第二・第三の姉歯氏・・・

姉歯氏以外が耐震設計をした物件でも偽装が見つかったというニュースがここへ着て報道されています。
監督官庁や検査機関が見抜くことが出来ないのであれば、結局誰もチェックが出来ないわけで、第二・第三の姉歯氏が存在してもおかしくない環境がそこにあります。

どうして先生と呼ばれる一級建築士が、違法と知っていながら確信犯としてやってしまったのかを考えると、子供の頃のいじめっ子といじめられっ子の構図が見えてきます。

頭は良く勉強は出来るが人付き合いは上手くなく無口なタイプのいじめられっ子と、勉強は出来ないが喧嘩が強く、良くしゃべり仲間も多くお山の大将的ないじめっ子。

怖いから断れなかったという姉歯氏と木村建設の関係を見ていると、可哀想かな「子供のまま成長できなかった大人」がそこにいたと感じるのは私だけではないと思うのですが如何でしょうか？

大人になる過程で法律の枠や他人の行動を見て自分の行動を制御できるように普通はなるのですが、姉歯氏だけでは無く最近の犯罪傾向を見ていると、自分の気持ちを制御できない人がかなり多くなったような気がします。