「D君はもしかして、
アスペルガー症候群じゃない?」と思う。
たまたま新聞、雑誌にその特集があった。
確かに発達障害がありそうな気配はある。
本は理解できても、箇条書き、会話が理解できない。
で、もってIQは高いとなると普通ではない。
特番でIQが低いのに万年歴が頭にはいっていたり、
一度見たものを覚えていて細かい絵を描くとか、
そういうものだと思っていたけれど、
今は知的レベルが高くても、特定のことができない、
特定のことに秀でている場合、
アスベルガーって診断されるようだ。
アスベルガーについて調べてみる。
1.社会性の問題
まわりの空気がよめず、
「常識が足りない」と言われてしまうことがある。
相手の考えや気持ちが理解できず、苦労することがある。
気をつかっていても、なぜか浮いてしまう。
2.言語・コミュニケーションの問題
まわりくどい言い方をしたり、分かりにくい話し方をしたり、一方的に話したりする。
自分の思いを言葉として表現することが苦手で、しばしば誤解される。
相手の言っていることが、特に難しいわけでもないのに、分からなくなってしまう。
言葉をそのままの意味として捉えてしまうため、とんでもない勘違いをしてしまう。
身振り手振りがうまく使えない。
相手の身振り手振りを、察知することができない。
3.想像力の問題
興味の関心が「広く浅く」ではなく、「狭く深い」。
思い込みや、こだわりが強すぎて苦労する。
予想と違うことがあると、あせってしまう。
相手の反応や、物事の結果を予測するのが苦手。
自分の空想の世界に浸ってしまうことがある。
ホント。。。その通り。。。
相手の考えていることが理解できない。
言葉をそのままの意味として理解して
とんでもないことをする。
点でしか物事を考えられない。
先日も、A君に市役所の
長寿課から電話がかかってきて
A君に電話を回したら
「長寿課からかかってくるなんて
おかしいよ」
といって笑う。
ボスとふたりで
「バカ!A君のお父さんが調子が悪いってこと
知っているだろう」
とたしなめた。
以前もA君が「親父の通院の日なので休む」と
いったら、
「なんでお父さんの通院だから休むの?
おかしいじゃん。」と
発言した。
普通は、お父さんが自力で通院できないか
お父さんの主治医になにか聞きたいことがあるか
と想像するものだけれど
そういう想像もできないのだ。
もし、障害としても
治療法は確立していない。
それ以前に、本人は仕事でのトラブルは
気にしていないので、
障害と診断されても受け入れないだろう。。。
こんな人が上司なんて。。。
(学歴だけで年功序列で出世した。。。)
どうやって接していこうか。。。
本人は開発企画の仕事がしたい、
データ整理などの下働きはしたくないというが。。
コミュニケーションが取れないのであれば
データ整理などのルーチンワークをするしかない。
しかし、データも正確にいれることができない。
人からもらったデータを理解することが
できないからだ。
彼の高学歴では、同期と同じ開発企画をさせてもらえないと
プライドが許さないらしいが。。。
しかし、彼の案は突拍子もなくて、数字的裏付けができない。
そして知的レベル、生活レベルで物事を考え、
人に押し付けるから反発する人が続出。
「Dと仕事をしたくない。口を聞きたくない」
という人がたくさんいる。
要は使えないのだ。。
自分の障害を理解して
自分に合った仕事をしてほしい。。。と思う。
「資格をとったらボスにしてやる」という
大ボスの言葉を信じ、
朝早く来て資格試験勉強をしている。
おそらく受かるだろう。
しかし、日々に業務の評価が悪くて
実際は無理。
それもわからない。
能力的に無理な仕事をしないといけない
D君が哀れに見えてきた。