怒涛の日々は続き、もう7月になってしまいました。
この場をお借りして、日本社会事業大学専門職大学院の皆さまにご報告とお知らせです。
去る6月26日(日)に「専門職大学院フォーラム2016」を行いました。
日本社会事業大学学内学会の会期中の企画として、急きょ開催されたものです。
公式プログラム印刷にも間に合わず、広報はFacebookだけでしたので、何人にご参加頂けるか不明でした。
それでも、OB・OGの方を中心に56名の方が参加してくださいました。
企画運営を担って頂いた鶴岡浩樹さんの進行で「専門職大学院で得られるもの」を語り合いました。
僕は冒頭で少し、専門職大学院入学者のデータなど見て頂きながら、『専門職大学院の今、これから』と題してお話しさせて頂きました。
その後、修了生たちから『専門職大学院で得られたもの、そして今』と題して、以下の方々に報告して頂きました。
高橋賢一さん(医療法人弥生会ひこばえ 施設長)
西倉麻記さん(一般社団法人スターアドバンス アーチケアサービス 管理者)
佐藤香代さん(法律事務所たいとう 弁護士)
沼田裕樹さん(町田市介護人材開発センター 理事)
それぞれの方の発題内容を、ここに紹介させて頂く余裕はありません。
それでも、それぞれの方々の専門職大学院の入学体験を通して、専門職が成長するとは、現場を変えるとは、どのようなことかと考えさせられました。
対人支援に携わるミクロな力量の問題から、現場を変革するメゾレベル、社会に発信するマクロレベルのソーシャルワークまで、幅広い議論を含んでいます。
鶴岡さんの提案で、短い時間でしたが、グループでの意見交換も行って頂きました。
掲げられたテーマは、次の三つです。
1.専門職修士という学位、意味あるの?
2.専門職大学院、キャリアアップにつながるか?
3.専門職大学院で得られるものは、何だろう?
参加者それぞれの率直な意見を表明し、共有し合いました。
2時間20分という短い時間でしたが、わが国唯一の福祉専門職大学院に対する、愛にあふれたエールをたくさん頂きました。
当日コメントされた宮島清さんは「ここは奇跡のような場所」と仰いましたが、確かにそうです。
僕の表現で言えば、中学時代に読んだ水滸伝の「梁山泊のような場所」と言うことになりますが。
研究手法を身につけ論文を書く研究大学院と違い、ここには状況に抗い現場の変革を目指す個性豊かな真摯な実践者たちが集まっています。
この専門職大学院に通う方たちが、それぞれの地域で、領域で、現場で、矛盾と戦い、課題を解決し、資源を開発するソーシャルアクションを起こしていくことを祈っています。
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その夜は、池袋で専門職大学院の有志主催による同窓会が開かれました。
こちらも少ない広報期間でしたが、3期生から13期生まで60名余りが参加してくれました。
同じ領域で働く異なる入学年度生同士が「え?ここ来てたの?」という再会もありました。
各教員のゼミ単位で壇上に上がり、一人ひとり自己紹介がてら近況報告をしてもらいました。
進行を担ってくれた佐藤さん、受付を担当してくれた甲田さん・小谷さんはじめ、企画運営してくれた9期生の皆さんに感謝致します。
その後は、皆さん三々五々、ゼミや同期生ごとに西池袋のロマンス通り辺りを徘徊していました。
例年開催しているフォーマルな同窓会は、今年12月23日(金)の夜を予定しています。
昼間、全社協の灘尾ホールで「福祉実践フォーラム2016」を行い、その後の開催となります。
お時間がとれるようでしたら予定に組み入れて頂き、同窓生の皆さま、お誘いあわせの上ご参加ください。
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ところで一つ、この専門職大学院の弱点として、今まで同窓生の組織化が意識的に図られていなかったことがあります。
期を異にする縦のつながりを作りながら、専門職大学院を舞台とする出会いがより強固なものとなるよう、今後務めていきたいと思います。
そのため、専門職大学院の公式メーリングリストを構築していきたいと考えています。
ゼミ担当の教員を窓口に、教務課に管理してもらい、今後のイベント等のご案内を周知させて頂くものです。
各ゼミ担当教員から修了生の皆さんへも、すでにご案内が届いているかも知れませんが、このブログでもご案内させて頂きます。
第一次集約を、7月10日と設定していますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。
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日本社会事業大学専門職大学院 関係者各位
専門職大学院は2016年度で13期目を迎え、おかげさまで卒業生は600名を超えました。
これを機に専門職大学院のメーリングリストを立ち上げる計画をしています。
関係者の皆様に、研修会、イベント、入試関係のご案内など有益な情報を発信することが目的です。
対象者は院生および修了された皆様、関係した教員です。
ご賛同いただける方は下記の【返信フォーマット】に記入していただき、ゼミ担当教員まで、ご返信いただければ幸いです。
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【返信フォーマット】
氏名:
メールアドレス:
現所属先:
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お手数をおかけしますが、ご協力いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本社会事業大学専門職大学院
古屋龍太