福岡応援blog

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和白干潟のアオサ問題について考える

2024年10月14日 | 日記

福岡市東区にある「和白干潟」は、都市に近いながらも貴重な生態系が残るエリアです。干潟を訪れた際、私が目にした光景は、青々と広がるアオサに覆われた壮大な景色でした。何も知らなければ、草千里のような美しい風景です。しかし、そのアオサの繁殖が問題視されている事を知り、改めて考えさせられました。

この海藻は、以前は少なかったのだそうです。しかし、アイランドシティが出来てから過剰に繁殖し、干潟の表面を覆ってしまい、そこに住む小さな生き物たちが光を十分に得られなくなっているのだそう。

そこで思ったのは「これをもっと、食料として活用できないのだろうか…」という事です。というのも、これ普通に美味しいのです。例えば、バジルの代わりにアオサを使って作った「和風バジリコパスタ」。ケチらずたっぷり使えるので、緑が鮮やかで、和風の食材によく合います(「博多あごだし」とも相性バッチリ)。そして栄養価が高く、生でも乾燥させても使える、賢い食材です。

福岡市では現在(エコチャレンジとして)和白干潟での「アオサ回収イベント」を開催しているようですが、これを「ゴミ回収」ではなく「アサリ狩り」や「フルーツ狩り」のような楽しいイベントにすれば、さらに多くの人々に参加してもらえるのではないだろうか、と思ってしまいました。採ってその場でグリーンペーストにして、パスタソースを作って食べることが出来たら最高です。

さらに、和白干潟のアオサを活用したメニューを提供している飲食店を、もっと宣伝すればいいのにと思いました。例えば、地元の飲食店が「和風バジリコパスタ」や「(わかめスープならぬ)あおさスープ」などの料理を提供し、それがSNSで広がれば、他の飲食店も「われも、われも」と追随し、新しい福岡グルメの誕生につながるかもしれません。



 


生きものたちの楽園 ~和白干潟~

2024年10月13日 | 旅行

福岡市内からほど近い場所に、都会の喧騒を忘れさせる「和白干潟」が広がっています。アイランドシティが建設されていた頃に「和白干潟を守ろう」という運動があり、それで初めて、この場所の存在を知りました。最近、その和白干潟が「日本の里100選」に選ばれていたことを知り、訪れてみることにしました。

和白干潟へは「JR和白駅」か「JR唐の原駅」で降りて、海に向かって歩けば、辿り着くことが出来ます。しかし、両駅の中間地点あたりが一番眺めが良く、砂浜に降りるスロープもあるのでオススメです。実際に現地に足を踏み入れてみると、その広さに圧倒されました。遠浅の砂浜が果てしなく続いており、地図上では想像できなかった光景が目の前に広がっていました。

和白干潟の魅力は、ただ広い砂浜だけではありません。アオサのような水生植物が生えており、サギのような海鳥が羽を休めていました。湿った砂の上に、小さな穴や砂だんごが点在していて、小さなカニが忙しそうに出入りしています。さらには、ヤドカリのような巻貝も沢山いて、小さな子供が目を輝かせていました。

また、干潟の先には「海の中道」が広がっていて、独特の景観を外側から眺めることが出来ました。この場所に足を踏み入れなければ、この場所を守りたいとは思わなかったかもしれません。しかし、一度訪れてみると、この場所がなくなってしまったら残念だな、という気持ちが自然と湧いてきました。

和白干潟は、天神から志賀島へ向かうバス路線の途中にあります。多くの人は、この場所をスルーして「海の中道」や「志賀島」へ直行していると思いますが、ぜひ一度、途中で立ち寄ってみて欲しいです。


 


2024年のパワースポット・志賀島一周ドライブ

2024年10月05日 | 旅行

有名な風水の専門家が「2024年、日本で一番のパワースポット」と発言された事で、今年話題になっている「志賀島」を一周してきました。当初は、自転車でと思っていましたが、それは無謀な計画だったと判明しました。なぜならば、外側のルートは車道以外に殆ど道幅がなく、そのすぐ横は海となっています。また、内側のルートは、いびつな地形で見通しが悪く、道幅が狭いため、危険だと感じました。

なので、車での周遊が妥当でした。私は運転をしていないのですが、有名な「中西食堂」でサザエ丼を食べてからの「志賀島神社」参拝から始まり、左廻りにぐるっと一周しました。海にそそり立つ岩場や、福岡市内や海の中道、そして能古島などを見渡すことが出来、どの方向から見ても見ごたえのある景観が楽しめました。

但し、運転手にはその景色を堪能する余裕がなかったようです。見通しが効かないうえ、道が曲がりくねっているため、運転に集中せざるを得なかったからです。そこで、景色を楽しみながら観光できるよう、一時間に一周くらいのペースで回る観光バスを運行させたら良いのではないか、と思ってしまいました。

そして、最後の方に「金印公園」がありました。その展望台には、実物大の金印のレプリカが展示されており、福岡市内を海越しに一望できる絶景が広がっていました。ここは(正確な位置は特定されていないそうですが)おおよそ金印が発見されたと考えられている場所であり、思わず「ここで発見されたとは、どういう事なのだろう…」と、歴史の謎に思いを馳せてしまいました。

志賀島は「2024年最強のパワースポット」というだけでなく、独特の景観と歴史を感じられる場所でもありました。海風が冷たくなる前の、今の季節に行っておいて良かったです。

 

 


福岡が誇る緑のストリート ~赤坂けやき通り~

2024年10月05日 | 日記

福岡市の中心を走る「赤坂けやき通り」。通勤で何気なく通り過ぎていたその道が、実は「新・日本街路樹百景」や「福岡市都市景観賞」「福岡アメニティ百選」などに選ばれていた事を知りました。

赤坂けやき通りは、福岡市中央区の「警固」から「赤坂三丁目」交差点を結ぶ、約800メートルの道です。しかし、実際に現地を訪れてみると、けやき並木は「警固神社」の辺りから続いており、もっと長く感じられます。そして本格的に「赤坂けやき通り」に入ると、けやきの樹々が大きくなり、存在感を増していきます。

特に私が心を奪われるのは、けやきの枝が両サイドから伸び、まるで緑のトンネルを作り出しているような景色です。通りを歩くと、まるで森の中にいるかのような気持ちになり、マイナスイオンで癒されます。そして「護国神社」や「大濠公園」「福岡城跡」「福岡市美術館」など、福岡の名所が集積するエリアに到着します。

この通り沿いは、高級住宅街として知られています。街路樹が地域の価値を高めていることは、ここを訪れるとすぐに実感できます。木々が育つことで街が豊かになり、不動産の価値が高まる。それならば、もっと多くの地域で樹木を大切に育てていけばいいのにと、思わず考えてしまいます。

すべての道が緑に溢れ、すべての家が木々に囲まれるようになれば、少しは地球が涼しくなるのではないだろうか… 赤坂けやき通りは、そんな自然との共生を考えさせてくれる道でもあります。

 

 

 

 


博多阪急の地下にある伝説のカレー店 ~ナイル~

2024年10月04日 | グルメ

福岡には多くの名店がありますが、今回はその中でも特にカレー好きにはたまらない「ナイル」についてご紹介します。かつて、西鉄福岡駅の「名店街」にあり、1日に1,000人以上が並ぶという伝説を残したお店です。再開発の影響で、惜しまれつつ一度閉店したものの「益正グループ」がレシピを受け継ぎ、博多駅ビル内にある「博多阪急」の地下でその味を提供しています。

ここで、絶対に注文したいメニューは「あいがけカレー」。元祖ナイルカレーの「甘口」と、新たに開発した「中辛」と「辛口」を一度に楽しめる一品です。黄色の甘口ルー、黒い辛口ルー、そしてその中間の中辛ルーが、皿の上で美しいグラデーションを作り、インスタ映えもバッチリ。また、黒いルーは美味しいのですが、とても辛いので、甘口や中辛とミックスすることで、程よい辛さに調整されます。

また「ナイル」では、常連さん向けに、お得なサービスがあります。店頭のQRコードを読み取って会員登録をすると、1回目の来店時にはオレンジジュース、2回目にはコールスロー、そして3回目には人気トッピングの「たまごカツ」が無料で提供されるのです。この案内は、福神漬けやらっきょうが入った容器の後ろに隠れています。

自分も、最近初めて見つけて会員登録しようとしましたが、スマホの不具合なのかインストールが上手くいかず。でも、辛いカレーを食べた後のオレンジジュースはたまりません。今度来たときには、再チャレンジしようと思っています。