60代 スッキリ行こう🐦

還暦過ぎた!
これからも、心の向くままケセラセラ。

綿花

2011-05-28 07:17:45 | 震災後の日々

DNA鑑定の結果を待っていた娘の義弟のご葬儀が、やっとこの木曜日行われた。
あちらの身内だけでの、仮設のお寺でのご葬儀だったそうです。

義弟は、中学にあがるか、あがらないかの時にお母さんを亡くしたことや、
いろんな要因で、少し社会性がなかったかもしれなく、
兄や姉が家を離れた後も、数年前に仕事も辞めて家にいて
家と一緒に津波にのまれた。

時間がたったこともあり、お義父さんは、気持ちが落ち着いた様子で
家庭も、仕事もなかった子だから、誰にも迷惑をかけなくてすんだし、
家にいて、家を守ってくれたんだ。
そういう定めを持っていた子なのかもしれないと、おっしゃったと言う。

親戚中から、いろいろ言われていた子かもしれないけど、
自分にとっては、たくさんの教えを残してくれた子だと。。

日頃しっかりするようにと、その子に言っていたみんなが
もっと優しくしてればよかったと大泣きしたと、涙ながらに娘は言っていました。

それでも、こうやって遺体が帰ってきて葬儀ができたことで
みんなの気持ちに一区切りがついたんだと、最後は明るく電話を切りました。

この事は、私にも、いろんなことを教えてくれた気がします。

心から冥福を祈りたいです。





そんな中、
今朝のニュースで、これぞ復興という話を聞きました。

津波につかった宮城の名取の田んぼを借りて
大阪の会社が綿花を育てるという。

綿花は、塩分に強く、塩を吸収してくれるらしい。

綿花を栽培し、収穫できた綿で
靴下を作るんだって。。。

そうよね。世界中を探せば
塩の強い土地でも育つ作物がたくさんあるのでしょう。

自然は脅威にもなるけど、結局はそれを恵みに代えて
人は生きていく術を探し続けてきたんだろうなあ。


沿岸に綿花の海が広がるかもしれません。









(写真は、オーガニックコットンタオルのサイトからお借りしました)








コメント (4)
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