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不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

農地バンクの活用が思ったほど進んでないらしい

2015年05月20日 | 日記
農地中間管理機構=農地バンク


作り手のいなくなった耕作放棄地などを集約して

農業の大規模化を図るべく創設されている制度だが、

活用が進まない様子。


新聞記事では、

“農地の所有者の間では

先祖代々の土地を、

顔も知らない人に貸すことに

ためらいがある”

との関係者の言葉を紹介している。


所有権者の意向が壁の一つであることが

窺える。

権利と義務は表裏をなすけど、

資産税などの納税だけが義務じゃない

と考えてますがね。

過去の系譜も大切ですが、

将来世代への配慮や責任

といったものをどうお考えなのか。

現場の肌感覚としてその辺のことを

感じることがあります。



比較的需要者の多い市街地などの空家問題や遊休地

といった活用に供されない(供給しない)社会的資産の

その多くが売手や貸手といった供給サイドが

ネックになっているケースは少なくない。

というのが実感。


農地バンクについても

今のところ完全に需要超過であることが

紹介されている。


中心市街地の空洞化、

シャッター街、

それを受けての

中心市街地の活性化なども

同質の課題。


所有権者の意思が

社会のベクトルに呼応してくれてこそ

この手の課題が解決へ動き出すと

内心ずっと確信しているのだけれど。


も一つ付け加えるなら、

行政サイドのハコいじりなど

血税の投入が先行するのは

優先順位が違う。

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