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これはもう性格的なものだと思うけれど、私は遅刻ができない。
だれとの約束でも、とにかく早めに着かないと不安になる。
そういうわけで、60歳で新入社員になった私は、やっぱり、会社にも早くに着いてしまい、
いつも始業の1時間以上前には出社していた。
ただ、会社で一番早く入ることはできなかった。というのは、私が契約社員だったから。
(60歳定年制なので、60歳以上の正社員はいません)
正社員が最初に入らないと、不正に鍵を開けたということになって、えらいこっちゃになる。
「泥棒か」と、セコムさんたちが駆けつけるから、怒られる。始末書もの。
早く出勤する正社員さんたちは決まっていて、その人たちが来る日は余裕だけど、
シフト制だから、早く出社する人がいない場合は、待っていなければならず、
時間を持て余し気味に。
通勤は車なので、マイカーの中で待っていればよく、さほど問題はないのだけど、
自分の休み明けだと、休んでいた間に「何ごとか起きている」ことがあるので、チェックして
すぐに対応をしておきたい私はこの時間が結構、苦痛だった。
そのうち、どう考えても正社員さんだけでは対応できないということになったらしく、
契約社員でもOKとなって、待たずにすむようになったのはありがたかった。
ただし、今度は「早すぎる出社」も問題視されるようになった。
早出は手当の対象になるから困るということらしい。
あらら。というわけで、出勤しても、タイムカードの打刻時間を遅らせるなりして対応は
していたけれど、同じ課内で、1時間以上前に出勤するのは課長だけで、係長はやや早めの20分前。
ほかの役職者は始業の8時のチャイムが鳴ると同時に滑り込むのが通例。
この主任たちの滑り込みセーフは私にはちょっと「解せぬっ」だった。
だって、シフト制で休みがバラバラだから、課長や係長がお休みのときもあるわけで。
そのときは主任クラスが対応の必要もあるのに、来ていないってどうにもこうにも解せぬっ。
始業は8時であっても、24時間サイトが動いているIT企業だから、夜中になにか大きなことが
起きてしまっていることがあるわけで。
そういう場合は、始業よりも前に判断と対応をしないといけないこともある。当然。
先に出勤している私が判断しないといけないことが出て来てしまう。
判断はできるんですよ。もちろん、私も長く役職者でしたから。
仕事内容は違っても全体的なコストなどを考えて最も最善の判断を選択する
こと自体は特に困るわけではないけれど、今の会社内では正社員と契約社員、
役職と平社員の立場をわきまえないと、いろいろと問題視される。
好きにやっていいなら判断の責任は持つのだけど。
他部署の方から相談されて、
私「それはおそらく、こういう対応でいいとは思うんですが、私の判断で決めるわけには…」
担当者「今日の役職はだれが来ますか?」
私「××主任ですが、8時にならないと出社しないので…」
担当者「うーん。少しでも早く対応しないとまずいと思うんですがねえ」
と、ため息をつかれる。
IT企業は24時間、365日サイトが動いているから、何かあると、すぐに対応しないと、
損害が大きいから、気が休まらないところがあるのは、本当に大変だと思うけれど、
この危機意識がほとんどない主任さんたちに、ちょっとびっくり。
これが時代っていうものなのかなあと思うけれど、40代の課長さんは私と同様の考え方で、
彼女もいつも「気持ちがわからないのよねえ」と首を傾げている。
課長が注意をしても早く出社することは全くない。
「はあ? 始業に間に合っているなら問題ないでしょ」と平気だ。
早く着くこともあるようすただけど、8時ぎりぎりまで、マイカーの中でゆっくりしているらしい。
ま、ま、ま、ま、マイペース!(笑)
これはもう、価値観の相違というのか。
課長や私のように1時間以上前の出社が「ふつう」なんて言いたいわけじゃないんです。
せめて、始業の10分前には来ていてほしいというつたない願いなのだけど。
1分でも支払いのない無償の時間に自分の時間を費やすなんてしたくないという考え方みたい。
私たちの時代なら、遅刻ぎりぎりに出社する人間は、評価されなかったけれどね。
昔は「こうなくちゃいかん」といった頭の固い上司とかがいた気がするけれど、
それはそれで害悪でもあるから、今は下の方が上にはへつらわないのが「ふつう」になって、
上司に意見をするのも「ふつう」になって、それは悪いことでもないとは思いつつも、
方針がまとまらない、定まらない。決まったことには従わないというのはほんとに大変だなと。
今の時代に正社員で役職者で・・なくてよかったなとこっそり思うわけです。
写真は今日の通院のみちすがらに咲いていた「ノウゼンカズラ」。
今日の診察は織田裕二さん似の先生。これから織田先生と呼ぼう(笑)
だれとの約束でも、とにかく早めに着かないと不安になる。
そういうわけで、60歳で新入社員になった私は、やっぱり、会社にも早くに着いてしまい、
いつも始業の1時間以上前には出社していた。
ただ、会社で一番早く入ることはできなかった。というのは、私が契約社員だったから。
(60歳定年制なので、60歳以上の正社員はいません)
正社員が最初に入らないと、不正に鍵を開けたということになって、えらいこっちゃになる。
「泥棒か」と、セコムさんたちが駆けつけるから、怒られる。始末書もの。
早く出勤する正社員さんたちは決まっていて、その人たちが来る日は余裕だけど、
シフト制だから、早く出社する人がいない場合は、待っていなければならず、
時間を持て余し気味に。
通勤は車なので、マイカーの中で待っていればよく、さほど問題はないのだけど、
自分の休み明けだと、休んでいた間に「何ごとか起きている」ことがあるので、チェックして
すぐに対応をしておきたい私はこの時間が結構、苦痛だった。
そのうち、どう考えても正社員さんだけでは対応できないということになったらしく、
契約社員でもOKとなって、待たずにすむようになったのはありがたかった。
ただし、今度は「早すぎる出社」も問題視されるようになった。
早出は手当の対象になるから困るということらしい。
あらら。というわけで、出勤しても、タイムカードの打刻時間を遅らせるなりして対応は
していたけれど、同じ課内で、1時間以上前に出勤するのは課長だけで、係長はやや早めの20分前。
ほかの役職者は始業の8時のチャイムが鳴ると同時に滑り込むのが通例。
この主任たちの滑り込みセーフは私にはちょっと「解せぬっ」だった。
だって、シフト制で休みがバラバラだから、課長や係長がお休みのときもあるわけで。
そのときは主任クラスが対応の必要もあるのに、来ていないってどうにもこうにも解せぬっ。
始業は8時であっても、24時間サイトが動いているIT企業だから、夜中になにか大きなことが
起きてしまっていることがあるわけで。
そういう場合は、始業よりも前に判断と対応をしないといけないこともある。当然。
先に出勤している私が判断しないといけないことが出て来てしまう。
判断はできるんですよ。もちろん、私も長く役職者でしたから。
仕事内容は違っても全体的なコストなどを考えて最も最善の判断を選択する
こと自体は特に困るわけではないけれど、今の会社内では正社員と契約社員、
役職と平社員の立場をわきまえないと、いろいろと問題視される。
好きにやっていいなら判断の責任は持つのだけど。
他部署の方から相談されて、
私「それはおそらく、こういう対応でいいとは思うんですが、私の判断で決めるわけには…」
担当者「今日の役職はだれが来ますか?」
私「××主任ですが、8時にならないと出社しないので…」
担当者「うーん。少しでも早く対応しないとまずいと思うんですがねえ」
と、ため息をつかれる。
IT企業は24時間、365日サイトが動いているから、何かあると、すぐに対応しないと、
損害が大きいから、気が休まらないところがあるのは、本当に大変だと思うけれど、
この危機意識がほとんどない主任さんたちに、ちょっとびっくり。
これが時代っていうものなのかなあと思うけれど、40代の課長さんは私と同様の考え方で、
彼女もいつも「気持ちがわからないのよねえ」と首を傾げている。
課長が注意をしても早く出社することは全くない。
「はあ? 始業に間に合っているなら問題ないでしょ」と平気だ。
早く着くこともあるようすただけど、8時ぎりぎりまで、マイカーの中でゆっくりしているらしい。
ま、ま、ま、ま、マイペース!(笑)
これはもう、価値観の相違というのか。
課長や私のように1時間以上前の出社が「ふつう」なんて言いたいわけじゃないんです。
せめて、始業の10分前には来ていてほしいというつたない願いなのだけど。
1分でも支払いのない無償の時間に自分の時間を費やすなんてしたくないという考え方みたい。
私たちの時代なら、遅刻ぎりぎりに出社する人間は、評価されなかったけれどね。
昔は「こうなくちゃいかん」といった頭の固い上司とかがいた気がするけれど、
それはそれで害悪でもあるから、今は下の方が上にはへつらわないのが「ふつう」になって、
上司に意見をするのも「ふつう」になって、それは悪いことでもないとは思いつつも、
方針がまとまらない、定まらない。決まったことには従わないというのはほんとに大変だなと。
今の時代に正社員で役職者で・・なくてよかったなとこっそり思うわけです。
写真は今日の通院のみちすがらに咲いていた「ノウゼンカズラ」。
今日の診察は織田裕二さん似の先生。これから織田先生と呼ぼう(笑)