PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

患者は外来診察をどう思っているか?

2010年09月29日 11時15分27秒 | イベント告知

病院の相談室で仕事をしていると、時々、外来診察への苦情が寄せられます。
病院という組織に属する一員のPSWとしては、なかなか悩ましい問題です。

「予約時間に来ても、延々待たされる」
「先生が、全然話しを聞いてくれない」
「コンピュータの画面見ていて、とうとう顔を見ることもなかった」
「たくさんの患者さんが待ってるのはわかるし、忙しいと思うけど…」
「露骨に、忙しい、聴いてられない、みたいな表情をされて、イヤだった」
「精神科なんだから、患者の話しは、やっぱりきちんと聞いて欲しい」
「精神科医として以前に、人間としてどうよ?というような対応だった」
「すごく傷ついた。人間として許せない。あの医者、替えて欲しい」

話しを聴いていると、ドクターハラスメントにあたるような事案もあります。
あの先生なら、言いかねないなぁ~、と思い当たる節もあります。

一方で、ちょっと、その受け止め方は違うんじゃないか?と思うこともあります。
コミュニケーションが不足しているなぁ~、と残念なこともあります。


そんな相談の時、PSWとして、ニュートラルな立場を意識して、話しを伺います。
いわゆる苦情処理ですが、最初からクレームという捉え方をすると、評価が歪みますから。

コンフリクトが生じている時、大抵は相互のコミュニケーション不足があります。
感情的な行き違いもあり、代弁者として、医師に患者側の気持ちを伝えます。

医師が、素直に、冷静に、話しを受け止め、患者との関係が改善することも多々あります。
一方で、医師も人間なので、感情的・被害的になり、逆ギレする医師も、中にはいます。

PSW側の伝え方や、課題調整のコミュニケーション能力が試される時ですね。
その病院でのPSWの立ち位置や、病院総体のレベルも表れる場面とも言えます。


実は、多くの患者さんや家族は、医療従事者が考えている以上に、病院に遠慮しています。
本当に言いたいことは我慢して、職員に合わせて、諦めているところもあります。

医療サービスを受ける患者側が、コンシューマーとして権利を主張しても良いのですが。
多くの患者さんは、お医者さんに遠慮して、萎縮して、叱られないようにしています。

先生の前だと、緊張しちゃって、うまく話せない、という人もいます。
あまり話しちゃ、先生に迷惑だし、何も言えない、という人もいます。

率直に言いたいことが言えない関係は、治療上も好ましいとは言えません。
意思疎通を欠いた情報不足は、外来診療の質そのものを危うくします。

精神科医療のネガティブな問題点を挙げると、キリがなく、何も解決しないので。
お互いの体験をピアに持ち寄り、ポジティブに解決の方策を考える場が必要です。


そんな、精神科を受診する当事者と家族のための講座を、今度開催します。
題して、「精神科受診のススメ」です。

当事者の方だけでなく、PSWや学生さんも、一緒に参加して考えて欲しいと思ってます。
本当は、お医者さんにこそ参加してもらえれば、一番良いんでしょうけどね(笑)


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


西東京市地域活動支援センターハーモニー
当事者・家族講座

「精神科受診のススメ~医療サービスを上手に使うために」
講師 日本社会事業大学専門職大学院 准教授 古屋龍太

2010年10月9日(土)午後2時半~5時(開場午後2時~)
西武新宿線・西武柳沢駅下車、南口徒歩1分 柳沢公民館視聴覚室
西東京市柳沢1-15-1

参加費無料・定員90名
参加ご希望の方は、事前に主催者側にお申し込み下さい
地域活動支援センターハーモニー
〒188-0011 西東京市田無町4-8-22 ビラ田無104号
TEL 042-451-6566 FAX 042-451-6567


※画像は、蓮に覆われた上野不忍池

医療と福祉の連携って…

2010年09月28日 10時19分37秒 | PSWのお仕事

先週末、25~26日(土・日)は日本医科大学の講堂にいました。
日本医療マネジメント学会の「医療福祉連携講習会」の第4クールです。
学会認定の「医療福祉連携士」資格取得のために、全国から受講生が集まっています。

この第4クールは、社会福祉関連科目の講義です。
福祉出身の現場のソーシャルワーカーは、受講を免除されているはずなのですが、
実際には、看護や事務職に混じって、多くのMSWも自ら受講していました。

僕は、今回3科目、お話しさせてもらいました。
「精神保健福祉論」では、精神障害者処遇の歴史から精神保健福祉関連法制までを。
「福祉施設論」では、高齢者介護に止まらない、児童・障害・生保施設等の現状を。
「地域移行支援論」では、精神科長期在院患者の地域移行・地域定着支援の現在を。

ほとんどの受講生は、一般科の方が多く、精神科領域のことを知りません。
でも、皆さん、高齢者の居宅支援場面等で、精神障害者と呼ばれる方には出会っています。
昼休み後の講義でも、寝る人もなく、真剣な眼差しで僕の話しを聴いてくれていました。

今回の講習会を通じて、僕の中で、ハッキリしてきたことが、いくつかあります。



1.
一般の医療機関に比べると、精神科領域は、やはり周回遅れのランナーであること。
今さらですけど、一般科の機能分化と再編統合は、すごい勢いで進んでいます。
エリア内医療機関の相互病床機能活用、病診連携、電子カルテ共有は、もはや当たり前。
診療報酬の誘導もあり、限られた医療資源の有効活用が、システムとして機能しています。
精神科だけが、良しくも悪しくも、古い枠組みの中にあることを、改めて実感しました。

2.
地域医療連携は、空文句でなく、徐々に血の通ったものに成長しているということ。
国の進める医療再編は、医療費抑制を前提とした経営効率優先の中におかれています。
ともすれば、診療報酬に依拠した病院側の都合での「連携」が語られてきたのは事実です。
でも、現場のスタッフは患者中心の医療連携を強く意識するようになってきています。
決して、たらい回しではない、QOL中心の在宅支援が目指されてきています。

3.
一方で、それでもなお、医療現場のスタッフは、医療中心の目線から脱していないこと。
在宅療養支援や訪問看護を通じて、随分、医療の視野は広がりつつあると思います。
患者や家族を、生活の主体として考え支援するという発想も共有されてきています。
でも、病院臨床の枠組みで発想しがちな、専門職ゆえの視野の狭さは、やはりあります。
精神科ほどではないにしても、病院と地域の間にあるバリアは、やはり高いようです。

4.
そんな中で、残念ながら、福祉領域の認知度は著しく低いということ。
受講生の多くが、多くの国民と同様に「福祉=介護」という認識しかありません。
それは、この資格化プロジェクトの委員たちも、学会総体のレベルでも同様です。
医療福祉連携士と言いながら、医療と介護の連携しか、視野に入っていないようです。
「福祉現場実習」の対象は、地域密着型居宅介護サービス現場に限定されましたし…(唖然)

5.
一般医療の世界も、医者中心では、もはや舞台が回らなくなってきているということ。
診療現場で、チームリーダーとしての医師の位置は、現在も法的には変わりません。
でも、今日の医療は、一医療機関の中だけでは完結していません。
機能分化と居宅支援が進む中で、医師のできることは、むしろ限られてきています。
地域資源を有効活用し、ケアコーディネートする司令塔は、医者にはできません。

6.
ソーシャルワーカーの立ち位置が、厳しく問われるようになってきていること。
福祉も、生活も、人権も、連携も、調整も、もはやSWの専売特許ではありません。
多くの病院で、医療福祉相談室は、地域連携室に包摂されつつあります。
看護等の他職種による領域侵犯と、被害的に捉えていては、未来はありません。
多職種・多機関との連携協働の核になれるのか、存在意義が問われてきています。



医療福祉連携士は、あくまでも一学会の民間認定資格に過ぎません。
カリキュラムもプログラムも未成熟で、まだまだこれからという印象です。

でも、わが国の今後の医療のあり方を先取りしたものであることは、確かです。
第1期の受講生たちが、各地域や現場で、医療福祉連携のあり方を体現していくでしょう。

もし、この認定資格が今後急速に普及していくとすると、MSWとは何者でしょう?
今、現場のMSWは、職種のアイデンティティを問われてきていると言えます。

よろしければ、それぞれの立場から、現場のSWとしての率直な意見をお寄せ下さい。
プロジェクト委員会の唯一のSWとして、僕なりに現場の声は伝えていきたいと思います。


面接技法の授業

2010年09月24日 13時46分51秒 | 専門職大学院
昨日は、雷乃声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ)9月23日。
東京近辺は雷鳴とどろく、土砂降りの1日なりました。
千葉県では落雷により、23人も重軽傷者が出たとか。

そんな荒れ模様の秋分の日、世間は祝日だというのに、大学では授業です。
通信教育の精神保健福祉士課程のスクーリングが行われていましたし、
僕は、専門職大学院の「ソーシャルワーク面接技法」がありました。

この授業は、長沼葉月さん(首都大学東京)が担当の授業で。
僕は、たいして役にも立たない、アシスタント的な存在なのですが。
毎回、受講生と一緒に参加させてもらっていて、とても勉強になります。

対象は専門職大学院生ですが、リカレント講座の一環なので、外部の受講生もいます。
いずれも、福祉・保健・医療現場で現に働く、専門職の皆さん。
定員いっぱいの50名、平均年齢40歳超?、現場で悩みながら仕事をしている方々です。

初回はやや緊張した硬い感じでしたが、今回3回目ということもあり、なごやかな雰囲気。
ロールプレイ等のワークを繰り返しやるので、受講生同士、どんどん親しくなっています。
毎回、午前10時~午後5時過ぎまで、ぶっ通しですから、相当疲れるのは確かですけど。

葉月さんは、とても素敵な笑顔と柔らかな言葉で、皆さんを包み込んでいます。
自身の臨床での体験や、家庭での夫婦間葛藤まで、自分を開示して、笑顔で対象化します。
用意周到な準備と分刻みの計画的な授業運営、受講生へのきめ細かな配慮は、さすがです。

授業では、マイクロカウンセリングの基本技法を、丁寧に伝えていきます。
今年は「基本的かかわり技法」を中心にワークを通して体感できるように組まれています。
かかわり行動と観察、質問、励まし、言い換え、感情の反映、要約…といったものですね。

頭でわかっていても、実際にやってみると、、なかなかうまくいかないものです。
真剣なロールプレイの終わった瞬間、皆さん「わ~~っ!」と一緒に大笑いして嘆きます。
できないことでなく、お互いの面接場面の良いところを共有する振り返りを行います。

他者の面接場面って、陪席していると、とかくアラが目立つものです。
自分の面接も、勉強すればするほど、自己評価が低くなりがちです。
ただ話しを聴くのではなく、きちんとした面接の組み立てを意識すれば、なおさらです。

でも、教科書や本に描かれているような面接が、誰にでもできる訳ではありません。
むしろ、相談面接では、100点満点の面接などあり得ないと前提する必要があります。
それぞれの持ち味を生かし、自分流の面接スタイルを作ることが、大事なのだと思います。

もちろん、それぞれの課題も明らかになる訳ですから、振り返りと共有は不可欠です。
こういった尋ね方をすれば、もっと良かったかも?と具体的に提案し合います。
次回までに自分の実践現場で試してみる、という宿題も、いい素材になったようです。

現場で悩んでいる人ほど、ともすれば、技法の習得に目が向きがちです。
でも、技法以前に、もっと大切にしなきゃいけない、かかわり方の前提もあります。
ソーシャルワーカーとして、何を大切に面接するのか、少しでも伝えられれば…と思います。



デイケア学会での出会い

2010年09月22日 19時27分51秒 | 日々の雑記
先週末(9月17~18日)、仙台で行われた日本デイケア学会に行ってきました。
僕自身の発表はなくて、「ピアサポート」分科会の座長くらいが唯一の役割で。
でも総会以外にも、理事会・評議員会やら、組織委員会やら、会議もあれこれありました。
鷲田清一さん(大阪大学総長)の記念講演「支え合うということ」は素晴らしかったです。
(*^_^*)

学会というのは、発表も含めて、それぞれ自分の勉強のために出かける場所です。
でも、分科会やシンポジウム、懇親会を通じて、色々な人と出会えるのも学会の魅力です。
同僚や仲間との交流を深め、久しぶりの再会を喜び、新しい人と初めて出会う。
特に今回、印象に残った5人の方の発言を、ご紹介します。
(*^_^*)

「思い出すね~。でも今考えれば、あれはあれで面白かったな…」

僕の横でぼそっとつぶやいていたのは、当時、茨城県立友部病院長だった弘末明良さん。
もう、このデイケア学会も、いつの間にか第16回年次大会になります。
今は昔、17年前の、学会設立をめぐっての、熱く激しい対立と討論。
設立総会の前後約2年、ほぼ月1回、毎回深夜まで、激論を闘わせていました。
今は、どこの学会会場でも必ず灰皿のある場所でお会いする、喫煙仲間の一人です。
(*^_^*)

「はじめまして。失礼ですが…龍龍さん…ですよね…?」

トイレで手を洗っていたら、声をかけてくれた、通信制の高校教諭の川上芳夫さん。
このブログを読んでくれていて、先週公開した画像で、僕だとわかったらしく…。
見知らぬ人に、自分の生活状況がバレバレなのは、ちと恥ずかしいものです。
現在PSWの資格にチャレンジして、原敬造さんのクリニックで実習中だとか。
教育分野でのメンタルヘルスの課題は山積みですし、今後ぜひ色々発信して欲しいです。
(*^_^*)

「ここに来れば、先生にお会いできると思って…。サインして下さい!」

分科会の座長を終えた僕に寄ってきて、ペンを差し出したのは、望月ひとみさん。
今、東京の学校でPSW取得の勉強をしているそうで、「今後の励みにしたいので」と。
何を書いたものか、一瞬思案して、僕が汚いひらがな字で書いたのは…「なせばなる」。
もう少し気の利いたセリフを書けなかったかと、あとで反省しきり…。
でも、来年の1月の国家試験、突破してもらって、PSWとして出会ってみたいです。
(*^_^*)

「え~?20分しか、俺、しゃべってないよ~」

悪戯っぽい笑顔の、来年度の名古屋大会長・福智寿彦さん(医療法人福智会理事長)。
初日のシンポジウムで暴走し、発題20分のところ、質疑応答含め65分喋りまくり。
「あんたのせいでシンポの討論が無くなったんだよ!」とクレームつけた僕への返答です。
福智さんは、僕のいた病院の元同僚で、一緒にカラオケをハシゴした仲です。
つい1週間前の、東京のリカバリーフォーラムでも、一緒に過ごしていました。
皆さん、遠慮しているようなので…、言える人が言わないとね、こういうのは。
でも大熊輝男さん(国立精神・神経センター名誉総長)死去の報がショックだったようで。
壇上で言葉に詰まり、涙をぬぐっていた福智さんに、僕ももらい泣きしかけていたのです。
(*^_^*)

「私たちではコントロール仕切れませんので、よろしくお願いします」

来年の大会運営の下見に来ていた、PSWの金沢秀夫さん(福智クリニック事務長)。
伊東さん、齋藤さん、中山さん他、クリニックの皆さんは、みんな笑顔で困惑気味。
来年、福智さんがタイムテーブルを無視して暴走した際の対応策を、一緒に検討しました。
警告カード提示の上、最終的には、僕と竹中秀彦さん(日本PSW協会長)が緊急出動。
ふたりで福智さんを両脇から抱えて、壇上から降ろして、シャットダウンという計画です。
はてさて、来年どうなりますか??
(*^_^*)



※画像は、日本デイケア学会懇親会場にて、左から竹中さん、福智さん、龍龍です。
 今回、個人情報満載の記事になってしまいました。
 ご迷惑でしたら、左の←「メッセージ」でお知らせ下さい。
 ご希望通りに文面修正いたします(但し、福智さんを除く)。

来訪者55555人記念

2010年09月16日 09時48分29秒 | 日々の雑記

昨日(15日)午前0時直後に、このブログをお訪ね頂いた方、います?
あなたが「PSW研究室」55555人目の訪問者です!

残念ながら、gooのブログは、個々の訪問者履歴が表示されません。
僕の方では、どなたがキリ番踏んでくれたか、わからないのが残念です。

最近、結構あちこちで「ブログ見てますよ~」って言葉を頂き。
デジカメ撮ってると「ブログに載せるんですか~?」と聞かれ。

面子が割れるのは、悪いこと出来なくなるので、まずいのですが。
55555ヒット、キリ番企画、お恥ずかしながら、素顔公開コーナーです。

研究室にあるBenQの24インチモニターに、自分のブログ映して記念撮影。
あ、今はアヒルのアニメーションに変わっちゃってますけど。

僕の名前をネット検索すると、「人物相関図スパイシー」というのが出てくるようで。
「新保さんの顔写真になっているよ」と、この前、鴻巣泰治さんが教えてくれました。

故人の追悼文を、以前記事にしてアップしたせいでしょうか?
あの、スパイシーって、自分では全然操作できないようなので、困りものです。

このブログに自分の写真アップしておいたら、いつか取り上げてくれますかね?
あるいは、他人の写真アップして、その人になりすますとか?(笑)

(^o^)



最近、宿題の締め切りに追われ、午前3時半就寝が続いています。
寄る年波には勝てず、夜更かしは、日中にかなりこたえるのですが…。

このブログ記事はいつも、寝る前にちょこちょこっとノーパソで打ってます。
USBに保存して、大学に行ったときに、研究室のパソコンからアップしています。

自宅のパソコンはだいぶ前から不調で、画面にも亀裂が入っている状態で…。
無線LANも接続不良で、ネット環境を再整備しなければならないのですが…。

せっかく訪ねて頂き、コメントも頂いているのに、返事が書けないでいて、すみません。
メールの返事もままならない状態なので、今しばらく、お許し下さい。

さて、まもなく、この後、会議です。
それでは、行って参ります!

(^_^)/~

リカバリーとスティグマ

2010年09月14日 12時16分57秒 | イベント告知
「リカバリー全国フォーラム2010」は、約1200人に達する大盛況でした。
本郷の文京学院大学の仁愛ホールは、満席状態で、別室モニターも設けました。
昼休みには、お弁当を食べる参加者が、中庭のベンチや階段にあふれていました。
ふだんの学生の姿はなく、ちょっと年齢の高い華やいだキャンパス風景になりました。

僕は、当事者と支援者8名による「ライブトーク」の司会を担当させてもらいました。
舞台からフロアを見ると、びっしり席を埋め尽くした聴衆の、真剣なまなざし。
言葉を刻み込むように、耳を傾け、細かくメモを取る当事者・家族の姿が多く新鮮でした。
ライブ感覚の熱気のある集会というのは、舞台とフロアが一体になれるものですね。

僕は、初日丸一日、大ホールの進行責任者として、ずっと暗い舞台の袖にいました。
音響機器が総入れ替えになったばかりということで、調整不足は否めず…。
計9本のマイクは、プチハウリング状態、気を抜けず、なんかバタバタしてました。
舞台上の主人公たちにセッションは委ねられていますが、見えない裏方も、まぁ大変です。

今回のフォーラムは、昨年にも増して、分科会は23会場もあり、パワーアップ。
精神保健医療福祉施策から、家族支援、権利擁護、ピアサポート、恋愛結婚育児まで。
WRAP、IMR、ACT、IPSといった、今が旬のプログラムも盛りだくさんです。

僕は、第6分科会「アンチスティグマとリカバリー」を舞台袖から、ずっと見ていました。
かつて上司だった高橋清久さん(精神・神経科学振興財団)の司会・コーディネートです。
ひとりひとりの発言時間も延びて、休憩なし2時間35分のセッション。
僕はモニターをにらみ、シンポジストの表情を、3台の遠隔操作カメラで追いました。

リカバリーの大きな阻害要因となるのが、スティグマ(烙印)です。
欠格条項や偏見等の、外なるスティグマと、自身の中にある、内なるスティグマ。
7人のシンポジストが、当事者・家族の立場から、それぞれスティグマを語りました。
僕の司会したライブトークでも、当事者・支援者自身の病気への偏見が語られました。

「患者よりも、まず人として接して欲しかった」と語った外村さん。
「自分の中にも、最初偏見はあった」と医療機関で働く坂本さん、本田さん。
「病気を恥じ、隠す気持ちはあった」とコンシューマースタッフの磯田さん、永田さん。
「専門家でなく、ボランティアの視線を大事にしたい」と語った藤井さん。
「医療従事者が一番、偏見が強い。市民には、むしろ無い」と言い切った広田さん。

スティグマを形成するのは、当事者との接触体験の乏しさです。
施設建設反対運動など、接触体験のない人ほど、「怖い」イメージが肥大化します。
じかに当事者に接するようになると、市民の目線は穏やかなものに変わっていきます。

では、日頃病者に接している、医療従事者の偏見は、どのように除去できるのでしょうか?
精神科病院の中のスティグマを、PSWは自らの課題として、取り組めているでしょうか?

DSMとか精神医学の診断基準そのものが、リカバリーを阻害しているとしたら?
今日自明の薬物療法そのものが、リカバリー阻害の要因になっているとしたら?
そして、当事者のリカバリーを一番阻害しているのが、実は精神科病院だとしたら…。

精神障害者にかかわるアンチスティグマは、世界中で取り組まれている課題です。
障害者権利条約を批准できるように、この国の差別的な国内法の整備は必要です。
でも、それとともに、内なるスティグマの除去は、大きなテーマです。
むしろ、心の内側に刻印されたスティグマこそ、容易に消えることはありません。

願わくば、リカバリー概念が、精神科医療そのものを変えていくことを…。
まさに「日本の精神保健福祉サービスを『当事者中心』に変革するために」…。


※画像は、コープランドさんの記念講演を聴く、会場風景。
 舞台袖からの、こんな記念撮影、なかなか無いでしょう?(笑)
 僕の目に映っていた「リカバリーフォーラム2010」は、ずっとこんな風景でした。

9・11同時多発イベント

2010年09月12日 09時47分02秒 | 日々の雑記

きのう9月11日は、僕がかかわる4つのイベントが重複してしまい…。
ダブル・ダブルブッキング状態…。
誰にとっても、体はひとつしかないので、色々な人にご迷惑おかけしました。

前日からの「リカバリー全国フォーラム2010」は、2日目。
副実行委員長にもかかわらず、初日しか出席できないで、大学の公務を優先。
メインホールの進行統括は、埼玉の鴻巣泰治さんにお任せしてしまいました。

日本医療マネジメント学会の「医療福祉連携講習会」は、第3クールに突入。
7月から10月にかけて、土日2日間×5クール、計10日間の講習会。
やはり、全日程、責任持って関与するって訳にもいかず、他の委員たちにお任せです。

専門職大学院の授業「ソーシャルワーク面接技法」初回も、まるで重なってしまい。
10~17時、外部受講生も含め50名、長沼葉月さん(首都大学東京)にお任せ…。
2回目の今日(日曜日)は、アシスタントで入らせてもらって、3回目から頑張ります。

入試管理委員長として、最優先せざるを得なかったのが「専門職大学院のつどい」です。
社会人合同入試説明会+講演会+模擬授業+OB・OGコーナー+個別相談会。
10時半~17時までぶっ通し、70名の参加を得ることができ、一応成功です。

ただ、自分に余裕が無かったこともあり、色々打合せ不足が露呈し、冷や汗もの。
この間、順に色々こなさねばならず、本当に余裕無く、寝不足状態が続いていましたし。
メールは読んでも返事もままならず、結果、調整業務が滞ってしまっていました。

講演をお願いした、厚労省の社会福祉専門官・諏訪さんへの連絡も不十分だったし。
何よりも、専門職3期生の藤野さん、6期生の河野さんには、ご迷惑おかけしました。
自分の模擬授業「現場で生じるコンフリクトへの対処」のパワポが仕上がったのも直前…。

ミスやトラブルっていうのは、やはり時間の余裕が無いときに生じるんですね。
自分なりにスケジュール管理して、あれこれこなしているつもりでも、漏れは生じます。
いろんな人に協力してもらって「お任せ」して、辛うじて成り立っている自分がいます。

自分で、すべてを抱え込むつもりはないし、人と協働してこそ、意義のある仕事も多い。
いろいろな場で、いろんな人と、助けたり、助けられたりで「お互い様」。
そんなことを、強く考えさせられた、9・11同時多発イベントでした。



※画像は、駅からキャンパスに向かう道。保存樹林が美しい季節です

PSW求人情報(7)

2010年09月09日 13時41分42秒 | PSWのお仕事

昨夜は、午前3時半まで、家で宿題、しこしこやってました。
今日は、午前中、会議二つ。
ボ~ッとするかと思ってたら、わりと元気で、司会とかしてました。
僕、まだまだ、結構、いけるかも~♪
…とか思ったりして…(^o^)

午後は、この後、本郷の文京学院大学へ。
明日からの「リカバリー全国フォーラム2010」の仕込み設営です。
初日、全体会ホールの責任者なので、音響さんとも打ち合わせないと。
夜は、トークライブの打合せ。
帰りは、何時になるのやら…(^_^;)。

「リカバリーフォーラム」は、既に事前申込み800名。
当日参加を加えると、やはり1000名、超えるでしょうね。
分科会によっては、既に定員を超えており、入れないところも。
コンボの皆さん、フル回転です。
なんとか、無事、乗り切れますように♪(^-^)

閑話休題。
<(_ _)>

本日のお題は、「PSW求人」です。
長谷川病院の和田さんから、昨日、お電話頂いて「経験者求む」と。
経験者は、タイミングとマッチング次第ですよね。
広く公募とのことなので、データで概要を送ってもらいました。
こんなブログでも、少しでも、お役に立てば…。
(^_^)

途中採用ですが、実質的な増員になるそうです。
アディクション部門を担当するPSWを求めているそうです。
東京のPSWなら、ご存じでしょうけど。
相当、忙しい職場であることは確かですよ。
「やってみたい!」と興味のある方は、下記にお問い合わせ下さい。
(^o^)


※画像は、キャンパス内の小径。木漏れ日が美しい季節です。


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


長谷川病院 精神保健福祉士募集

採用予定日 2010年12月 (応相談)
就業場所 東京都三鷹市大沢2-20-36 長谷川病院
業務内容 精神科病院における相談援助・入退院支援・心理教育業務
雇用形態 正職員
雇用期間 常勤 (試用期間あり)
就業時間 9時~17時
時間外  不定 (業務状況に応じて)
給与条件 当院規定による (経験による加算有)
保険   各種保険完備 退職金制度:有
休日   日祝日に加え月4日、夏季休暇・年末年始
応募資格 精神保健福祉士資格保持者 3年以上の実務経験を有する方
     特にアルコール依存症の治療に経験・関心のある方
募集人員 1名
応募方法 電話連絡のうえ、履歴書・職務経歴書をお送りください。
書類審査が通過した方に後日面接日を通知いたします。
(応募書類不返却)
問合せ先 長谷川病院医療社会事業部 佐藤宛 ℡ 0422-31-8600(代表)
     


PSWを考えているあなたへ

2010年09月07日 15時44分47秒 | PSWのお仕事

Hさん、メッセージ、ありがとうございました。
今、宿題に追われていて、なかなか返事ができないで、すみませんね。

Hさんは今、精神保健福祉士を目指すことを、考えておられるのですね?
うれしいですね、そういう方から、メッセージを頂けるのは。

ネットで色々調べていたら、このブログにたどり着いたということでしょうか?
「精神保健福祉士」とかで検索かけると、ヒットするんですかね?

普通の大学を出てるなら、受験資格を得るためには一般養成施設に通うことが必要ですね。
でも、たしかに授業料等百万円以上かかりますから、半端な気持ちでは始められませんね。

今の仕事を続けながら、通信教育でという手もありますけどね。
通信教育だと、だいたいどこも授業料等で40万円くらいでしょうか。

ただ、実習期間やスクーリングもありますし、仕事を休めるかがネックになってきます。
実習は、現状でも90時間(約12日間)、新カリに移行すると210時間必要ですし。

今の仕事を辞めて、通学できる環境があるなら、その方が良いとは思います。
ひとりで学習するのと、リアルに教員と対面して仲間と教室で学ぶのとは、違いますしね。

Hさんのこと何も知らないので、PSWがあなたに向いているかどうか、わからないです。
この仕事に向いてる、向いてないと、他人が決めるものでもないと思いますし。

でも、他者とかかわることに、喜びを感じられるかどうかが、ポイントだとは思います。
新しい出会いや、他者とコミュニケーションをとるのが苦痛な方は、しんどいでしょうね。

それから、情緒的に不安定な方だと、ストレスフルな状況になった時、心配ですね。
怒りや攻撃を向けられる時もありますし、スタッフチームで対立する時もありますからね。

自身の体験から、リカバリーPSWをめざし、チャレンジされる方もいらっしゃいますが。
勉強して資格は得ても、なかなか仕事には結びついていない方が多いのも事実です。

PSWの現状を、ネットの掲示板等で意見求めると、超ネガティブですよね(笑)
どんなに豊かな体験ができる素晴らしい仕事か、と説くポジティブな意見は皆無です。

現場での不平と不満と愚痴が、ネット上で一気に噴出している感じですね。
希望にあふれる若い皆さんに、お薦めできないという意見が、結構多いですよね。

病院に勤務しても、雑用ばかり押し付けられて、学んだこと全然活かせない、とか。
地域で勤務しても、収入は驚くほど低く、結婚して生活できない、とか。

ネットの影響か、最近PSWを志向する人が減ってしまい、養成校も減少に転じています。
有資格者4万人を数えて、供給が需要を既に上回ってきているという指摘もあります。

そういうネガティブな側面はありますし、否定しがたい現実もあります。
でも一方で、PSWという仕事のポジティブな側面があるのも事実です。

この国で、最も立ち後れた貧しい医療と福祉の分野で、PSWは仕事をしてきています。
PSWたちが、精神科医療を変え、地域の資源を作ってきたと言っても良いと思います。

PSWたちが頑張って来られたのは、やはり当事者の笑顔や感謝があったからでしょう。
PSWは、対象者である精神障害者によって、生かされてきている職種と言えます。

厳しい状況の各現場で、PSWは一貫して、精神障害者の社会的復権を訴えてきました。
経験を積んできたPSWは、一定の自負と責任感を持って仕事をしているはずです。

職種としてのミッションを、自分のものとできるかは、人により様々ですが。
PSWが活躍する領域も拡大しつつあり、職種としての存在感も高まってきています。

未だに、待遇面での評価が社会的に追いついていないのが、極めて残念ですけども。
同じPSWでも、職務内容、職場環境や待遇は、人によって本当に千差万別ですし。

Hさんが、どんな生き方、どんな仕事をしていきたいかが、選択の基準だと思います。
まだ時間はありますから、どうぞ、じっくりと振り返って考えてみて下さい

精神保健福祉士という仕事があると知った時、なぜ目指してみようと思ったのか?
自分は、PSWになって、どんな仕事をして、生きていきたいと思ったのか?

できれば、街の精神保健福祉ボランティア講座とか、受講してみてはいかがでしょう?
色々な現場やPSW、当事者と出会い、リアルに考えられるのではないでしょうか?

そこから、自分が本当にしたいことは何なのか、明らかになると思いますよ。
たとえPSWを目指さないという選択でも、あなたの結論を、僕は尊重したいと思います。

あなたから頂いたメッセージへの回答を、こうして、記事にしてみました。
他の方にも読んでもらって、色んな助言を受けられたらいいなと思ってのことです。

もし、この記事という取り上げ方が心外で、イヤだったら、率直に言って下さい。
この記事、ボツにしてもいいですし、別の形にして再投稿することも考えます。

あなたにとって、最良の選択を…。
あくまでも、基準は、あなた自身です。


※画像は、都庁第2庁舎の一角にある彫刻。タイトル、忘れました~。

PSW国際委員会、起動!

2010年09月06日 10時13分11秒 | PSWのお仕事

日本精神保健福祉士協会の国際委員会が、先週土曜日(4日)、動き始めました。
まだ、これから委員を補充していって、陣容を整えていかねばなりませんが。
前任の木村真理子さんから、今年度、僕が国際委員長を引き継ぐことになりました。

たしか6月の上旬、協会常務理事の木太直人さんから電話がかかってきて…。
国際委員会の委員長就任を、要請されました。
沖縄総会の開催間際、まだそこだけ委員長が空席で、決まってなかったようです。
業務指針作成委員長を終えて、暇なんじゃないか、と思われたんでしょうかね?(笑)

最初、さすがに断りました。
自分が国際委員長という器でないことは、僕自身が一番良くわかっているからです。
日本国内の現場で、ちまちまと、現場の仕事をしてきただけのPSWです。
何も国際関係の実績なんかありませんし、ミスキャストだと思いました。

前任の国際委員長である木村真理子さん(日本女子大学教授)は、全然違います。
彼女とは10年前に、いわゆる「ルコント・レポート」を一緒に監訳させて頂きましたが。
(『精神保健福祉』第50号及び『リハビリテーション研究』第111~112号に掲載)
海外渡航歴も豊富で、アジアをはじめ、海外のソーシャルワーク事情にも詳しい方ですし。
英語が堪能で、通訳もできて、今や日本のPSWを代表して海外にも発信しておられます。
その木村さんが、日本をしばらく離れることになったので、後任に、と言われても…(汗)

何よりも、僕は英語が出来ません(爆)
何か他の外国語ができればいいのですが、日本語しか知りません。
海外の方と話せと言われても、通訳がいなければ、ちんぷんかんぷんです。
ルコントさんが来たときも、僕は木村さんの横でふんふんと聞いているだけでした。
そんな国際委員長では、PSW協会の品位にもかかわります。

ついでにカミングアウトしてしまうと、僕は外国に行ったことがありません(恥)
今や誰もが当たり前に出かけている、海外旅行ということをしたことがないのです。
海外(海の外)で行ったことのあるのは、沖縄本島と八丈島だけです(笑)
住宅ローンやら子どもの教育費やら、海外旅行に行く余裕なんてありませんでしたし。
あれこれ仕事を抱えていると、まとまった休みを取ることなんかできませんでしたしね。

パスポートを持っていない国際委員長なんて、おかしいと思いませんか?
僕が言うのも、なんですが…。
まぁ、パスポート自体は、その気になればいつでも取れますけど。
海外に行ったことのない国際委員長なんて、ふつう考えて、あり得ないですよね?

そんなこんなで、木太さんには「無茶だ」ということを、さんざん言いました。
木太さんからは「困ったときの龍龍さん頼み…!」とか、おだて上げられ…。
「当面の課題は来年日本で開催のAPC21運営なので、英語出来なくても大丈夫」
とか言われて、日本語でいいなら大丈夫かな?とか、その気にさせられてしまい…。
結局、口説き落とされたような感じですかね。

そんな軽率な、国際委員長です。
まるで権威のない、国際委員長です。
外国語がまるで話せない、国際委員長です。
なんとも頼りない、申し訳ないような国際委員長です。

でも、とりあえず就任した以上は、自分のミッションは果たしたいと思います。
来年7月に日本で行われるAPC21に向けて、微力を注ぎたいと思います。

日本PSW協会の皆さん、どうか、ご協力をお願いします。
社会福祉専門職協議会の各団体の皆さん、どうぞ、お付き合いお願いします。
そして、APC21組織委員会の関係団体の皆さん、どうぞ、よろしくお願いします。

あらら?もう午前3時半です。
ブログには、明日、学校に行ってからアップします。

※APC21(あぱっく21?)については、ホームページをご覧下さい。
Japaneseを押すと、日本語版の案内が出て来ます。
21th Asia Pacific Social Work Conference (第21回アジア太平洋ソーシャルワーク会議)
→http://www.apswc2011.org/


PSW求人情報(6)

2010年09月03日 19時25分21秒 | PSWのお仕事

一時期、供給過剰と言われていた精神保健福祉士ですが。
最近は、時代を反映してか、医療機関で公募かけても、そんなに人が集まらないそうで。
こんな個人ブログでも、求人情報アップの要請を頂きます。

どこも、少しでも実務経験がある人を求めているのは、やはり即戦力を求めている訳で。
自分が採用者側であれば、たしかに現場経験のある人が安心、という感覚は頷けます。
まずは、PSWとしてどこかで働き始めることが、将来の道を開くことになりそうです。

以前、このブログでもお知らせした、小平市の松見病院も、更にPSW増員らしいです。
社会福祉士では、横浜の東戸塚記念病院が、MSWが補充されていないと聞きましたが。
もう、さすがに充足しましたかね?(未確認)
どうぞ、直接求人担当者にお問い合わせ下さい。

なお、今回、常勤PSWの求人じゃありませんが、求人情報を一件。
岩崎香さんから、ご紹介頂きました。

区の生活保護のアルバイト(非常勤職員)、募集です。
時給1935円というのは、国の機関より破格にいいですね。
月16日勤務だけで、24万円くらいでしょうか。
条件さえ合えば、やりがいのある、良いお仕事かも知れませんね。

地域移行・自立支援に取り組んでいる豊島区の募集です。
精神保健福祉士で、実務経験がある人が欲しいらしいですけど。
採用予定は、11月1日。
意欲のある方、どうぞ応募してみて下さい。

詳しくは、豊島区のホームページに載っているので、ご確認下さい。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

東京都豊島区求人

居宅生活安定化支援員
採用人数:1名
仕事内容:生活保護を受給している精神障害者の方に対する相談・訪問・諸手続きの援助など
給与:1935円 ~
勤務地:東京都豊島区
勤務時間:8:30~17:15(休憩時間:60分)
休日:土日
最寄り駅:池袋駅・東池袋駅・東池袋四丁目駅・北池袋駅・雑司ヶ谷駅・大塚駅・巣鴨新田駅
応募資格・学歴:不問
経験:経験あれば尚可
資格:保健師あるいは精神保健福祉士
雇用形態:パート労働者(非常勤職員(年度更新の可能性あり))
雇用期間:臨時(4ヶ月以上)(平成22年11月 1日~平成23年 3月31日)
年齢:不問
待遇
育児休業取得実績:なし
加入保険:雇用 労災 健康 厚生
備考:月16日勤務 
有給休暇は法定通り、試用期間なし 
※問合せは、平成22年8月25日より開始 
就業場所禁煙/制服貸与なし/増員
*作文テーマ「精神障害者が地域で安心して生活するために援助者がすべきこと」について文書(400字詰め原稿用紙3枚以内)を作成し、履歴書(写真添付、A4版、過去に経験した職務を記入)、資格を証明する登録証のコピー、紹介状を添えて、直接持参もしくは郵送して下さい。 
※平成22年9月24日(必着)提出文書は返却不可


※画像は、新宿新都心近くの東京乗馬倶楽部とドコモタワー。
 記事内容とは一切関係ありません。