西鉄高架化のための区画整理の影響で、ガラーンとしてしまった「香椎みゆき通り」の中に、人気のある店がある。
それは、川沿いにある「弥五郎」という蕎麦屋さん。
テレビの企画で、地元民が選ぶ美味しい蕎麦屋ランキングに入っていたところで、確か6位くらいだったかと思います… 人気投票だと郊外の店は不利になりやすい。天神博多の店に混じって、この立地でランク入りするって凄くない? って思った記憶が。
中に入ってみると、メニューが沢山あって迷いました。国産蕎麦粉を100%使用しており「田舎そば(蕎麦の実の皮入り。健康に良い)」と「更科そば(蕎麦の実の皮を取り除いたもの。見た目が白くて美しい)」の2種類から選べるのが特徴のようです。
悩んだ末、蕎麦とミニ天丼のセットを注文。吸い物と漬物が付いており、天丼は「全然ミニじゃない!」とツッコミを入れたくなるボリューム。海老もちゃんと乗っていました。
また、蕎麦は一般的にコシを出すため「うどん粉」をブレンドしているらしく、半分以上が「そば粉」であれば「そば」と表示出来るので、半分近くが「うどん粉」の所も多いのだとか。そんな中、蕎麦粉100%なのにコシがある!? これって一体どういうこと!?
その疑問はさておき、この内容で840円(税込920円)なら、人気が出るのも必然だと思いました。
かつてタモリさんは、こう言いました。「福岡といえば『ラーメン』だと思われているけれど、実は『うどん』発祥の地なのだ」と。それから「うどんブーム」が始まったように思います。しかし、承天寺にある石碑には「うどん・蕎麦発祥の地」と書かれているのです。なので「ラーメン」や「うどん」だけでなく「蕎麦」も応援していきたいものですね。