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不動産鑑定士運営の相談センターのブログ。佐賀での身の回りの出来事、発見、珍事など備忘録を兼ねて、遊び心でつづっていきます

佐賀県総合運動場の今後に関して

2019年03月01日 | 日記
SAGAサンライズパークとやらの計画が進められているらしい。

この計画の総事業費については

470億円といった報道があったっけね。

へぇ~そんなにとは思ったものの

ピンとこないというのが正直なところ。


さて、既に現地ではボーリング調査などが実施されてたのは

目にしてたけど

工事に関してはこれからですかね。

どうやらこの3月初旬から現在の駐車場利用に部分的制限がなされて

始まるようで、利用してる方々は注意しなくちゃです。


(出典:県のHP)


ちなみに計画はこんな感じらしい。


(出典:県のHP)


疑問、不安は多い青写真だけど

ここでは2点だけ意見したい。

まず1つめ。

自身や子どもたちのスポーツなどでちょいちょい利用してる立場からすると

駐車場に対するプロジェクト執行当事者各位の認識が

現行利用者の認識とかなりギャップがある公表内容である。


あの付近には、

県の総合運動場や体育館、市の文化会館、国立病院といった

大きな施設が集積してて

日によっては総合運動場、体育館、文化会館で

大会や公演などのイベントが重なっている。

このケースでは各会場に備えられている駐車場は完全にパンクしている。


そして唯一の立体施設である国立病院の駐車場に

流れていくのである。

病院だってその自らの規模を前提として駐車場を用意しているし、

目的外で利用が集中した場合に起こり得る不都合も

想像にそう難くない。


報道によれば

計画は今と同じ規模の駐車場は確保するような内容だった。

( ゚Д゚)ハァ?

寝言は寝床でどうぞ、である。


電車、バスをもっと利用する。

賛成である。


しかしだ。

各種競技や公演等の参加者は必要な用具等がある

ことが多い。

県内は固より県外から競技にエントリーするケースも多く、

マイクロバスで来場される様子もよく目にする。

既に現行キャパで不足を訴える利用者は少なくない。


即ち、今示されている計画で突き進めば

現行より状況が深刻化するのは

火を見るより明らかである。

単に批判する意図はない。

利用しやすい施設に必要な配慮の一つについて

意見を出してるだけだ。


そして2つめ。

工事完了見込みは2022年9月とか。

工事中の各施設の利用可能見込や代替施設について

どこで積極的に案内されてるのだろう?

アドバルーンを上げるのは結構なこと。

利用者は置き去りか

とは言わないが

プロジェクトを成功に導く過程に

何が必要か

吐くほど考え抜いて欲しい。

470億円のプロジェクトである。

相応の人財が参画、投入されているはずである。


ちと今日は長くなっちゃってるけど最後にもう一つ。

先日報道で竣工後の施設利用収入などが

議会で議論された旨の記事を見た。

申し訳ないが議事録を拝見する余裕はなく

記事しか見ていない中で書いている。

収入、もっと言えばCF(キャッシュフロー)を語る場合

その前提があるはずである。

ここでの前提とは

計画施設の内外に亘るハード及びオペレーション。

その内容によってCFは変動する。

しかも施設が施設なだけにそのCF期間は超長期である。

施設のLCC(ライフサイクルコスト)も反映するのは言うまでもない。

前提をないがしろにして

餅に絵を描いたところで

貴重な議事の空費である。



県民の誇る財産とはなっても

将来の県民のレガシー・コストと化さぬよう

今の時代の一県民として切に切に願う。
コメント
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