私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

クリスマスイブですが敷金の話題をちょっと

2004年12月24日 | 仕事に関すること
12月23日付け朝日新聞の「お金」というコーナーに「敷金を取り戻す」と題した記事を見つけました。
ちょっと悪質なケースらしく、綺麗に使っていたにもかかわらず敷金全額(約33万円)以外にも原状回復費用を追加請求されたというものでした。
困った入居者は敷金問題の無料相談所に助けを求め、国土交通省のガイドライン「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を取り寄せてその内容をコピー、不動産会社に送りつけたがそれでも払えの一点張りだったようです。
やむなく訴訟を起こすと伝えると不動産会社の態度が急に変わり、約26万円ぐらいを返してもらうことが出来たそうです。
国土交通省からは「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が発行され、東京都からは「賃貸住宅紛争防止条例」(通称:東京ルールが条例施行され、敷金は適正に処理されるという土壌は出来たはずですが、まだまだ取った者勝ち・強い者勝ち、の法則が蔓延っているのも事実です。
残念ながら一部にはこのようなルール無視の不動産会社もまだ存在しますが、現在では殆どの不動産会社が適正に扱っていると僕は思っています。
入居者側も自分の住んでいる家を大切に使い、解約時も飛ぶ鳥跡を濁さずで綺麗な状態で退去することを心がけていただき、契約の際にもすべてお任せでは無く、契約書の内容をよく確認して曖昧な点・不明な点が無いようにすることが将来退去する時のトラブル予防になるとの認識が重要になってきます。
当社ではご契約の際に「入居のしおり」というものをお渡ししていますが、その中に「入居後のアンケート」という物を入れてあります。
これは入居後すぐに気が付いた汚れや破損個所、その他入居の時からあった不具合個所などを記入していただく書類です。
当社でも入居前には室内チェックを行ない、不具合個所などはチェックシートに記録していますがたまにチェック漏れがあったり、気が付かない箇所があったりすることもあります。
我々管理会社側と入居者側で二重にチェックしておけば、退去時のトラブルを未然に回避することが出来ます。
いつもどういう訳かお互いに敵対視してしまう傾向にある入居者と管理会社ですが、お互いに利害関係者として協力し合えばより良いパートナーシップが築けるのではないでしょうか?
なるべくすべての方と性善説でお付合いをしたいと私は常日頃思い、また願っています。
どちらか一方だけがいい思いをしていたら良好な関係が築ける筈が無く、「入居者の満足はオーナーの利益につながり、オーナーの利益は弊社に還元され、弊社は入居者に快適な住空間を提供する」という好循環のサイクルが出来るよう努めて行きたいと思う次第です。
メリークリスマス、良い夜になりますように(^.^)
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