どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

ラストシーン

2022-09-30 08:36:00 | 日記


一通りラストまでネームやってみました。同じストーリーなんだけど、構成を変えて、前にはなかった葵の家庭環境と2人の気持ちを掘り下げたら違った話になった。

前作より「恋の始まり」が前面に出てきた。
前作の葵は親友の翔が片想いしている陽(あかり)を横取りすることに苦悩してたのに、今作は陽を好きになって翔の事は、頭から飛んでいます。

ラスト前には、高3という受験期に始まった恋だけど、2人の幸せな未来を夢見て更に努力をしている葵と、あまり会えないけれど葵の家の鍵を握って天にも昇る気持ちで走っている陽が描いてあります。

早くに父の不倫相手だった母を亡くし、独りぼっちになった葵。喪服を着て泣いている子供の姿と葵と陽の2人がキスをしているシーン。
「もう、1人じゃないんだ」
これでストーリーの本筋は終わります。

で、最後のエピローグは、ファーストシーンとほぼ同じコマ割り、但し葵と翔の会話が逆に進む。
翔の知らないところで、たったの1日で陽を横取りした葵が余裕をかましてる表情。
「かもね」が最後のセリフ。

陽は、翔の事を元々「兄」としか思っていません。幼い恋心は不器用でストレート。葵が横取りしたわけではなく、主導権は陽が握っています。

最後にストーリーとは関係なく1p描いておきました。

これが3人の物語の始まり。
23年間の見えない三角関係。

後に続く、「命の花」「アンビバレンス」を示唆しています。「命の花」も人物入れまでしてあります。これも描き直しだけど。

キャラが大人になっていく、問題は思ってもいない複雑な状況へ。女は強かで女優。
いつまでも幼い雰囲気が残る陽。葵と翔は翻弄されてるとも言える。

とにかく、来週からネームの推敲。2週間後には、本原稿。今日から東京に行こうと思っていたのが、近距離別居の家族がコロナになっちゃった。