ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

悲しき破壊神 罠

2017-01-29 13:50:39 | Weblog

<あらすじ>

バサラ、タンダ、チキサ、アスラが
逃げてきた小屋にスファルが来る。

スファルはマロ鷹に魂をのせる呪術をもちい、
追跡や偵察を行うことができるので
その術を使ってきたのだ。


スファルはロタ王に使える直属のカシャル<猟犬>で、
王の命令で動いている。


タルの民には、ときどき異能の力を持った子供が生まれる。

アスラは、その力があり、
母親が処刑されるときに、異能の力を出し、
刑場にいる人を殺してしまった。

アスラは危険人物なので自分に渡すようにいう。


断るバサラ。


スファルが去ったあと、
食事を取るがそれに眠る薬が入っており、
4人とも倒れてしまう。

そこに覆面の一味がアスラを連れ去ろうとする。

フラフラで起き上がり阻止し、追跡するバサラ。

覆面の一味の一人は、スファルの娘シハナだった。

アスラを奪還し、アスラと逃避行に出るバサラ。


アスラは異能の力を「神様」と呼び
母と一体で、自分を守っていれる力といって
大切なものという。



一方、チャグムは
サンガル王国に行く前に、
ロタ王国へ行って協定を結びだいと
航路を変更させる。

ロタ王国に上陸し、ロタ王に会う。

ロタには、サンガルを攻めているタルシュ帝国より
直に貿易をしないかと誘われている。

また、協定を結びたいというのはチャグム意向で
新ヨゴ皇国の帝の意向ではない。

今は、協定は結べないとロタ王はチャグムを帰す。


チャグムは航海中、
ヨナ・ロ・ガイ<水の民>が大量に
南から北へ泳いでいく姿を見る。

どこにいくんだろう?と思うチャグム。


ある夜、トーサ大提督に起こされる。

サンガルの船団が迫っていた。

サンガルの船団は、捕虜になり船を渡すようにいう。

トーサは一度船内に戻り、
チャグムに船員の服を着せ、
捕虜になるように、自分は船と共に沈むと伝える。
船をサンガルに渡すわけにはいけない。

その言葉通りに、チャグムたちをサンガル船に
載せた後に、トーサは船に火をつけて
船と共に沈んだ。






<原作との違いと感想>

原作では、シハナの猿が宿に火をつけますが、
さすがにCGでも作ることはできなかったのか、
食事に眠り薬を持ったのは猿という感じに
猿がいました。


アスラは「怒り」で異能の力を出すというに
なっていますが、
原作では、自分や自分の大切な人を
守るために異能の力を出します。

原作ではオオカミに囲まれて
絶体絶命の時に「神様」と祈り
力を使うのです。

なぜ、「怒り」に限定したのか。

きっとオオカミのシーンはないにしても。。
怒りに限定をしなくてもよかったと思う。

また、逃避行の時点では
バサラは、アスラの力は知りません。

このオオカミ事件で知るのです。




さて、チャグムの方は、
原作では、ロタに寄るシーンはありません。

ロタ王に密書を送ることもありません。

「虚空の旅人」をカットした分、
ロタ王南部の領主スーアンとの
顔見世することがなくなったので、
無理して顔見世したんでしょうね。

南部に領主スーアンと面識があるかが、
今後必要になってきます。



帝の盾についても説明もありません。

一見、チャグムの護衛に見えますが、
その実態は、
帝の命で、チャグムを消すために乗船しております。


そして、シュガも原作では乗船しておりません。

そのシュガが、「チャグム皇太子を守って」と
頭を下げます。
怪訝な顔をする帝の盾たち。

怪訝な顔ですべてを分かれっていっても
視聴者には無理です。

せめてチャグムにセリフで言わせて。


原作の方が、トーサ大提督の最後は素敵です。

サンガル船団に会う前に、
チャグムにどうすれば船員を死なせることがないように
できるかと話しています。

チャグムは意見することもなく従います。

トーサも船に移ると信じていたチャグムは、
火の中に包まれ甲板に立つトーサ大提督の名を
声が裂けるような声で呼びます。



それにしても、サンガル船団は
完全に海賊ですね。。

姿も雰囲気も。。。

原作では海の民族らしくおおらかで
また風を読んで態度を変える民族です。

原作では紳士的に接しています。

どんなにタルシュ帝国とたたかっても
相手の船は絶えず、タルシュ帝国の財力に負けたと
語っています。

今回は、そんな説明を除いている。。。


ロタもどことなく、ペルシャの感じが出ています。
ペルシャというのかシルクロードというのか、
イスタンブールというのか。。。

暖かいより暑い。

肌の露出をしているので、
イスラム圏ではないのは確か。。。

ロタって北部は寒いから、
スペインぐらいのイメージにした方が
よかったと思いますが。。。。。


チャグムが、
ヨナ・ロ・ガイ<水の民>が大量に
南から北へ泳いでいく姿を見るときに
「春」を感じます。

この春は、今後のキーワードになるんですけれど、
いわなくてよかったんでしょうか????


春あっても、完結編になるのに。。。。






それにしても「罠」ってなになに?

今後のバサラの運命と、
次回のチャグムの運命の方が
よっぽど罠にはめられた感があるんですけれど。



今回も視聴率が低そうな感じ。。。。


コメント
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