酔っ払いの越知は5月3日に帰省する予定とか。
昨夜の高校生の英語の授業は2007年度代ゼミの第四回マーク模試。
津高の兄ちゃん、残念ながら2週続けての高得点ならず。
しかし英単語を毎日試験し始めたのは2週間前、それで点数が上がるのなら俺は英語を教えない。
ひたすらに英語をやっても上がらないから、時間対制効果が比例しないから、俺がわざわざ英語を教えている。
理不尽と言われようとも英語という教科に強制力は不可欠。
その理不尽さを発揮できるのは、この塾の長たるべき俺しかいないのだ。
年長さんのれいが167点、それを現役が追いかける展開。
やっと春華(宇治山田高3年)が140点台に突入。彩加(津西3年)は131点で頓挫。
これら高3以上に年長さんを脅かすのが俺が高校入学後も教え続けた今年の高2。
久しぶりに登場の祐(津高)が145点と気を吐けば、瞭(津高)が148点と凌ぎきる。
残念なのは慎也(津高)が欠席、今日も130点以上を叩けば一皮剥けたと確信したのだが・・・。
このあたりがウチの塾の真骨頂だ。
年長さんたちがフワフワしながら浪人生活を送っていると、威勢のいい現役が近づいてきては背中を脅かす。
この緊張感が浪人生活の1年間のBGMとなれば志望大学に合格するはずなのだ。
その意味では補欠たるべき現役にこそ頑張って欲しい。
その絶え間ないプレスこそが、先輩達が力を使い果たした後の乾坤一擲の最後の一歩となりうる。
試験終了後に春華に英単語のプリントを覚えるように指示を出す。
今日やったばかりの模試に出てきた単語だ。
印象は鮮烈なはず・・・ゆえに全180単語を覚える時間を15分に設定。
それを春華は13分で覚えてみせた。
着実に受験生になりつつある・・・。
気分をよくして春華を伊勢まで送る。
その春華の初陣たる高3の第一回マーク模試は10日後の5月6日。
春華の家に着いたのが深夜0時30分過ぎ。
塾に戻ったらアキラが勉強している。
さっそく一般教養の日本史の質問が繰り出される。
ここ最近日本史を教えていない俺は防戦一方に終始する・・・。
午後から悠佑と病院でランデブー。
帰りに本屋を覗くとセンター試験の赤本が置いてある。
英語や数学はあるが倫理や政治経済はない。
とりあえずは傾向が大きく変わった英語と数学を購入する。
年長さんたちは今年のセンター試験をもう一度解く必要がある。
どこで間違えたのか、どこで心が震えたのか・・・検証すべきなのだ。
その時の気持ちの揺れを体感すべきなのだ。
来年、同じ失敗を繰り返さないために。
塾に戻ると曽爾村から帰ってきた智子が勉強している。
英語と数学はかなり進めている。
何を勉強しているのかな・・・理科である。
学校では始まったばかりだそうで、要点を簡単に説明してそのまま理科を進まさせてみる。
学生服姿の颯太、塾から8km離れたところからやって来る。
英語をやっとき・・・俺が言うより素早く本棚から数学の問題集を持ってきて解き始める。
いつもの太極拳なみの動作がこのときばかりはK-1やね。
苦笑しきりで好きにさせることにする。