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産業カウンセラー5日目★理論

2005年05月29日 02時07分40秒 | 産業カウンセラー
この日の授業は、「傾聴の意義と技法」と「カウンセリングの理論Ⅱ」でした。
前日、新潟に遊びに行っていて始発の新幹線で帰って授業にすべり込みセーフ。。。
この日の授業は、つらかった~。仕事がずっと忙しかったので、睡眠不足だったこともあって授業中、睡魔に襲われました。
午前中は、傾聴についての理論。
「傾聴」とは、字の通り「きく」事です。
“きく”を漢字にするとわかりやすいですしょう。
『訊く』…尋ねる、問う、など質問をして答えを要求するようなタイプ。
『聞く』…聞こえる、聞いて知る、など普段の会話がこのタイプ。
『聴く』…聴こうと努力する、心をこめて聴く聞き漏らさないようにする、など相手の言葉の意味を聴きとろうとして、こちらから積極的に耳を傾ける事。
最後の『聴く』が傾聴のベースになるように思いますが、上記の3タイプの『きく』を上手に使い分けることにもポイントがありそうな気がしました

午後の授業は、もう少し自分で復習が必要なので…後日ご紹介ってことで

この日の講義で、開講から2日間何も分からず実習していて浮かんだ疑問が解けたことが大きな収穫です。
まず、聴き手、話し手、オブザーバーに分かれてカウンセリング練習で、疑問だった話し手の時の“自由テーマ”…これが、なかなかなにを話して良いのか考えてしまうのです。
「何で、こんなことばかり続けるのかしら」とか、「…これで、本当にカウンセラーとして上達するの?」という不安・疑問で先週まで結構、悶々としていたんです。
カウンセラーとして、自分自身を認識する事が大切であり、自習で自分の事を話し(自由テーマ)応答(質問や要約)に対して考える事で自分自身を深く知るという実習になっているという事は!かなり驚きでした
そう言われてみると、応答されると自分でもう一度その物事を見つめ直しているんですよ。
何気ない実習がパズルのようになっていて結果、自分に吸収されていると思うと目からウロコでした。

あともう一つは、「共感」について自習の中で疑問があがった部分。
相談者の考え探り、相談者の心の中と自分の理解を近づける事により「共感」生み出すというのでしょうか?
これが、自分(カウンセラー側)の価値観で理解できない場合、(自分のなかで)共感できないと思うというもの。
これに対する私なりの理解は、自分の価値観や考えをしっかり理解し、相談者の価値観との“距離”を分かる事によって冷静に聴き取り、相談者を理解することこそ“共感”なのでは…でした。
この“共感”は、カウンセラー側の個性でも違いがあるわけで、グループリーダーは『カウンセラーは、人それぞれで良い。』と言っていたのも納得でした。
合う人がいれば、合わない人もいる。相談者は、カウンセラーを選べるんですよね。
自分らしさを伸ばしていく事が、「自分のカウンセリング」になって行くような気がしました。
ちょっと、収穫