ガラリと戸をスライドさせて店内へ入ると、「いらっしゃいませ」と女性従業員さんの元気な声が迎えてくれた。
店内にはスーツ姿の若いいかにも営業さんが食後の漫画を楽しんでいる。
店中央の席には60代前半くらいの中の良さそうな男性二人組みが食後の雑談に興じていた。
平日の昼下がり、変な格好をした中年のおっさんが入店したことでその2人組みの会話を中断させてしまったが、
チラ見しながら私の値踏みが済むと会話を再開させた。
食事をしながら店内を観察しようと奥の空いている席へ座る。
暫くして熱いお茶が入った湯のみを持って注文を取りに来た。
壁のメニュー表を見ながら、ここまで昭和の雰囲気だとそれっぽいものが食べたくなった。
周りのお兄さんやメニューからすると、お昼時は日替わり定食がワンコインでお徳なようで、後から来たお兄さんが迷わずそれを注文していた。
時々来るならそれでも良いが、一期一会、悔いの残らないチョイスがしたい。
メニュー表の下にガラスケースに入った食品サンプルがあった。
オムライスが気になる。
この昭和なお店が提供するだろうオムライス500円は、きっと懐かしいあの感じに違いない。
自家栽培の野菜を使っていますとの紙があり、ならばとチャンポン500円も気になるが、かつ丼650円を注文した。


◆古いが清潔に手入れ清掃されたテーブルウエア。熱いお茶も美味しい。


◆店内からの風景。

程なくして注文したかつ丼が提供される。


◆野菜と玉子でカツが見えませんが、あーあーこの感じ!

 メニュー表には玉子丼に親子丼もあるが、鶏肉かとんかつか無しかで基本同じ見た目に違いない。
野菜たっぷりで、小ぶりの玉ネギはなんと輪切りだった。
とんかつをガッツリ食べたい派にはガッカリかもしれないが、
この昔ながらのおばちゃん達が仕切る食堂のかつ丼がなんともノスタルジックで良いのだ。
丼を空にすると、朱色の漢字で「千鳥」と書いてある。
おかみさんのお名前なのだろうか。

 滞在時間は20分ほどだったが、腹も心も満たされ店を後にKLEに跨った。

つづく。


大分県北ツーリング1 大分県産のお酒と宇佐のマチュピチュ。

2016-05-15 14:18:07 | ツーリングレポート

2016年5月12日木曜日 快晴。

 久し振りのまったく予定のない休日が取れた。
まったくかといえば、まぁ妻には少し言われたがこの五月晴れの下を走れないというのは心残りである。
理解してもらい午前9時前には出発することができたが、遠くまで行くには少し遅い時間帯だ。
 給油を済ませ、田川郡赤村から油木ダムへ至る県道418号を南下し県道451号を経て国道500号野峠へ。
国道496号の長い下りを山国へ向け走る。
険しい狭路区間が終わり開けた集落付近まで下りてくると道路状況はグンと良くなる。
まったく車は走っておらず、空は青く高く、新緑がとても美しい。
パラレルツインの気持ちよいパルス感とちょっとガチャガチャとうるさいエンジン音がなんとも良い。
ゆっくり流して給油してから最初の休憩地の道の駅「やまくに」へ到着したのは午前11時前だった。


◆道の駅「やまくに」

 ここの人気はリーズナブルなバイキングレストランだけど、まだ営業時間前とあって道の駅内は閑散としていた。
一応、カップヌードルと調理火器一式持参しているが、どこかで食べてもいいなと思っていた。
この道の駅のレストランは、昨年息子とツーリング時に利用したきりで、その後リニューアルされている。
少し待って食べても良いかなとも思ったが、金曜日が唐揚げの日と書いてあった。
今日は木曜日である。
食べるなら金曜日の方がお徳なのだろうと思い、金曜日に来れる時に来てみようと止めた。
まだ、ツーリング前半で荷物が増えるのは嫌だったが、何となく目に付いたお酒を買ってしまった。


◆日田市のクンチョウ酒造の純米酒と、宇佐市の三和酒造の麦焼酎。

 どちらも、お試しで呑むには丁度良い量と価格だったので思わず買ってしまった。
「薫長」の方はぬる燗で呑むのがオススメらしいが、きっと常温で呑んでしまう気がする。
「西の星」は、大分むぎ焼酎「いいちこ」で知られる酒造メーカーのカップ焼酎。
宇佐産大麦ニシノホシを原料にした麦焼酎でアルコール度数20度とマイルドだ。
普段呑みで買う際、「焼酎なのにアルコール度数が低いとは何事か!」とプンスカしてしまう私だが、
まぁ手頃なカップ酒で大分県を感じるのであれば良しという旅先で大らかな心持になっている。

 荷物を増やし、再びKLEを走らせる。
特に目的地を決めてはいないが、ノン給油で帰りたいとなると走行距離250km付近で考えないと足が出る。
 国道212号を東へ進み、「唐揚げもいいな」と漠然に思いながらも進路を中津ではなく県道28号に折れ南へ。
耶馬溪の美しい新緑を楽しみながら玖珠町まで至った。
玖珠まで来ると、今度は九重、三愛方面へ足を伸ばしたくなるが自重する。
国道387号を院内方面へ進む。


◆国道387号沿いから椎屋耶馬渓方面を望む。空の青さと新緑が眩しい。

 更に進むと「宇佐のマチュピチュ」という看板を見止めた。
はて、そんなのあったっけ?と思いながら案内表示にしたがって展望所に向った。


◆綺麗に整備された「宇佐のマチュピチュ」展望所。

 誰も居ないが、近年整備されたばかりであろう綺麗な展望所があった。
駐車場は道路沿いにあり、傾斜になっているから二輪車の駐車は注意が必要だ。
展望所に上って見るとこのあたりの集落が一望できた。
また、一応説明書きもある。


◆まずは、マチュピチュの写真と説明書き。


◆展望所からの風景


◆展望所からの風景アップ。

うん、どうなんだろう?
しかし、宇佐市の観光に対する思いは少し分かったような気がする。

つづく。


ニトリスキレット購入。

2016-05-11 12:30:01 | 日記・エッセイ・コラム

2016年5月11日水曜日 雨のち晴れ。

 昨年秋、ニトリの店頭で見かけて以来、売り切れが続き買いそびれてしまった「ニトスキ」。
先日、妻とニトリに寄ってみると山積みになっていた。
ブームというかなんというか、そういうものが少し過ぎるとこんなものである。
そもそも焦げ付き防止コーティングを施されたフライパンに慣れきった身では、
「カフェみたいでカワイイ!」位のノリで使い続けるにはちょっとアレな調理器具かもしれない。

 折角なので15cmニトスキを妻におねだりして家族人数分購入してもらった。
美味しいハンバーグとかステーキとかチキンソテーとかアヒージョとか家で楽しめるよ!と妻を口説いたが、
私がキャンプツーリングに持っていこうという魂胆は見透かされている。


◆これだけ買って本家ロッジ一つ分よりまだ安い。お値段異常・・・さすがはニトリです。

 スキレットはスキレットカバーが無いとその機能を十分に果たさないが、
ロッジ6.5インチスキレットとスキレットカバーで揃えると最近では4,000円を超えることも。
ニトスキにはスキレットカバーはないけど、同じ物を上に被せてやればそれなりに使え1,000円以下である。


◆こんな感じで同じ物を被せて使えばOK。

ただし、若干の隙間が出来る。


◆こんな感じで少し隙間があるのはご愛嬌。

 ダッチオーブンだと「隙間がー」とか言って気にする方も居られるが、
このサイズのスキレットではそもそもたいしたもの作れないので問題なし。

問題はこんな重くて嵩張るものをどうやってKLEにパッキングするかどうかと、
この数のスキレットのシーズニング、なんだか面倒臭いことである。

 まぁ、面倒臭いと言いつつ楽しみなんだけれども。