路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

ばね指になってしまった。2 「注射を打ってもらう。」

2014-12-19 15:27:18 | 日記・エッセイ・コラム

2014年12月19日金曜日 曇り。

 あれ、指が曲がったまま元に戻らない!?
という症状で先日近くの市立病院へ受診したら「ばね指」と診断された。
そして、即手術を言い渡される。
「注射と言う方法もあるが、私は打たない」という。
手術をすると一ヶ月ほど完治するまでには掛かると、その医師は言うのである。
こうなったら違う病院でもう一度診てもらおうと、やっと今日違う総合病院の整形外科に行って診てもらった。

 こちらの医師も「ばね指」との見立てで、注射を打って様子を見ましょうとの事。
但し、注射だけでは指の引っかかりは残る場合があり、その時はやはり手術が必要ですとの事だった。
まぁ、いきなり手術されるよりはずっと良い。
透明な液体の入った注射を薬指の付け根にブズッと射して、グーーと液体が指に入る感覚がとても痛いしキモチワルイ。
薬指はパンパンに膨らんでなんじゃこりぁ!という不思議な注射だった。


◆薬指根元に注射を打たれ、このような絆創膏を貼って終わり。

帰宅して暫く経っても指の痺れが取れないが、これで治ってくれるを祈るのみである。

あぁ、まだ当分旅には出かけられそうにないな。


『同行二人』 四国八十八箇所バイク遍路の旅 6 二日目 第十二番礼所焼山寺まで。

2014-12-16 21:30:13 | 四国八十八箇所バイク遍路の旅

2007年4月7日土曜日 曇り時々雨。

 目が覚めると午前5時を少し過ぎた頃だった。
携帯電話で天気予報を確認すると午前中は雨模様。
早速朝食の準備をする。

 今回のバイク遍路の旅は、兎に角節約するのも課題の一つだったので食事は出来る限り自炊した。
自宅の台所にあった袋ラーメンや缶詰も少し拝借し、
米は一合毎に袋分けしてデッドスペースの隅にあっちこっち詰め込んで一升持参してきていた。
出発時は相当な荷物の重さだったが、毎日消費しても補充はしないのでどんどん荷物は軽くなった。
食事は朝と夜の二食が基本であり、日中はひたすら走り、巡礼の旅を続けた。
 
 四国八十八ヶ所を遍路で巡る時、納経所が開いている時間にお勤めするのが基本だろうと思う。
これは納経帳に記帳していただくか否かは別としてだ。
納経所は場所によって異なるが、概ね7時~17時までが記帳受付時間となっている。
朝は7時からスタートし、夕方4時過ぎまでをその日の終わりとして、その後は宿泊先探しに使うようにした。
この辺は無計画で、バイクで一日どの位巡れるのか分らなかったから出発前に深く考えなかった。
ただ前準備として、ツーリングマップルに使えそうなキャンプ場とか安い宿泊所などを調べて書き込み、そのページに付箋紙を貼っておく位の事はした。
 
 午前6時半前には片付けも終わりキャンプ場を後にする。
綺麗なキャンプ場を無料で利用させた戴いたことに感謝である。
昨日来た国道318号を南下し、吉野川を渡って国道192号を経由、山手の方へ少し走ると第十一礼所藤井寺に到着した。
時刻は7時を少し回ったくらいだったが、既に多くの白装束の集団がお勤めをしていた。
今にも雨が振り出しそうな生憎の空模様であったが、お遍路シーズンの春であり、週末とあって巡礼者はどのお寺も多かった。
特に、徳島の礼所は人が多いと感じた。
それは四国八十八ヶ所の発心の地であるからだろうと思われ、これから先は徳島ほどのお遍路さんは見かけなくなる。
特に、自転車・バイク・自動車は所謂遍路道を走ることが出来ず国道や県道といった舗装路がメインとなるので、
遍路道を往く歩き遍路さんを移動中に見かける機会は少ない。
特に、これから向う第十二番礼所焼山寺、
第十三番礼所大日寺へと続く旧来の遍路道は「遍路ころがし」と呼ばれる歩き遍路にとって最初の難関と言われる山岳コースだ。
これまで平坦な遍路道が続いていたが、急に険しくなる為、ここで振るい落とされるお遍路も多い。
二輪車はもちろん自動車も通ることが出来ない遍路道なので、
バイク遍路の私は県道43号をぐるりと回って第十二番礼所焼山寺へアプローチする。
藤井寺で既に小雨が降っていたが、焼山寺に向け標高を上げてゆくにつれ雨足は強まった。
車だと対向車との離合も面倒だろうが、そこはバイクの利で幅員の狭く厳しい山道でも難無くKLEを駆ることが出来た。

 午前8時半過ぎだったと記憶するが、ようやく焼山寺の山門まで辿り着いた。
徒歩で濡れた坂道と階段上る。
大きな杉の木が雨で煙って神秘さを演出する。
近くまで観光バスが多くの遍路客を乗せてきていて、ここらでかなりの人数のお遍路さんの群れと出会う。
こんな山奥の寺院に沢山白衣を着込んだお遍路さんで賑わっているのだから凄い。
さて、お勤めを終え来た道を戻っていると、多くのお遍路さんの雑踏の中でビラを配っている人が居た。
一枚貰うと、内容は探し人のビラだった。
失踪したのは女性で、若く美しい女性の写真が載っていて、遍路に行って来るといって今だ帰ってこないと訴えていた。
その後、この彼女と家族がどうなったのかは知らないし、分かり様もない。
ただ、長旅を始めた者の身として、このまま蒸発してしまっても良いかな?という気持ちは分からなくはない。
人生をリセットしたいという気持ちが、少しもない人は居ないだろう。
だからこそ、こういう旅に出たと言っても過言じゃない。
事件や事故に巻き込まれての所在不明じゃなければ、選択肢は少ない。
さりとて、リセットの仕方は、十人十色である。

 午前9時過ぎ、肌寒い焼山寺の坂道を下り、次の目的地第十三番礼所大日寺へと向った。

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ばね指になってしまった。

2014-12-11 19:17:10 | 日記・エッセイ・コラム

2014年12月11日木曜日 雨のち雲。

 ある朝、目覚めると右手の薬指が曲がったままで真っ直ぐに伸ばせなかった。
「アレ?」と少し力を入れて伸ばそうとするとカクッと曲がるのである。
日中は暫くすると何事もなかったかのように普通の状態になるので、あまり気にしていなかった。
ところが、最近症状が重くなってきて結構な痛みを伴うようになってきた。
リウマチとか脳血管障害とか、まぁ、なんだか不安になって近くの市立病院で受診すると弾発指、ばね指だと診断される。
しかも、いきなり手術を勧められ困惑してしまった。
手術をすると1ケ月程は手を使えないと言われ、仕事もあるし、それは困ると訴えるがこの先生は手術した方が良いとのことだった。
実は、ばね指でなかろうかとは思って受診し、注射打たれるかな?と覚悟していたのだが、この先生は「私は注射はしない」と言う。
1ケ月も利き手が使えないと、折角得た今の仕事もどうなるか分からない。
もちろん、バイクにも乗れない。
来週、違う病院へ行こうかと思う。

家内や仕事場の仲間はバイクに乗り過ぎで手を傷めたんだろうという。

・・・。

仕事のし過ぎなのに、誰もそうは思ってくれません。
ワーキングプア、ここに極まれり。


2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅18 大隅北部・宮崎南部の道の駅巡りキャンツー3日目。

2014-12-03 21:11:45 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年11月22日土曜日 晴れ。

 深夜、テントを叩く雨の音で目が覚める。
午前1時を過ぎていただろうか。
フライシートの裏は雨水が染み出て、ポツリポツリと水滴がインナーに降っている。
床の四隅はじんわりと湿っているが浸水までには至っていない。
タオルでフライシート裏側を拭いてみるが、直ぐに染み出て水滴ができ、程よい大きさになると降ってきた。
それをヘッドライトで照らしながら暫く観察していると再び睡魔に襲われ眠りに付く。

 午前4時過ぎ再び目が覚めると雨は止んでいたが、松の木を濡らす雨雫がポツリポツリとテントを叩いている。
寝袋の中で丸くなりながらラジオ深夜便で自らの意思で抗がん剤治療を止め今死と向き合っているという住職さんの半生を聞きながらジッと目を閉じる。
5時台になってようやく天気予報があり、今日は穏やかに晴れるようで気温も日中は20℃超えるとのこと。
もうじき12月になろうかというのにさすが南国である。

 午前6時を大分過ぎた頃から、ようやく空は白み始め撤収作業に取りかかる。

◆早朝の雨で湿った松林。ちょっと不気味。
撤収作業を進めながら、本当なら昨夜の晩御飯にするつもりで購入したちゃんこ鍋とうどんの玉を朝食に。

◆半額でゲットしたちゃんこ鍋とうどんであったか朝食。
 これ、実に美味しかったのですが、この写真を娘に見せると「不味そう」との一言。
これだから女子供は困るのだ。
雨でぐっしょりのテントが乾くのを待つ暇などないので、濡れたままグルグル巻きに。
砂地なので覚悟はしていたが、濡れたままのテントに砂が沢山付いて最悪である。
しかも、松林のキャンプ場の宿命である松脂までフライシートに付着している始末。
帰宅したら後片付けが大変だと思いながらパッキングを済ませて出発した。

 清々しく晴れている青空とは違って、路面は昨夜の雨で濡れて乾く気配が無かった。
国道220号を東に進むが、朝日が眩しく、路面は濡れて朝日を反射し走り難い状況が続く。
串間を抜け、国道448号を都井岬に向けて走る。
県道36号との分岐に来るが、先に急ぐ気持ちの方が勝って20数年前に訪れたことのある都井岬はパスした。
そのまま国道448号を北上する。

◆日向灘を一望。絶景が続く日南フェニックスロード。
青い海と青い空を堪能しつつシーサイドロードを北に向け走る。
程なくして道の駅「なんごう」へ到着。

◆道の駅「なんごう」。

◆ここも昨夜から朝方に掛けて雨が降ったとのことでベンチまで濡れて乾いていなかった。
折角なので一押のマンゴーソフトを戴くことに。
道の駅スタンプブックの割引を使うと50円引きだが、JAF会員割引は100円引きと更にお徳だ。
少し欲張ってマンゴーバニラミックス300円をJAF会員割引で200円にてGETした。

◆マンゴーバニラミックス通常300円をJAF会員割引を使い200円にてGET!
疲れた体に効くとても優しい甘さだが、マンゴーとバニラどちらも楽しもうと欲張ったのが間違いだった。
味が混ざって本来の美味しさを堪能できない。
ここは素直にマンゴー一本で行くことをオススメする。

 再び国道448号を日南市に向け北上する。
日南市内に入ると、国道222号を西に。
思わず速度のでる飫肥街道を往くと程なく道の駅「酒谷」へ。



◆道の駅「酒谷」にて。
 静かな山間部の道の駅だったが、けっこうお客さんは多かった。
来た道を戻り、飫肥城下を抜け県道434号経由で国道220号日南フェニックスロードへ復帰する。
これぞ宮崎!と言って間違いなしのシーサイドロードは交通量も少なく、青い海と青い空を満喫しながら気持ちよく走れた。
まだまだぁと思っていると道の駅「フェニックス」へ。



◆道の駅「フェニックス」。
 時刻は12時になろうかとしていた。
走行中は感じなかったが、KLEから下りて歩くと汗ばむ程の暖かさである。
また、降り注ぐ日差しが気持ち良過ぎる。
お客さんも非常に多く、海岸側の展望所では常に写真撮影の人々で賑わっている。
私も混じってパチリとさせていただいた。



◆これぞ宮崎!という風景に心が洗われる。
 しかし、フェニックスってなんだとうと思っているとこれのことだった。

◆「フェニックス」のプレート。

◆このヤシの木が「フェニックス」と呼ばれるものだった。
 宮崎市では、高く伸びたヤシの木の維持管理費が嵩んで大変だというニュースを以前読んだことがある。
しかし、これがないと宮崎!って感じもしないのでやれる範囲で維持して欲しいものです。

 さて、この道の駅のスタンプを回収したところで、九州本土内の鹿児島県・宮崎県道の駅は制覇した。
残すところは、福岡・長崎・佐賀で6駅である。

 道の駅「フェニックス」を後にして、宮崎市内を北上する。
市内の国道10号線は、嫌と言うほど混むので一ッ葉有料道路を使うと少しは回避できるのだが、
その少しならば下道でも良いじゃんとなるのが貧乏性というものだ。
ただ、やっぱり一本道の混雑した幹線道路は忍耐が必要で、軽・二輪通行料150円なら使っても良いような気もしないでもない(どっちだ!)。
結局は下道で宮崎市街地を抜けきるまでに一時間ほど掛かり、午後1時を過ぎる。
もう、ただ帰るだけ状態になっているので、何か宮崎と言えばというものでも食べて帰ろうかという気分になっていた。
そうなればチキン南蛮定食でもと思うのだが、ここから延岡まではまだ遠く、ランチタイムには到着できない。
九州沖縄マップル2014のページ50の1-C付近にボリューム満点チキン南蛮との文字を見つける。
ルートを大きく外れることもなく、比較的早く到達できそうなので行って見ることにした。

◆おおさかや前にて。
到着したのは宮崎なのに「おおさかや」という屋号のお店だった。
外見は田舎によくある昭和っぽい喫茶レストランである。
駐車場には3台車が停まっており、店内に入ると中年夫婦(カップル)1組と女性二人組みだけだった。
土曜日の午後1時30分過ぎであるので、まぁお客も少ない頃なのだろう。
年配の女性がメニューを持ってきてオーダーと取る。
お目当てのチキン南蛮定食だが、大中小とサイズが選べるのだが、メニューの写真から、どれもお得感が得られず1000円と切りの良い価格の中サイズのチキン南蛮定食を頼んでしまった。
暫し待ってチキン南蛮定食中が登場!

◆チキン南蛮定食中1000円也。
・・・・・。
マップルではボリューム満点とあるが、やはり中サイズを頼んでは本来の味やボリュームを堪能できないようだ。
1000円も出して提供されたのは衣ばかりで甘いタレが掛かっただけの鶏天って感じ。
とにかく、お肉より衣の方が圧倒的に多いのだ。
実際に使用されている鶏肉の量からこの価格の定食はとても考えられないくらい高い。
はぁ、マップルオススメのお店に名店無し。
いや、ボリューム満点っていうサインを読み間違えて中サイズを頼んでしまった私がまだまだ修行が足りないだけだろう。
こうして、また搾取されて財布が軽くなったが、空腹だけは満たされた。
腹が満たされるのならば何でも良い!というならいつものようにカップヌードルが1番であるのにね。

 昼食を終え、再び国道10号線へ復帰し北上する。
延岡から国道326号を経て竹田、黒川、小国、日田とひた走った。
自宅に辿り着いたのは午後7時30分過ぎで、どういう訳か娘が夕食を作って待っていた。
最近習ったというサーモンとホワイトクリームのパスタという、なんだか温い食物だったが、
ここ数日以内で1番美味い食物でだったのは言うまでもない。

・今回巡った道の駅数13駅 九州マスターまで残り6駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中107駅制覇)
・今回の走行距離 965.5km
・今回の旅費    8,528円

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