私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

日本の土地神話

2004年11月11日 | 本音の話し
私が取っているメルマガの中に「不動産屋さんに行く前に」というのがあります。
不動産会社の実態とユーザーの本音両方をうまく表現したメルマガで不動産会社もユーザーもどっちの人が読んでも納得、「その通りだね!」という内容が盛り沢山、私自身もユーザーがどのような視点で我々を見ているのか参考にさせてもらっています。
たまたま今日見ていたら「復活する土地神話」なる記事が出ていました。
どうも自分の本性で納得する記事を読むとそれなりに反応してしまう癖があってコメントを書きましたが、私自身のBlogにも思ったとおりのことを書かせていただきました。
お金持ちが銀座の土地を買っているという内容の記事ですが、ここから先は私の感じた通りの本音の話しです。

やっぱり銀座と来ましたか!さすが地価日本一!
アメリカは広大な土地があり、正確なデータは調べてないので判らないのですが人口密度が違う、昔の話しですがアメリカの不動産事情を調べに行った時にこんな話を聞きました。
大都市圏は別として、アメリカの都市形成は金持ち文化、つまり金持ちが集まる町は税金も多く入り警察官も多い、よって犯罪が少なく、街の財政も豊かになるので街路計画も綺麗、綺麗になるとまた金持ちが集まりもっといい街になる。
しかし一度近くに危険な施設が出来る様な噂があると建前とは裏腹に金持ちがいなくなる。
一つの例がエイズの為の財団を創り、エイズ撲滅運動をやっていたある富豪が、近くにエイズ専門病院が出来るという噂を聴いた瞬間に別の街に引っ越してしまった。
ある金持ちが引っ越したということで別の金持ちもステイタスが無くなった瞬間に別の街に移り、財政が悪くなって治安も悪くなる、というのがアメリカの実態なのかもしれません。
遊牧民族・狩猟民族ならではの行動パターンかもしれないですね。
一方の日本は農耕民族なので、今回の中越地震を見ても故郷を離れようとする人は殆どいない。
周りの環境が劣悪になっても離れない。
何故かな?と考えたときに何となく答えが見えてきました。
やはり日本は国土が狭い、しかも山岳地帯が多く、宅地になる平野が少ない、だから「住める場所を見つけたら離れたくない」というのが本音のところかも知れません。
マンションの大量供給などで建物は作りすぎ、余っているかも知れないけど、山間部以外では土地は殆ど余ってはいない。
広い国土があって土地は価値を持たないから、街という環境を作ってしかも建物に付加価値をつけるアメリカと比べ、地震や湿気尚且つ耐久年数で劣る木造建物が殆どの日本ではなかなか建物に付加価値をつけて資産価値を上げるというのは難しいことかもしれません。
土地神話が崩れ一昔前とはずいぶん環境が変わってきましたが、これから先はどっちに転ぶかある意味楽しみです。
国土が狭く、山間部が多い日本では土地神話が根深く生きているのかも知れませんよ?
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1 コメント

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土地の話 (yuki)
2004-11-12 21:36:54
トラックバック&コメントありがとうございました!!



大企業の社長さんは、やはり銀座にこだわってましたね。

何年もかけて、銀座進出を狙うらしいです。

私の場合、家を購入するならJRの駅周辺(最寄り駅がJR)の土地!です。

願いが叶うのは、いつのことやら・・・という感じですが・・・。



素人なので、また勉強させて下さいませ。

これからもよろしくお願い致します。
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