ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

娼年

2009-10-17 23:34:00 | 本を読みました
娼年 石田衣良著

タイトルからして娼夫のことだろうなと思う。
石田さんは最近、クイズ番組にでていて
興味もある。
あとがきを読んでそそられて、
冒頭の文書のきれいさにひかれ
つい買ってしまった。

そう。娼夫の話なんですが、
とても女性をきれいに書いている。
男性作家の作品とは思えない。
ベットシーンもあるけれどそんなにグロくなく。

読んでいてなにが正常でなにが異常なのか
ということを考えさせれた。

もちろん、主人公はお金のために
身体を売っているわけではありません。
その理由は、読んでみて知ってください。

すごく読みやすい作品です。

続編の「逝年」というのがでているようなです。
人の死を見つめる話らしい。
よって、「娼夫をしていた年」というのが
「娼年」の本当の意味かもしれません。
コメント
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