車窓
2022-01-05 | 詩
覚えているようで 忘れている線路の曲線
フラついて 止めた靴の位置にある既視感
異なるようで 複写された真赤な勾配屋根
凸凹に連なって 連結もあやふやな繋ぎ目
枯れないようで 芽吹くため落ちる広葉樹
うつらうつらして 目覚ます扉からの寒風
届くようで 触れられない高さを流れる雲
警笛が鳴って 駅とともに繋がる過去未来
フラついて 止めた靴の位置にある既視感
異なるようで 複写された真赤な勾配屋根
凸凹に連なって 連結もあやふやな繋ぎ目
枯れないようで 芽吹くため落ちる広葉樹
うつらうつらして 目覚ます扉からの寒風
届くようで 触れられない高さを流れる雲
警笛が鳴って 駅とともに繋がる過去未来