路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

妻と映画鑑賞12本目 「ペーパー・ムーン」。

2019-07-30 06:41:57 | 妻と映画鑑賞。
「ペーパー・ムーン」 1973年・米国・監督ピーター・ボグダノヴィッチ

 詐欺師の伊達男と、母を亡くした9歳の少女アディとのロードムービー。
ロードムービー好きですが、この時代多いです。
さて、とにかくアディ役のテイタム・オニールが可愛いに尽きる作品でした。
この作品よりも「がんばれ!ベアーズ」での彼女の方を日本では知られているんじゃないかな。

 亡くなった母の元カノである詐欺師男が彼女の親戚の家までアディを送り届ける道中の出来事を描いているが、二人の掛け合いの絶妙さがなんとも良い。
詐欺師男が本当の父ではないか?との問いに否定されるが・・・。


妻と映画鑑賞11本目 「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」。

2019-07-29 07:21:08 | 妻と映画鑑賞。
「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」 1971年・米国・監督ハル・アシュビー

 この当時になくて、今の日本にある言葉。
それは「中二病」。

 少年というには少し年齢行ってると思うけど、まぁ中二病に罹患したお坊ちゃん。
これまたアナーキーというかクレージーというかやっぱり中二病老人版というかどうしようもない老婆との恋愛ストーリーなのかな、これ?
老婆の生い立ちから、あのような奇行の理由付けはまぁ良いとして、ボクちゃんはもうただの中二病です。
最後、崖から落ちて〇〇でくれたらまだ良かったのに、そうでないから始末が悪い。
まったく共感できるところもないが、それは私が歳をとって鑑賞したからだ、なんていうのはないと思う。
少年時代に鑑賞したって、彼らの行動に共感なんかできない。
気持ち悪い、ただそれだけだ。
妻は、このばあちゃん可愛いねと言っていたが、どこがだよと言いたい。
女性からみたら面白いのか?この作品?

妻と映画鑑賞10本目 「バニシング・ポイント」

2019-07-28 07:29:21 | 妻と映画鑑賞。
「バニシング・ポイント」 1971年・米国・監督リチャード・C・サラフィアン

 ひたすら白いスポーツカーで疾走するカーアクション、ロードムービー。
いや、本当に良いです、大好きな作品です。
新車陸送を請け負う主人公ですが、ひょんなことからある時刻までに目的地へ到達するという賭けをする。
もう、たったそれだけでこの激走です!
こんな人に新車陸送を依頼なんで出来ません!届く頃には新車がスクラップでしょうが!
劇が進行するにつれ、勝手に応援するものやそうでないもの、「イージー・ライダー」で出てきたような保守的な白人や警官隊。
主人公の過去のフラッシュバックなんかも織り交ぜて、この激走を何か意味ありげに見せているが、バイク乗りの皆さんなら多少は分かる気がしますよね。
ただ、決めた時間に走り切りたいだけ!
ただそれだけ。
それだけだけど、それが如何に自分にとって大事なことなのかは疾走者にしか分からない。
ラストシーンも良く理解できる。
アクセルは開けるためにあるんだよ。
あそこで止まるなんて考えられない。
よし、ちょっとおっちゃんも一走りしてくるか。


妻と映画鑑賞9本 「フレンチ・コネクション」

2019-07-27 07:24:20 | 妻と映画鑑賞。
「フレンチ・コネクション」 1971年・米国・監督ウィリアム・フリードキン

 麻薬捜査官二人組によるタフな捜査過程をドキュメンタリー映画手法で撮影された刑事ドラマ。
有名な作品ですが、これも昔観た切りであんまり記憶に残っていない。
でっかくて粗暴で捜査手法も強引でタフガイなポパイ刑事を演じるのがジーン・ハックマン。まさにアメリカンポリスの象徴っぽく見えるのですが、当時のハックマンがまだ若手(歳だけど)だからか、時々素っぽい時がある。
カーチェースシーンでは演技ではなく素でビビってるように見えるのが何とも良い。
監督さんがドキュメンタリー出身者というのもあるのだろうか?
古い映画ですが最後まで退屈しませんでした。

妻と映画鑑賞8本目 「ファイブ・イージー・ピーセス」

2019-07-26 07:09:10 | 妻と映画鑑賞。
「ファイブ・イージー・ピーセス」 1970年・米国・監督ボブ・ラフェルソン

 うーん、まったく面白くないです。
時代の雰囲気とか、音楽エリート家族の一員のはぐれものとして、世を斜に構えて適当に生きてる青年?というには歳喰って見えるし。
主人公演じるジャック・ニコルソンが撮影時に32~33歳くらい位でもねぇ。
ガールフレンドのレイの扱いの酷さに、何となく腹立てながら観てました。
それも狙いの一つだろうから、この感想で良いのだろう。
最後にまた逃げ出した主人公の行く末なんて、まったく気にならないが現実社会に逆恨みをして自暴自棄になり変な事件を起こさないことを祈る。
が、それすらもできない男だろう。

妻と映画鑑賞7本目 「真夜中のカーボーイ」。

2019-07-25 06:53:46 | 妻と映画鑑賞。
「真夜中のカーボーイ」 1969年・米国・監督ジョン・シュレシンジャー

 カウボーイじゃなくてカーボーイが邦題で正解。
テキサスからカウボーイスタイルでニューヨークへ成功を求めてやってきたジョーと、ホームレスのネズ公ラッツォとの不思議な友情と、なんだろう、大都会でどうにもならない非力な青年たちのお話かな。
ジゴロというより娼夫を目指している(夜のお仕事)のジョー(カウボーイ)と、この作品の前に「卒業」で金持ち坊ちゃんを演じたダスティン・ホフマンが病気のホームレス役。
この凸凹コンビが成功しようと足掻く姿に、何となく自分の若かりし頃に都会で足掻いた日々を重ねてしまった。
「イージー・ライダー」でもあったクスリに酔う演出が似てるなぁと思いつつ、切ないラストへ。
でも、ジョーはカウボーイスタイルをゴミ箱に捨ててこそ人生が開いていくんじゃないかなって思うよ。

妻と映画鑑賞6本目。「M★A★S★H マッシュ」。

2019-07-24 07:43:33 | 妻と映画鑑賞。
「M★A★S★H マッシュ」 1970年・米国・監督ロバート・アルトマン

 朝鮮戦争に従事する軍医とそのベースの人々のブラックコメディ映画。
コメディですが、全然笑えません。
まったくこの手のアメリカンジョークは理解できません。
この時代背景ガーーーーとか、反戦ガーーーーとか、権力ガーーーとか何を言われてもこの手のアメリカンジョークは理解できません。

 しかし、50円でレンタルしてきたとはいえ、お金を出している以上最後まで我慢して鑑賞しました。

 原作をうまくこの映画の脚本にしたのでしょう、この年のアカデミー賞脚色賞を受賞しています。

 朝鮮戦争時の野戦病院での話なので、日本も少し出てきます。
あまり気持ちよい取り扱いではありませんが、ブラックコメディなら仕方ないと思うしかありません。

 エリート軍医殿たちの下らないこれらの行為は、戦争という狂気と対比させて云々・・・。
どうでもいいやw

妻と映画鑑賞5本目。「明日に向かって撃て!」。

2019-07-23 07:19:19 | 妻と映画鑑賞。
「明日に向かって撃て!」 1969年・米国・監督ジョージ・ロイ・ヒル

 ロバート・レッドフォードのカッコよさにまず妻が食いついてきた。
時代を越えてもイケメンはイケメンであり、スクリーンの中で光輝くのだろう。
「ブラッド・ピッドに似てるねぇ!」とも言っている。
まて、ブラピがロバート・レッドフォードに似ているだろうが!
・・・まぁいい。

 西部劇にも時代設定的に前期中期後期とあって、この作品は後期の方。
西部劇の時代設定は大まかに南北戦争終結辺りから20世紀に足が少しかかるくらいまでで、本作はその後半ということ。
舞台もアメリカでも西部でもなくなってくる。
日本の時代劇なんかと同じで、勧善懲悪モノが初めは主流で、アメリカなので白人がヒーローなのは当然として描かれる。
ただ、時代の流れで単純な勧善懲悪ヒーローものではなくただのアウトローだったり、青春譚などを描くようになっていく。
そうなると、このジャンルの時代的役目は一通り終えていくことになる。

 この作品は青春譚かな。
「卒業」にもヒロインとして出演していたキャサリン・ロスとポール・ニューマンの自転車シーンで流れる「雨にぬれても」も耳にしたことのない人の方が少ないだろう。
名作は、いつ観ても良いですね。

サイドカバーを止めるダンパーを交換する。

2019-07-22 12:27:13 | KLE
2019年7月22日月曜日 曇り。

 梅雨末期の大雨は峠を越したかな?
週間天気予報をみると、そろそろ梅雨明けかなと感じさせる。

 さて、今日もお休みだけどお留守番。
することなくはないけどしたくない。
なので昨日の続きをしようとKLEの元へ。

 前々から気になっていた左サイドカバーがきちんとはまらない件。
丸いゴムのダンパーがヘタっているのが原因だと思う。

◆ここにサイドカバーの爪を差し込むのですが・・・

◆こんな風に切れていて、きちんと嵌ってくれなくなっていた。

◆こんなこともあろうかと用意していた純正部品。

◆クレポリメイトをシュッとして装着しました。

 この後、サイドカバーを取り付けるとキチンと嵌りました。
うん、満足です。

妻と映画鑑賞4本目。「イージー・ライダー」。

2019-07-22 08:40:21 | 妻と映画鑑賞。
「イージー・ライダー」 1969年・米国・監督デニス・ホッパー

 ハーレーダビッドソンとステッペンウルフの「ワイルドで行こう」が印象的なアメリカン・ニューシネマの代表作の一つと言われている作品。
こちらも未鑑賞ですとは言い難いが、女性は結構観てないみたい。
で、「バイク好き、バイク乗りならお好きなんでしょう?」と言われるが、私はそんなに好きじゃない。
初見は高校生だったが、あのハーレーもカッコいいと思わなかったし、二人の旅とその道中の出来事が、特別面白いとも思わなかった。
ハーレーがカッコいいかどうかと感じるのは各個人の感性と趣向なのでどうでも良いことだが、面白いと感じるかどうかはネットも何もない時代の日本の田舎に住む高校生じゃ無理だった。
周辺で評価していた当時の大人や学友なども、きっと雰囲気だけでカッコいいとか自由ガーーーとか言っていただけの気がする。
当時の映画雑誌なんかの解説や評論の受け売りとかね。
で、何十年ぶりにじっくりゆっくり鑑賞すると、面白いことが分かった。
ハーレーはやっぱりカッコいいとは思えないがw。

 あのワイアット・アープとビリー・ザ・キッドから拝借しただろう名前の主人公二人が、馬ではなくバイクにまたがって60年代のアメリカを走る。
ここがミソで、そこら辺の知識や認識がないとどうしてあの結末に至るのかが分からない。
日本で例えると、見知らぬ田舎道を走っていると軽トラに乗った農家のおっちゃん二人が急に煽ってきて!ってなるが、ありえないでしょ!?
そのありえない事が、どうしてあの時代のアメリカでは“さもありなん”となるのか。
無知な田舎暮らしの日本の高校生が分かるはずもなく、見た目や楽曲のカッコよさ、周囲の評価で分かった風になっていただけだった。
未鑑賞なら後学のためとかで鑑賞しておくと、この時代前後のアメリカ映画の理解度が多少増すかもしれない。