建築基準法が改定され1981年から新耐震設計基準というものが設けられました。
1981年(昭和56年)以前の建物は耐震設計がなされていないので不安だが、1981年以降に建った建物は耐震設計が施されているので安心。
とよく言われていました。
今回ニュースで騒がれている「構造計算書の偽造問題」は正にこの耐震設計をごまかしたということです。
本来はまず建築確認提出時、その後中間検査を経て竣工検査と三段階のチェックを経て建物が完成するのですが、残念なことに監督官庁のチェック体制がまったく機能していなかったことになります。
遥か昔の話ですが、私がサラリーマン時代にあるマンションの売却依頼を受けて現地調査に行った際、外廊下を歩いていると段々に手摺の方に寄って行き、「随分傾いているな」と思って壁面下に目をやると床と壁の間に2センチほどの隙間を発見したことがありました。
完全に外廊下が傾いている為に管理会社へ連絡して構造チェックをしたことがありました。
なんと鉄筋の数がまったく足りず、マンションとしての強度を保っていないことが解りました。
200世帯からの大型マンションです。
その時どうなったかというと、まず当時私が勤めていた不動産会社ではこの物件の取引が禁止されました。
内容は公表されず、ただ「問題があるため取引禁止」でその実情は蓋されました。
暫くしてそのマンションの管理組合で理事をしていた人々はほとんどの方が売却して引越してしまったという話を後日耳にした事があります。
昭和40年代の建物でしたが、このような欠陥住宅(マンション)は相当数にのぼっていると思われます。
私の知っているだけでもこのように配筋が足りない為に強度不足でベランダが落ちた、外廊下が落ちたといったマンションがいくつかあります。
今回の事件はもしかしたら「氷山の一角」かもしれないと思うと恐ろしい話しです。
もうちょっと検査機構をしっかりと機能させて欲しいと言うしかない事件です。
1981年(昭和56年)以前の建物は耐震設計がなされていないので不安だが、1981年以降に建った建物は耐震設計が施されているので安心。
とよく言われていました。
今回ニュースで騒がれている「構造計算書の偽造問題」は正にこの耐震設計をごまかしたということです。
本来はまず建築確認提出時、その後中間検査を経て竣工検査と三段階のチェックを経て建物が完成するのですが、残念なことに監督官庁のチェック体制がまったく機能していなかったことになります。
遥か昔の話ですが、私がサラリーマン時代にあるマンションの売却依頼を受けて現地調査に行った際、外廊下を歩いていると段々に手摺の方に寄って行き、「随分傾いているな」と思って壁面下に目をやると床と壁の間に2センチほどの隙間を発見したことがありました。
完全に外廊下が傾いている為に管理会社へ連絡して構造チェックをしたことがありました。
なんと鉄筋の数がまったく足りず、マンションとしての強度を保っていないことが解りました。
200世帯からの大型マンションです。
その時どうなったかというと、まず当時私が勤めていた不動産会社ではこの物件の取引が禁止されました。
内容は公表されず、ただ「問題があるため取引禁止」でその実情は蓋されました。
暫くしてそのマンションの管理組合で理事をしていた人々はほとんどの方が売却して引越してしまったという話を後日耳にした事があります。
昭和40年代の建物でしたが、このような欠陥住宅(マンション)は相当数にのぼっていると思われます。
私の知っているだけでもこのように配筋が足りない為に強度不足でベランダが落ちた、外廊下が落ちたといったマンションがいくつかあります。
今回の事件はもしかしたら「氷山の一角」かもしれないと思うと恐ろしい話しです。
もうちょっと検査機構をしっかりと機能させて欲しいと言うしかない事件です。
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