2014年9月28日日曜日 晴れ。
今日は絶好の運動会日和の快晴であるのに、私は仕事でした。
倅よ、運動会見にいけなくてごめんな。
しかし、明日明後日仕事少なくて思いも寄らぬ連休が舞い込んだ。
この絶好の季節に連休が取れるなど思いもしていなかったのでまったく準備していなかった。
テントも寝袋も干しっぱなし。帰宅後、慌ててパッキング開始して、今ようやく終えたところです。
九州・沖縄スタンプラリーの続きをすべく、南進することだけは決めているけど、もう行き当たりバッタリで行きます。今回はどんな旅になるかな。早く酒呑んで寝なくちゃいけない!
◆キャンツー道具満載時のKLEのかっこよさは群を抜いていると自画自賛。
急なので、米3合とレトルトカレーと棒ラーメン一袋しか準備していないが、まぁなんとかなるだろう。
あ、運動会のお弁当の残りもあったな。少し拝借して行くか。
既にご存知だとは思いますが、来る10月1日より国道201号八木山バイパスが無料開放されます。
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/h26/0902/
筑豊と福岡を結ぶ便利な有料道路ですが、有料であるが故に障壁にもなっていました。
普段は周辺の県道へ迂回するライダー・ドライバーも多かったのではないでしょうか。
この区間の無料化は、かつての民主党政権下時に「無料化社会実験」にて経験がありますが、その時は酷い渋滞が発生して利用し辛い状況もありました。あの時は、利用者が増えたことで、篠栗側の出口で車が支えて料金所通過後の福岡側は大渋滞。それに、確か無料で通過できるが、料金所を通過する際に一々停まらなくてはならないからまたそこで車の流れが止まり渋滞が発生していた様に記憶しています。今回の無料化後はその料金所のゲートも撤去されますし、先の無料化社会実験の経験を活かして何か策を講じているのではないかな?と期待。また、田川方面からの国道201号は整備もかなり進んでいるので人や物の流れが一層大きくなるのでしょう。更に行橋では東九州自動車道開通もあり、福岡~筑豊~京築を結ぶ大動脈国道201号がこのように整備されて行く事で、ストロー効果でより地域格差が広がるんだろうなぁと。平成26年6月の有効求人倍率の全国平均は1.10倍。同年6月度の福岡中央の有効求人倍率は1.35倍、小倉0.99倍、行橋0.77倍、国道201号線の中心部・筑豊の大都市である飯塚で0.69倍、田川に至っては0.57倍と一目瞭然(統計情報ファンジョブhttp://funjob.jp/より数値引用)。路上に在る者として、その道の沿線の変遷を思いつつ走るのも趣。
2014年9月10日水曜日 晴れ。
雨が多く不安定な天気が続いた今年の夏も気がつけばもう終わりを告げている。
仕事も落ち着き、ようやくゆっくりツーリングが楽しめる日が訪れた。とはいえ、日帰りだけど。
午前3時半起床、午前4時出発。
先ずは宮崎県北から大分県南に点在する道の駅のスタンプ回収のため、先ずは道の駅「高千穂」を目指す。小石原を抜け、日田で給油し、杖立、小国に辿り着く頃には空は白み始め、阿蘇に入り草原を望みながら国道212号を南下していると阿蘇外輪山の向こうから眩しい朝日が昇り始めた。時間も時間なので交通量は少なくスイスイと進みとても気持ちよい。国道265号を経由し、国道325号を南東へ。予定より早い午前7時30分頃、道の駅「高千穂」へ到着した。
◆道の駅「高千穂」。神話にまつわる巨大なモニュメントとKLE。
売店がまだ開いておらすスタンプは押せないのでベンチに座って暫し休憩。スタンプブックで営業時間を見てみると9時30分からの営業とある。これはしくじったかと思っていると、8時前に可愛らしいお嬢さんとイケメンお兄さんが現れ開店準備を始めた。8時を少し過ぎた辺りで売店の扉を開けてくれ、スタンプを押すことが出来た。ところで、自転車のツーリストが先客で6名ほど居た。どうもここで野営していたようだった。歳の頃は大学生らしい印象を受け、男女混合チームと、ロンリーガイである。バイクは、私のようなオッサンしかいないのが現在のバイク事情を良く現している。若くて美しい彼らが旅立つのを見送ってからKLEに跨った。オッサンにはオッサンなりの走る道がある。相棒と体力気力と道がある限り走り続けるだけだ。
国道218号を暫く走ると道の駅「青雲橋」へ到着する。
◆道の駅「青雲橋」。謎の子供モニュメントと青雲橋。
この子ども2人が戯れているモニュメントは、宮崎県内を走っていると時々見かけるものである。詳細は調べたことがないので知らないが、綺麗な道路を維持管理してさえくれていればそれでよい。これより日之影温泉を通り県道210号を南下する。バイクだと普通に走りやすいどこにでもある峠道を越えると国道388号へ至り、右折して国道327号を日向へ向けて走ると道の駅「とうごう」へ。
◆午前10時頃、道の駅「とうごう」へ到着。
早朝の山道はかなり冷えたためアンダーシャツを重ね着していたが一枚脱いだ。日が昇り、南に下って行くほどに気温が増してとても暑い。気温差は20℃近いのではないだろうか。売店のお惣菜にチキン南蛮が手ごろな値段であったのでとても買いたかったが、時間があったら延岡の専門店で食しようと思いとどまる。
国道327号を再び日向方面へ向け走り、途中で右折し広域農道「尾鈴サンロード」を走る。初めて走るこんなスピードの出る道は、色々な意味で恐ろしく飛ばすことができない。前方、後方にも意識を集中させて早期発見、早期スピードダウン体勢を取り、自分の中のギリギリの速度で走る。暫く快走路を走った後左折して国道10号線に出て暫く南下すると道の駅「つの」へ到着。本日の最南端道の駅で、これより折り返し海に沿って北上する。
◆道の駅「つの」。
ここで、何となく試食してしまったタレを買うことになった。「ナンデンゴたれ」といい、サラダから肉料理まで何でも御座れという万能調味料で、スタンダードな醤油ベースのものを一本買った。帰ってから肉料理に使ったが、非常に旨かった。さて、国道10号を北上し次は道の駅「日向」に到着。
◆道の駅「日向」。
ここでは聞きなれない響きの「へべす」なるものを見つけた。日向特産と書いてある。見た目はカボスやスダチのようで、価格的にはそれより安いのかな。種無しと言うのが一袋10玉ほど入って250円だったので一袋購入した。タンクバックに無理やり押し込めて走り出す。頭の中は焼酎のロックにコイツを入れて呑むことだけだった。
これより国道10号をひたすら北上する。給油などで時間を食い、この先の走行距離を考えると座ってゆっくり飯など食っている暇がなくなってきて、チキン南蛮を諦めた。やはり道の駅「とうごう」のお惣菜を買って食べておけばよかった。道の駅「北浦」に到着したのは午後1時を大分過ぎた頃である。
◆道の駅「北浦」。
ここへも10年前スタンプを押しに訪れていた。記憶にあるのは海の匂いだけで詳細はまったく覚えていない。スタンプも10年前とはデザインが違い一新されている。よくよく考えれば平成の市町村大合併によりここ北浦も住所が変わっている。昔は宮崎県東臼杵郡北浦町だったが、現在は宮崎県延岡市北浦町である。それに伴いスタンプも作り変える必要があったのだろう。しかし、合併に伴い消滅や変名した地名が多く、地名からその土地の立地や歴史、文化、風土などが推測でき難くなって寂しい限りである。目の前には下阿蘇ビーチという綺麗な海水浴場が広がっている。
◆下阿蘇ビーチ。遠目からでも美しいだろうなと思える砂浜が広がる。
国道388号をマップルでオススメルートらしい県道122号を使って道の駅「かまえ」へ向おうとしたが、漁港内で行き止まりっぽくなり慌てて国道388号へ戻った。こういう時はナビかスマホがあればなぁとは思うが、勿体無いので要らない。そもそもそんなものに頼ると野生のカンが鈍るというものだ。さて、暫く国道388号を直進すると、全ての通行車両を右へ曲がる道路へ誘導する看板が目立つようになる。いよいよその分岐ポイントに到着すると直進388号『離合困難』との立て看板がある。そんなも、挑戦状としか受け取れない私は迷わずそのまま直進する。暫くすると上り勾配になり、幅員はドンドン狭くなり、ガードレールは無く路肩は崩れ、山手側は落石で覆われ、狭い所は幅員2.5m位、日の当たらない区間は苔が路面に生えているというような、とても国道とは思えない、正に酷道であった。四輪で進入してしまったら涙目間違いなしだろう。英彦山辺りの国道500号や、椎葉辺りの国道265号でもこんなに酷くはない。廃道のような区間をやり過ごし、1時間以上掛けてようやく道の駅「かまえ」へ到着した。
◆道の駅「かまえ」。
この辺りでかなり体力が消耗してしまっていてクタクタであった。時刻は午後2時半を過ぎようとしており、本日の最終目的地である道の駅「さがのせき」までまだまだ時間が掛かりそうである。あまりに遅くなると閉店してスタンプが押せないという事態は避けたい。また、佐賀関から下道で自宅までは3時間以上見なくてはならない。ベンチで10分ほど休憩して再び走り出した。佐伯市内から国道217号へ分岐し北上する。このままずっと国道217号をひたすら走り、道の駅「さがのせき」に到着したのは午後4時30分頃であった。
◆道の駅「さがのせき」。
スタンプを押し店内を散策すると「当駅いちおしのいも天」が1パック100円のところ半額の50円となっている。閉店間際に来るものだ。早速1パック購入する。
◆当駅いちおしという「いも天」を半額にてゲット。
伊予灘を望みながら本日はじめての固形物となるいも天を口にする。
◆普通のいも天だが・・・。
揚げ立に出会えなかった私が悪いのであって、いも天には何の落ち度も無い。寧ろ、50円にて帰路の私のエネルギーになってくれたのだから感謝の言葉すら浮かぶ。ありがとうと。
午後5時前、平日なので今から帰宅ラッシュの大分市内を目を三角にしながら走りぬけ自宅に帰りついたのは午後8時であった。今回も無事に帰りついた。ありがとう御座います。
現地で写真を撮らなかったのを思い出し帰りしなガレージ内でパチリ。今日のお土産は日向の「へべす」と都農の「ナンデンゴたれ」です、奥さん。
・本日巡った道の駅数8駅 九州マスターまで残り42駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中71駅制覇)
・本日の走行距離 625.9km
・本日の旅費 4,750円