路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

息子とタンデムツーリングリベンジ。~美味しいカツ丼を求めて~

2013-11-19 16:21:05 | ツーリングレポート

2013年11月16日 土曜日 晴。

 去る11月4日、美味しいものでも食べに行こうかと小学5年生の息子を誘ってタンデムツーリングへ出かけたものの、1時間半ほど走行したところで走行不能になったKLE。何も口にすることなくJAFさんに乗せて帰ってもらった苦い経験をした息子であったが、彼はリベンジに燃えていた。美味しいものをまだ食べさせてもらっていない!とガレージで必死にKLEを弄る私にまとわりついてうるさいのである。なんとかかんとか元通りになったKLEの調子を見たいと思っていたので「また止まっても知らないぞ?付いて来るか?」との問いについてゆく、カツ丼食わせろとのことだった。そう、美味しいものといっても男子ならば誰もが大好きカツ丼を食べに行く約束をしていたのだ。大衆食の王様の一つであるカツ丼はどこのお店でもそれほど大きなハズレのない丼ものであるが、それ故に本当に美味しいカツ丼にめぐり合うのは難しい。業務用冷食のトンカツを利用し、インスタントだしで玉ネギと玉子でとじるだけというのも少なくはない。それでも美味しいカツ丼に罪はないのであるが、最悪の場合は成型肉を使用したトンカツに遭遇した時である。お弁当なら覚悟の上だが、うどん屋などで800円出して成型肉カツ丼が出てきた時は無念というほかない。
 そんな訳で、息子に前からうまいカツ丼でも食べに行くかと約束していたのだが、ようやくその約束を果たせそうだ。幸い、土曜日が休みでお天気も良さそうである。既に空気は冬のそれに近く、防寒着を着用して午前9時に出発した。バッテリー交換をしてから本格的に走るのは今日が初めてでじっくりKLEの調子を確認しながら進路を西へと向ける。パラレルツインの程よいパルス感が心地よい。完調そのもののKLEに気を良くし、チビも乗っけていることだしいつもより安全運転を心がける。チビっ子とのタンデムツーリングで心がけるといえば小まめな休憩と居眠りだ。子供が集中できる時間は長くても小学校の授業時間が限界である。安全をみて30分に一回は休憩する。休憩の度に必ずトイレに行かせる。子供がトイレと口にした時にトイレを探していては手遅れなのだ。次に居眠りである。バイクの後ろに座っていても子供は平気で居眠りをする。運転中は何度も話しかけ様子をみながら走るのが基本だ。子供の年齢、車種、ツーリングコースにもよるが、これらを鑑みて子供とのタンデムツーリングの行動半径は40~60km位でプランする。1日の総移動距離で100~150km位が限界だろう。
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◆コンビニでトイレ休憩と水分補給。100均サングラスがカッコいいぜ!
太宰府に入り、本日の第一目的地である九州国立博物館へ社会科見学。山手に見事なガラス張りの巨大な近代建築物が異様である。駐車場は広いとは言えず、出来たてホヤホヤの開館当初は2時間位の駐車場待ちであったが今やその面影はない。今やっている特別展示が徳川家の秘宝とか名うったものであるがなんだが今一感が漂っている。子供と一緒に見るなら北九州市立いのちのたび博物館の方がずっと楽しいのだが、近くを通るついでに常設展だけでも見学させてやろうと思ったのだ。さて、広くはないとはいえそこそこの広さがある有料駐車場には二輪車専用の駐車スペースが本館からかなり離れた場所に設置されている。250円のワイヤーロック式であるのだが、これがたったの10台分しか確認できなかった。もっと他の場所にもあるのだろうか?一度に10台以上になる場合はどうしているのだろうと思ったが、寧ろそういうケースの方が少ないのでこの台数分しか設置されていないのだろう。
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◆ワイヤーロック式の二輪車専用駐車スペース。
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◆太宰府の山手に建つ見事な近代建築物である九州国立博物館。
中身は勿論、外観も一目見る価値はある。

常設展を2人で鑑賞し、古代から中世に至る九州北部とアジアの繋がりに思いを馳せながら程よくお腹が空いたので本日の本命であるカツ丼を食べに向かった。
地名は調べてないから知らないが、国道3号線上りから御笠川6の信号を左折するとだけ記憶している。その信号を左折すると程なく目的のお店である孤狸庵がある。看板にはうどん・丼ものと書かれており、郊外型の民芸うどん店風の店構えだ。ちょうど12時過ぎとあって駐車場は満車状態だったが、辛うじて駐車することが出来た。丁度向かいにラーメン一風堂があるが、圧倒的にこちらの方が客の入りが良い感じだ。息子とワクワクしながら店内へ。テーブル席が空いており直ぐに座ることが出来た。座ると若いお兄さんがオーダーを取りに来たので「カツ丼2つ」と注文する。さて、息子と店内を観察してみるとうどん店なのにその多くのお客さんがカツ丼を食べていたwうどん店でうどんを食べている客が圧倒的に少ない店とは何事!?期待で既にお腹が一杯になってきたが、現物でお腹を膨らませるのはこれからだ。
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◆バラ肉を使った濃厚な味のカツ丼790円也。
「いただきます」と同時にがっつく我が息子。良い食べっぷりである。私も久振りの外食とあってじっくりと味わって食べる。甘みが強く、玉ネギが完全に飴色になっている。衣のサクサク感は一切なく、完全にだし汁で柔らかくなっている。トンカツは一般的なロースではなく豚バラ肉を1cm厚にカットしたもので、出汁に漬けられていたのか中までしっかりと味が染みている。その肉の食感、味から角煮のような味わいであった。美味しい、確かに美味しかった。一般的なロースカツ丼では飽きが来ている方には新鮮かもしれない。ただ、少し思ったのは甘く濃い1本調子の味なので結構早めに飽きが来てしまう。沢庵で一休みしても良いが、どんぶりの器の中だけのもので勝負したい。
 満腹になって幸福に満たされた我が親子は、道の駅などに寄り道しながら帰宅した。

・本日の走行距離 105km
・本日の旅費    2,842円 

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謎のエンジンストール4。バッテリー交換にて完結。

2013-11-10 12:28:18 | KLE

先日の息子とタンデムツーリング中、完全に動かなくなった我がKLE。
不調の原因をあれこれ考えて再度調べてみた。
JAFさんにレスキューしていただいた際にテスターで調べてもらった結果では、
バッテリーの電圧は12.4V以上あり、オルタネーターも機能している様子だった。
アイドル回転数が1000付近だとマイナスになっていてその時は充電されないみたいだったが、少しアクセルを捻れば十分に電気は来ているようだった。
さて、それを踏まえて自宅で再チェックである。
1000円の安い簡易チェッカーでバッテリーのチェックをすると12.6Vはあるという表示を示す。このチェッカーではバッテリーの状態は良好ということになるが、実際としてこのバッテリーではセルがうんともすんとも回らない。KLEはフルトランジスタ制御バッテリー点火方式であるので、バッテリーが逝ってしまうとこういう症状になる。静負荷時の電圧が12.6Vはあるようだけど、これまた安い充電器で充電しようと端子を繋ぐと短時間でFULL充電状態に切り替わる。電圧を測ると今度は13.2V付近となるが、やはりセルは回らない。
総合的に考えてMFバッテリーの寿命と考えるのが妥当のようだった。
MFバッテリーの突然死はよく聞くが、これが今回走行中に起ったのだろう。
まだJAFさんに連れて帰ってもらえる範疇でラッキーだったという他ない。
交換して2年だったが、3000円台の中華MFバッテリーである。
こんなものなのだろうし、まぁ、前兆はそれなりにあったにも係わらず特定できなかったのは私がヘボであるからに他ならない。
ここは素直に新品のバッテリーと交換することにした。
今度は中華製を避けて台湾ユアサ(少しはマシかもと思うがどうだろうか?)をチョイス。
0.8Aで丸1日充電し、更に2日間トリクル充電にて放置し13.2V以上の状態の新品バッテリーを積んでセルを回すとドルン!とエンジンは息を吹き返した。
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◆台湾ユアサのバッテリーYTX-12BS。3000円台の中華バッテリーよりはマシ?
この状態で簡易チェッカーを繋いでオルタネーターの状態をみると14.5V付近の出力は出ているようで問題はないようである。
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◆とりあえずオルタネーターは問題ないようで安心した。
しかし、MFバッテリーってチェッカーで電圧みるだけじゃ状態がはっきりわからないんですネェ。まぁ、そのチェッカーもアバウトな安物使ってるから悪いのかも知れんけどw今回は良い勉強になりました。

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謎のエンジンストール3。息子とタンデムツーリングにて・・・

2013-11-05 20:53:05 | KLE

2013年11月4日月曜日祝日 晴れ。

 妙なエンストであれれ?とKLEを一通り見てみたが原因は今一分らなかった。
とりあえずばらしていたKLEを組上げてワックスかけてピカピカにしてセルを回せばエンジン一発でかかって快調のように見えた。
天気も良いし、様子見がてら息子とタンデムでその辺一周することとなった。
夏休み以来、バイクに乗れるとあって息子も大喜び。
その姿に興が乗って美味しい昼食でも食べに行こうかと足を伸ばした。
エンジン絶好調!県道65号を西に駆け快調に進む。
峠を下りきり太宰府駅付近まで来て渋滞に巻き込まれた瞬間だった。
プスンッ!
それは突然やってきた。
片道44.5km快調に走ってきたのにここで止まるのかよ、しかも子供連れで!
それ以降、うんともすんとも言わなくなったKLEを安全な空きスペースに移動させとりあえずJAFに電話をした。約1時間後に現地に到着とのことだった。
この感じ、明らかにバッテリーが逝ってしまったようだ・・・・。
フィッシュファイターさんが教えてくださった通り、オルタネーターの故障だったのか。
ばらしてチェックしたときは電気来てたと思ったのになぁ・・・。
安い(1000円台の)チェッカーだもん、仕方ないか。
 さて、突然のアクシデントに戸惑うことなく、この状況を今のところ楽しんでいるように見える我が息子。陽気である。しかも、まだ美味しい昼食にありつけると信じている。健気である。
オヤジの方はどう帰るか思案中である。
バッテリー繋いでもらって、エンジンが安定して掛かれば自走して帰ろう!と往生際の悪いことを考えてみたり。
とりあえず現場でバッテリーまで見える状態にしてJAFが来るのを待とうと作業開始。
これがまた腹が立つことにバッテリーまで到達するにはシート両脇のサイドカウルを外し、10mmボルトで固定されたシートを外さないといけないが、車載工具ではボルトの頭を舐めて回らず外せなかった(笑)車載工具の馬鹿野郎!
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◆車載工具じゃこのボルトすら回すことが出来なかったw
諦めて何か美味しいものでも売ってないかと周りを歩くが、梅ヶ枝餅位しかなく息子に食べるか?と聞くと要らないという。まだ美味しい昼食を諦めてない様子である。ここで梅ヶ枝餅を無駄に食べてお腹を膨らませたくないらしい。さすが我が家きっての大食漢である。
とりあえず無駄な努力はやめて体力温存策に我が親子は切り替えた。そう、座り込んだのである。が、程なくしてイケメンJAF隊員さんが到着。
とりあえずバッテリーを繋いでもらってエンジン始動。
ブルルン!と掛かるがブースターを外すとエンジンストール。
バッテリーが完全に逝っているようだ。
さらに高級テスターで測ってもらうと、オルタネーター自体は発電しているもののアイドル状態だとマイナスだった。エンジンを吹かすとプラス、アイドル状態だとマイナス・・・。どうも、回転低いとしっかり発電してバッテリーまで電気が行かない様子だった。そういや、この前なんとなくアイドルでの回転数を少し落としたっけw以前は1500回転ほどだったが、ちょっと高いだろと1000ほどに落とした。現場でJAFさんのテスターで測らせてもらうと1000回転ちょっとだとマイナスになっている。少しアイドリングを上げて1500ほどにするとようやくプラスに転換した。どうも、この辺に問題ありのようだが、自走は困難であると判断、運んでもらうこととなった。JAF会員であるのだが、無料で受けられるロードサービスの距離は15kmであり、その後1km毎700円となる。自宅まで帰ろうと思うと30kmは有料となってしまう。大変な出費だ。頭を抱えてたが、そういや任意保険のロードサービスを利用できればと保険屋さんに電話すると10万円までのロードサービスを保障するとのことだった。JAFのロードサービス距離にして100~120km。十分自宅まで帰れるので安心した。こうして我が親子は無事自宅に帰還することが出来たのである。
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◆JAFのお兄さんが到着してテンション上がる我が息子。
帰りの車中、JAFのお兄さんが息子に「大きくなったらバイクの免許とる?」と聞いたところ、「わからん!」と答えたのは本心なんだろうw
息子よ、そう言わずに大きくなったら一緒にツーリングに行こうや。

・本日の走行距離 44.5Km
・本日の旅費 2,000円

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